平成22年2月埼葛斎場組合議会

議 事 日 程 (第1号)


                   平成22年1月25日(月曜日)午後1時30分開会


    開会と開議
    管理者のあいさつ
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案第1号上程、説明、質疑、討論、採決
第 5 議案第2号上程、説明、質疑、討論、採決
第 6 議案第3号上程、説明、質疑、討論、採決
第 7 議案第4号上程、説明、質疑、討論、採決
第 8 議案第5号上程、説明、質疑、討論、採決
    管理者のあいさつ

    閉  会

出席議員(13名)
  1番   秋  山  文  和  議員   2番   鈴  木     保  議員
  3番   石  川  勝  也  議員   4番   中  野  政  廣  議員
  5番   岡  田  秀  夫  議員   6番   会  田  幸  一  議員
  7番   中  里  幸  一  議員   8番   都  築  能  男  議員
  9番   興     淳  明  議員  10番   五 十 嵐  み ど り  議員
 11番   関  根  頌  二  議員  12番   堀  内  善  仁  議員
 13番   山  口     保  議員

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定による説明者
 管  理  者   春日部市長         石   川   良   三
 副 管 理 者   蓮田市長          中   野   和   信
    〃      白岡町長          小   島       卓
    〃      杉戸町長          古   谷   松   雄
    〃      春日部市副市長       秋   村   成 一 郎
 会計管理者     春日部市会計管理者     石   川       隆
 事 務 局 長                 飯   野       勝
 担 当 課 長   春日部市市民課長      折   原   章   哲
    〃      蓮田市みどり環境課長    野   口   勝   夫
    〃      白岡町生活環境課長     田   口   嘉   章
    〃      杉戸町環境課長       小   暮   正   幸
 出 納 室 長   春日部市出納室長      國   米   純   子

職務のため出席した職員
           埼葛斎場組合事務局     山   口   俊   一
           主幹兼事務局次長


開会及び開議の宣告

石川勝也議長 [ 1 ] ただいまから平成22年2月埼葛斎場組合議会定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。

                                                      (午後 1時30分)

管理者のあいさつ

石川勝也議長 管理者のあいさつを願います。
石川良三管理者 [ 2 ]  新しい年になって初めての議会でございます。改めまして、明けましておめでとうございます。
 本日は、平成22年2月埼葛斎場組合議会定例会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様、公私とも大変お忙しい中ご参集を賜り、心から御礼を申し上げます。
 今定例会にご提案申し上げます議案は、専決処分の承認を求めるについてを含めて全部で5議案でございます。議員の皆様におかれましては、慎重審議の上、承認あるいは可決を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たってのあいさつとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

会議録署名議員の指名

石川勝也議長 日程第1、会議録署名議員の指名をいたします。

会議録署名議員

   4番  中 野 政 廣 議員  
 5番  岡 田 秀 夫 議員  

   を指名いたします。

会期の決定

石川勝也議長 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
 この際、お諮りいたします。2月定例会の会期は本日1日間としたいと思います。ご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 異議なしと認めます。
 よって、会期は本日1日間と決しました。

諸般の報告

石川勝也議長 日程第3、諸般の報告をします。
 地方自治法第121条の規定により、本定例会における説明者の出席を求めたところ、お手元に配付してあるとおりの報告がありましたので、ご了承願います。
 次に、埼葛斎場組合議会議員行政視察研修結果の報告書をお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。

議案第1号 専決処分の承認を求めるについて

   議案第1号 専決処分の承認を求めるについて  

石川勝也議長 日程第4、議案第1号 専決処分の承認を求めるについてを議題といたします。
 事務局、朗読を願います。

                          〔事務局朗読〕

石川勝也議長 本案についての説明を願います。
 事務局長、説明してください。
飯野 勝事務局長 [ 3 ]  議案第1号 専決処分の承認を求めるについて、経過及び内容を説明申し上げます。
 今般の専決処分は、埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてでございます。埼玉県市町村総合事務組合から平成21年9月3日付で、埼玉県市町村総合事務組合の規約の一部変更について、規約変更に係る議決書の謄本及び協議書を平成22年1月20日までに同組合へ提出するように求められたところでございます。一部事務組合の規約の変更には、関係地方公共団体の協議を経て、県知事の許可を受ける必要がございます。その協議につきましては、構成団体の議会の議決を経る必要があり、本来は議会の議案として審議をお願いするところでございますが、提出期限までに議会を招集するいとまがないため、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分をしたものでございます。
 次に、変更内容について説明申し上げます。加須市が交通災害共済事務に新規に加入したことに伴う変更でございます。
 附則につきましては、この規約の施行を埼玉県知事の許可のあった日から施行するものでございます。
 以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
石川勝也議長 本案についての質疑を求めます。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 質疑がないようですので、本案についての質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論を求めます。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決をします。
 本案について賛成の議員の起立を求めます。

                          〔起立全員〕

石川勝也議長 起立全員であります。
 よって、議案第1号は承認されました。

議案第2号

   議案第2号 埼葛斎場組合職員の育児休業等に関する条例の全部改正に  
       ついて  

石川勝也議長 日程第5、議案第2号 埼葛斎場組合職員の育児休業等に関する条例の全部改正についてを議題といたします。
 事務局、朗読を願います。

                          〔事務局朗読〕

石川勝也議長 本案についての説明を願います。
 事務局長、説明してください。
飯野 勝事務局長 [ 4 ]  議案第2号 埼葛斎場組合職員の育児休業等に関する条例の全部改正について、提案理由及び内容を説明申し上げます。
 このたびの改正は、春日部市職員の育児休業等に関する条例を準用するための全部改正でございます。春日部市の12月定例議会におきまして、埼葛斎場組合が準用している春日部市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例について、休息時間を廃止する改正が行われ、1週間の勤務時間は40時間から38時間45分に変更されました。これに伴い、育児短時間勤務職員の1週間の勤務時間も変わることになり、埼葛斎場組合職員の育児休業等に関する条例を改正する必要が生じてまいりました。
 埼葛斎場組合では、組合の育児休業等に関する条例が春日部市の育児休業等に関する条例と同一の内容であること、勤務時間等に関する条例や、これと密接に関連する給与条例についても春日部市の条例を準用していること、職員の服務に関する条例であり、事務の簡素化にもつながることなどを考慮いたしまして、埼葛斎場組合の育児休業等に関する条例の全部を改正し、春日部市職員の育児休業等に関する条例を準用するものでございます。
 附則につきましては、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
 以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
石川勝也議長 本案についての質疑を求めます。
 秋山議員。
1番秋山文和議員 [ 5 ]  何点かお尋ねをしておきますが、今の説明では、職員に関するもので主要な条例はみんな春日部市のものを準用しているということなので、その都度、一部分独自に改正するよりも、準用という形で全部改正のほうが早いのではないかと、そういう内容かなというふうにお聞きをしたのですが、そういうことでよろしいのかどうか。
 それから、今日までずっと独自のものを持ってきていたわけです。それを今回、この時点で春日部市の、給与とか、さまざまな服務の規定をこの際準用という形にする。なぜ今なのか、この2点お聞かせください。
石川勝也議長 答弁を願います。
 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 6 ]  まず、春日部市条例との違いでございますけれども、先ほどもご説明申し上げましたとおり、春日部市の条例に倣って改正をこれまで続けてきておりまして、同一の内容となっております。また、育児休業等に関する条例と非常に関連性が高い春日部市の職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例や給与条例などは、職員の勤務条件に関する条例につきましては、春日部市の条例の準用をこれまでしております。これらのことから、育児休業等に関する条例も準用することとしたほうが引用しやすく、また条例改正等の事務の簡素化にもつながるものと考えたものでございます。
 以上でございます。
石川勝也議長 ほかに質疑ありませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 質疑がないようですので、本案についての質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論を求めます。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 以上で、討論を終結し、採決をいたします。
 本案について賛成の議員の起立を求めます。

                          〔起立全員〕

石川勝也議長 起立全員です。
 よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。

議案第3号

   議案第3号 埼葛斎場組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補  
       償等に関する条例の一部改正について  

石川勝也議長 日程第6、議案第3号 埼葛斎場組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 事務局、朗読願います。

                          〔事務局朗読〕

石川勝也議長 本案についての説明を願います。
 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 7 ]  議案第3号 埼葛斎場組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について、提案理由及び内容を説明申し上げます。
 雇用保険法の一部改正により、本条例の根拠となる地方公務員災害補償法が改正され、他の法律との調整規定のうち船員保険法による調整規定が削除されました。本組合の条例では、第2条の職員の定義において、当初から非常勤の船員を職員とする想定をしていないため、船員保険法に関する規定はありません。しかし、この条例に定めのない事項について規定している第16条においては、船員保険法との調整規定である地方公務員災害補償法第46条の2が引用してありましたので、法改正に合わせて必要のない部分を削除するものでございます。
 附則につきましては、この条例の施行日を公布の日からとするものでございます。
 以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
石川勝也議長 本案についての質疑を求めます。
 秋山議員。
1番秋山文和議員 [ 8 ]  そうすると、法46条の2を、もともと船員に関するものだったので、この組合には当然関係はないのですけれども、雇用保険法の一部改正で船員保険法が一部改正になって、それでこの規定を変えると、こういうことなのかね。もともと埼葛斎場組合の議員や非常勤職員に余り関係ないところなので、何の必要性があるのかなという程度の質疑なのですが、お答えいただけますか。
石川勝也議長 答弁願います。
 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 9 ]  法第46条の2を取るということでございますけれども、どういう意味があるのかの質疑にお答えいたします。
 これまでの非常勤の船員が公務上被災した場合、船員保険法による補償が適用されてきたため、本条例の適用を受ける職員から除外する旨の規定がございました。しかし、雇用保険法等の一部改正により、船員である非常勤の職員についても、地方公務員災害補償法及び同法の規定を踏まえた条例に基づく補償が行われることになり、改正されたものでございます。そこで、法令改正との整合を図るため、条例に規定されていた非常勤の船員を補償の適用除外とする法第46条の2の規定を削除する改正を行うものでございます。
石川勝也議長 ほかに質疑ありませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 質疑がないようですので、本案についての質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論を求めます。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決をします。
 本案について賛成の議員の起立を求めます。

                          〔起立全員〕

石川勝也議長 起立全員であります。
 よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。

議案第4号

   議案第4号 平成21年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)に          
       ついて                                 

石川勝也議長 日程第7、議案第4号 平成21年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。
 事務局、朗読願います。

                          〔事務局朗読〕

石川勝也議長 本案についての説明を願います。
 事務局、説明してください。
飯野 勝事務局長 [ 10 ]  議案第4号 平成21年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)について説明申し上げます。
 補正予算書1ページの第1条第1項歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億8,260万3,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の款、項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、2ページ、3ページの「第1表 歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
 第2条、債務負担行為につきましては、4ページの「第2表 債務負担行為補正」のとおりでございます。
 債務負担行為の内容につきまして、清掃委託など、22年度当初から業務を委託するため、事前に契約が必要なものが7件、また分析委託は3年の長期契約により経費節減が見込めることから、債務負担を設定するものでございます。
 続きまして、歳入歳出補正予算事項別明細書6ページの歳出より、その内容につきまして説明申し上げます。
 1款議会費、1項1目議会費、9節旅費61万5,000円の減につきましては、臨時議会1回分の費用弁償と行政視察研修の特別旅費の残でございます。
 2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費512万4,000円の減の主なものは、3節職員手当等で、期末、勤勉手当の支給率が4.5カ月から4.15カ月に引き下げられたことなどによるものでございます。4節共済費につきましては、負担率が上昇したことによる増でございます。11節需用費100万円の減につきましては、消耗品費及び印刷製本費において、今後の支出予定を精査したことによる減額でございます。電気料につきましては、料金単価が値下げになったことによる減額でございます。
 次に、3款事業費、1項1目事業管理費3,009万2,000円の減でございますが、11節需用費につきましては、燃料費のガス代の単価が値下げになったことにより、減額するものでございます。また、修繕料につきましては、火葬炉の熱交換器の交換修繕を行ったため、不足が生じ、増額するものでございます。13節委託料につきましては、契約差金の減額と葬祭棟の改修工事の設計管理委託料を減額するものでございます。15節工事請負費につきましても減額し、改めて平成22年度当初予算に計上するものでございます。これは、3款事業費において、当初予算では見込んでおりませんでした火葬炉熱交換器の修繕に多額の費用が見込まれ、かつ緊急に行う必要があり、これを優先したため、減額し、来年度の当初予算に改めて計上するものでございます。
 次に、5款予備費、1項1目予備費3,602万2,000円の増は、主に歳出の減額補正に伴う歳入歳出の超過分を計上するものでございます。
 次に、歳入につきまして説明申し上げます。5ページにお戻り願います。2款使用料及び手数料、1項使用料、1目斎場使用料499万1,000円の減につきましては、新施設となってから増加を続けておりました、単価の高い組合外の利用者が初めて減少しております。11月末時点の前年度比較で55体の減、率で15.6%見込みより減少しているものでございます。
 3目小動物炉使用料112万3,000円の増につきましては、組合内の利用者の増加と単独葬の希望者の増加によるものでございます。
 4目待合室等使用料291万9,000円の増につきましては、葬祭棟の改修工事を来年度に見送ったため、工期として予定していた3カ月分の式場使用料を増額するものでございます。
 4款諸収入、1項1目雑入104万円の増でございますが、骨つぼセット実費代が、上期の実績が見込みを下回ったため減額するものでございます。建物災害共済落雷損害共済金につきましては、本年8月7日に斎場わきの電柱に落雷があり、電話交換機、予約システム及び電波障害施設等が破損し、修繕を行いましたが、全国自治協会から修理費用と同額の共済金112万4,450円が支払われたものでございます。
 以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
石川勝也議長 本案についての質疑を求めます。
 秋山議員。
1番秋山文和議員 [ 11 ]  何点かお尋ねをいたします。
 歳出ですね、今回職員の給与や期末、勤勉手当が相当下がったということだと思いますが、そのあたりは、どういうところが幾らぐらい下がったかちょっと教えていただきたいと思います。
 それから、この中で地域手当が減っていますけれども、これはどういう理由で。地域手当というのは変更はなかったと思うのですけれども、当初見込みと違ったのかもしれませんが、いかがでしょうか。
 それから、共済組合負担金の増加は率が上がったと。何%から何%に上がったのでしょうか。
 それから、火葬業務の委託料が151万2,000円ほど減額をしておりますけれども、この理由は何でしょうか。
 それと、葬祭棟の関係はわかりました。炉の修繕、1,000万近く、臨時で熱交換器の関係を修繕をしたと。これについて、どういうことなのかご説明いただきたいと。
 以上です。
石川勝也議長 答弁を願います。
 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 12 ]  職員給与、職員手当についての質疑に答弁申し上げます。
 初めに、職員給与37万円の減でございます。こちらは、人勧による給与改定分が2,000円の減、その他は1日1時間30分の育児部分休業をとっている職員がいますことから、勤務日数にもよりますが、1カ月当たり約3万円強給料が減額されていることによるものでございます。
 地域手当87万9,000円の減につきましては、春日部市の給与条例を準用しておりますが、組合議会の開催時期の関係で、春日部市が地域手当の支給率を確定する前に予算編成を終了しなくてはならないことから、やむを得ず条例の支給率である5%で予算を計上しておりましたが、実際は3%で支給してきたものでございます。
 期末手当148万8,000円の減は、支給率が引き下げられたもので、先ほども説明させていただきましたが、6月の支給率が1.4カ月から1.25カ月に、12月の支給率が1.6カ月から1.5カ月に、合計3カ月から2.75カ月に引き下げられたものでございます。
 勤勉手当83万7,000円の減は、6月、12月の支給率が0.75カ月から0.7カ月に、合計1.5カ月から1.4カ月に引き下げられたことによるものでございます。
 続きまして、共済組合負担金についての質疑に答弁申し上げます。共済組合負担金の増は、通常毎年9月に掛け率の改定があり、掛け率の引き上げが行われたところでございます。内容は、通常の給料に係る分は、当初1,000分の178.7150で予算計上しておりましたが、平成21年9月の給料から1,000分の192.6875となり、1,000分の13.9725の引き上げとなりました。また、期末、勤勉手当分では、当初1,000分の143.6800で予算計上しておりましたが、12月の賞与から1,000分の154.15となり、1,000分の10.47の引き上げとなりました。これにより不足分を増額補正するものでございます。
 次、3点目、火葬業務委託料についての質疑に答弁申し上げます。火葬業務委託料は151万2,000円の減。こちらにつきましては、契約差金でございます。平成20年度との比較では、平成20年度当初では5,569万2,000円、21年度当初では4,769万1,000円、約800万円の減となっております。これは、斎場組合の技能職員1名がローテーションで火葬業務を行うようになり、委託の人数を1名減らしたことによるものでございます。
 続きまして、火葬炉の熱交換器の修繕についてのご質疑に答弁申し上げます。初めに、修繕に至る経緯でございますが、火葬炉の排ガスの熱を冷ますため火葬炉の上部に設置されています熱交換器の冷却管が焼損し、火葬炉の排ガスをうまく排出できない状態となり、3月ごろより火葬時間の遅れや火葬炉操作室に煙が充満する状況が起こるようになりました。4月に入り、管理者、副管理者に熱交換器の焼損の状況を説明し、緊急に修繕を実施する必要がございましたことから、6月下旬に特に焼損が著しい4基の熱交換器の交換修繕を行いました。また、残りの4炉の熱交換器も7月の熱交換器清掃時に交換が必要であることが判明し、10月下旬に交換修繕を行ったところでございます。
 なお、修繕に当たりましては、熱交換器の交換時期が予定より早まっていることから、火葬炉設置業者に対しまして、原因の究明と交換修繕に当たっての改善策を講じるよう指示し、今後の修繕において、焼損が最も激しい部分だけ、安価で迅速に交換ができるようなカートリッジ方式の導入、冷却管の材質をより熱に強いものに変更するとともに、間隔を広げ、清掃が簡単にできるようにする、それから交換部分につきましては、2年間の保証期間を設けるなどの対策をとったところでございます。
 また、修繕に要した費用につきましては、使用状況により差はございますが、交換時期が予定より早くなっていることなどを踏まえ、保証期間の2年は過ぎておりましたが、業者にも応分の負担を求め、交渉を重ねました結果、熱交換器を全部交換する場合の概算費用約4,600万円を基本に、熱交換器メーカー、火葬炉設置業者、埼葛斎場組合がそれぞれ3分の1ずつ費用を負担することで合意し、組合の負担額が1,535万1,000円に決まりましたことから、修繕費として不足する968万1,000円を増額補正させていただくものでございます。
 以上でございます。
石川勝也議長 秋山議員。
1番秋山文和議員 [ 13 ]  火葬業務の委託料は、20年度当初と比べると21年度当初は800万減らしていると。実際に21年度の契約差金が151万2,000円であると、こういうことですね。そうすると、斎場組合の職員を業務に1名ローテーション入りをさせたので、その分委託人数を減らすことができたので、800万以上、以前よりも安くなっていると、こういう経過ですね。
 こちらの職員の1名というのは、固定した1名なのか。11人いるのでしたか。実務に当たる方は、炉前と、この職員は7名でしたか。その7名全員がこの1名と同じような仕事をできるように組んでいるのか、それとも1名の方のみにこの火葬業務を実践させているのか、これはどういう考え方でやっているのかお尋ねをしておきたいと、こういうふうに思います。
 それから、施設としてはまだ非常に新しい。ただ、保証期間は2年ということのようで、それはわずかに過ぎてしまって、大変残念なことだったろうなと思いますけれども、なぜこういう事態になったのでしょうか。同じような方式をほかのところでもたくさん炉はつくっている、そういうメーカーなのではないかなと普通思いますけれども。保証期間は過ぎているけれども、おのおの負担を3分の1ずつということで、メーカーの負担も3分の1持ったということは、予期せぬ故障というか、ふぐあいだったのだろうなと思うのですけれども、これはそうすると炉の欠陥ということになるのですか。
石川勝也議長 答弁を願います。
 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 14 ]  最初に、火葬業務委託料についてのご質疑のうち、職員のローテーションの考え方でございますけれども、こちらにつきましては技能職員が全部で7名おります。この7名が全員、火葬炉の運転操作に従事しているところでございます。1名の職員が3日間連続で行いまして、それが毎回、ローテーションにより全員が従事しております。そういった関係で、すべての職員が、当然ですが、火葬炉の操作につきましては十分操作できるような形になっております。
 続きまして……

                          〔「炉の故障の関係で」と言う人あり〕

飯野 勝事務局長 [ 15 ]  はい、そうですね。
 火葬炉の熱交換器ですか、こちらのほうの焼損が予定よりもちょっと早いということで、これの原因等につきましては、原因究明を業者のほうにさせておりますが、まず副葬品、こういったものが最近非常に多くなってきていると、このようなことが原因の一つというふうに業者のほうからは聞いております。それからまた、近隣の火葬場、こちらのほうと火葬炉1炉当たりの火葬件数ですか、を比較いたしますと、埼葛斎場の場合にはかなり多いということで、この辺も早く熱交換器の焼損が起きた原因の一つというふうに考えられるというところでございます。
 近隣の熱交換器を設置している状況でございますけれども、埼玉県内ではこちらの埼葛斎場組合、そして越谷市の越谷斎場ですか、この2カ所ということになります。熱交換器につきましては、まだ新しい技術ということで、さほど多く設置しているところはございません。そのようなことで、これから十分業者等にも指導していきながら、この辺については対応してまいりたいというふうに考えております。
 以上です。
石川勝也議長 秋山議員。
1番秋山文和議員 [ 16 ]  火葬業務の委託の関係で、7名の方が全員習熟してきているのだと、こういうお話ですと、新年度においても火葬業務委託料は4,769万1,000円ということで、ほぼ当初と同じ、今年度と同じ金額を予定をしているようなのですけれども、これは予算のほうでやりますから、次の議案で。そうすると、もう少し、1名だけではなくて2名、3名、4名と、こういうふうにすることはできるのかできないのか、その点。
 それから、実績の少ない炉だったと。熱交換器設置というのでしょうか、方式の点は、私はよく熟知をしているわけではないのですけれども、原因として、使いが激しいということと、いろんなもの、副葬品の関係ということのようなのですけれども、これは副葬品という場合には、化学物質、石油製品なんかがあるために熱交換器を傷めるというメーカーの説明なのかどうなのか。もしそういうことであれば、葬祭業者や市民に徹底して、余り副葬品を入れないようにというふうなことになるものなのか。それとも、もっと使いを頻繁にしないためには、今8炉つくっていますけれども、9炉つくるスペースをもともと持っているわけですので、残りの1炉の建設を考えるのか考えないのか。もともと件数が他よりも多いといっても、まだまだ十分余裕がある運転になっているのか、このあたりの実情はいかがですか。
石川勝也議長 答弁を求めます。
 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 17 ]  火葬炉の業務委託料の関係で、職員をさらに火葬炉の操作業務にふやすことが可能かどうか、そのような考えがあるのかについてでございますけれども、斎場全体の業務に関しましては、そのほかにも窓口の受け付け業務、さらには霊柩自動車の運転業務、さまざまなものがございまして、現時点では1名以上ふやすというのは、ほかの業務との関係で難しいものというふうに考えているところでございます。
 それから、熱交換器の焼損ですか、が早目に起きてしまった原因としての副葬品の混入でございますけれども、業者のほうからそういったお話を聞いたところでございますけれども、これに関しましては、副葬品の混入をできるだけ防ぐために、組合のほうでもパンフレットを作成いたしまして、業者等を通じてご葬家の方にできるだけご協力いただくような方法で、今後ですね、もう既にパンフレットのほうは作成しておりまして、そういったものを配布しながら対策をとってまいりたいというふうに考えております。
 それから、1炉増設のスペースはございますけれども、この辺の考え方についてでございます。こちらにつきましては、現時点ではまだ、年間で平均いたしますと、1日21回火葬ができるわけでございますけれども、10件ないし11件程度ですか、ということで、まだ多少の余裕がございます。そういったこともありますので、現時点では増設については今のところ考えていないということでございます。
 以上です。
石川勝也議長 秋山議員。
1番秋山文和議員 [ 18 ]  副葬品でだめなもの、これは市民にこういうものはやめてほしいという、新たにです。これはどんものがあるのですか。
石川勝也議長 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 19 ]  やはり化学物質といいますか、化繊関係ですね、繊維製品。そういったものにつきましては、火葬炉の中で化学変化を起こしてしまいますので、そういったものについては、できるだけ入れないような形でご協力いただきたいと。あとそれから、よく入れられているもので、果物でメロンとかスイカとか、ああいう大きなもの、こういったものについても非常に火葬炉にとっては好ましくない状態が発生いたします。そういったことで、そちらについてもできるだけ混入されないような形の協力をお願いしてまいりたいと。あと、そのほかには不燃物ですね、燃えないもの。特に金属関係とか、そういったものについては混入しないような形の協力をお願いしているところでございます。
 以上です。
石川勝也議長 ほかに質疑ありませんか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 質疑がないようですので、本案についての質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 本案についての討論を求めます。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決をします。
 本案について賛成の議員の起立を求めます。

                          〔起立全員〕

石川勝也議長 起立全員であります。
 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。

議案第5号

   議案第5号 平成22年度埼葛斎場組合一般会計予算について  

石川勝也議長 日程第8、議案第5号 平成22年度埼葛斎場組合一般会計予算についてを議題といたします。
 事務局、朗読を願います。

                          〔事務局朗読〕

石川勝也議長 本案についての説明を願います。
 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 20 ]  議案第5号 平成22年度埼葛斎場組合一般会計予算について説明申し上げます。
 予算書1ページの第1条、第1項歳入歳出予算につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億5,990万円と定めるものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の款、項の区分及び当該区分ごとの金額は、2ページ、3ページの「第1表 歳入歳出予算」のとおりでございます。
 それでは、6ページをご覧ください。歳入歳出予算事項別明細書の歳出より、主な内容につきまして説明申し上げます。
 2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費1億2,839万6,000円、前年度比較570万3,000円の減の主なものは、3節職員手当等が276万3,000円の減で、期末、勤勉手当が4.5カ月から4.15カ月に支給率が下がったことなどによるものでございます。7節賃金99万7,000円は、職員の育児休業に伴い、臨時職員で代替するため、新規に賃金を計上するものでございます。13節委託料373万7,000円の減については、21年度に実施した例規集改訂版作成委託や、地上波デジタル放送の電波障害調査委託等が終了したことによるものでございます。
 なお、新規委託事業としては、21年度に開設したホームページ管理委託料25万2,000円がございます。
 次に、2項1目委員費は、監査委員、公平委員等の報酬及び旅費の費用弁償でございます。
 続きまして、3款事業費、1項1目事業管理費1億1,315万3,000円、前年度比較587万8,000円の減につきましては、11節需用費において、燃料費のガス代の単価が値下がりしたことにより、119万5,000円の減額をするものでございます。また、修繕費として、火葬炉耐火煉瓦及び火葬台車ブロックの交換費用を新たに計上いたしております。耐火煉瓦は、火葬炉設備保守点検結果を踏まえ、焼損部の激しい部分につきまして修繕を行うものでございます。また、台車ブロックは、焼損状況を踏まえながら、22年度に4台、23年度に5台を交換する予定でございます。
 13節委託料においては、火葬炉設備保守点検業務の中に隔年で行う火葬炉の防火扉の点検があるため、増額となるものでございます。また、葬祭棟につきましては、清め所の拡張工事を実施するものでございます。主なものは、13節委託料では改修工事設計監理委託、15節工事請負費では改修工事費、18節備品購入費では待合ロビーのソファーを計上するものでございます。
 4款1項公債費、1目元金1億7,992万2,000円、前年度比較201万2,000円の減につきましては、平成21年度に行った8,770万円の繰上償還がなくなり、新たに、平成18年度、19年度に起債した3本の組合費について、合計で7,584万2,000円の元金償還が始まることによるものでございます。
 2目利子2,677万円、前年度比較149万8,000円の減については、元金の償還が進んだことによるものでございます。
 次に、歳入につきましてご説明申し上げます。4ページにお戻り願います。1款分担金及び負担金、1項1目負担金3億2,490万円、前年度比較7,990万円の増につきましては、歳出規模が前年度比較で1,810万円の減となっているにもかかわらず、歳入面におきまして、平成21年度に歳入全体の3割を占めておりました繰越金が、約1億4,300万円が平成22年度は9,500万円減の約4,800万円となることから、そのはね返りによるものでございます。
 なお、構成市町の負担割合は、平成21年10月1日現在の人口、世帯数で案分して算出したものでございます。また、参考資料として、負担金計算書を配付してございますので、ご参照いただきたいと思います。
 2款使用料及び手数料、1項使用料8,506万1,000円につきましては、平成20年10月から平成21年9月までの直近の1年間の利用実績等を考慮して積算したもので、前年度比237万7,000円の減でございます。主な内容としては、1目斎場使用料は237万3,000円の減。これにつきましては、21年度上期の組合外の利用件数の減少を考慮したものでございます。
 2目霊柩自動車使用料は、霊柩自動車の使用回数が横ばいの状態であるため、ほぼ同額を見込むものでございます。
 3目小動物炉使用料51万2,000円の増につきましては、単独葬の増加により増額を見込むものでございます。
 4目待合室等使用料53万3,000円の減につきましては、斎場の利用件数が増加していることから増額を見込み、さらにそこから葬祭棟改修工事の工期である3カ月分の式場使用料を差し引いた額を計上したものでございます。
 3款1項1目繰越金4,803万9,000円、前年度比較9,536万2,000円の減は、平成21年度における繰り越し財源の有効活用や予算編成時における、より正確な決算見込みに努めたことによるものでございます。
 4款諸収入、1項1目雑入190万円の主なものは、骨つぼセット実費代181万5,000円でございます。
 なお、11ページ以降に給与費明細書、債務負担行為に関する調書及び地方債に関する調書を添付してございますので、ご参照いただきたいと思います。
 以上、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
石川勝也議長 本案についての質疑を求めます。
 秋山議員。
1番秋山文和議員 [ 21 ]  それでは、歳入で1点、それから歳出は何点かお尋ねをいたします。
 4ページ歳入で斎場使用料なのですけれども、先ほどの補正2号では、使用料を結構減らしましたけれども、この新年度ではまた、昨年度当初よりも多少は減っていますけれども、補正した金額よりも少し上回っているという予算計上をしていますけれども、これは大丈夫なのですか、そういうことで。これは、この件数の見込みなどについてもお答えをいただけますか。
 それから、歳出もいいですよね、一緒で。議会費が90万9,000円ほど減っていますけれども、これは視察をとりやめるとか、何かそういう大きなあれがありますか。特別旅費やバスの借上料などが計上されていませんので、多分そういう視察はもうやらないのかなということで、これはいかがでしょうか。
 それから、共済費の中で労働災害保険金1万4,000円、これは21年度当初にはなかったような感じなのですが、これは何なのでしょうか。
 それから、9ページのテレビ、TV電波障害防除設備点検委託料は27万5,000円と。新年度は新施設をつくったための調査や点検の委託なのだろうなと思うのですけれども、これは実際に電波障害が発生をしているということなのか、それとも何かの施設を恒常的に点検をしていかなければならないものなのか、これをちょっとご説明を。実際に電波障害があって、それを直すための配線などを常時点検しなければならないものなのか、そのあたりのご説明をお願いしたいと。
 それから、9ページ、熱交換器の清掃委託ということで122万9,000円。これは先ほど、2年をちょっと超えてしまっていて、熱交換器が焼損してしまったということで、カートリッジ方式で部分交換で済まそうと。それも、どうもみっちり点検をしていかなければならないのかなというふうに思いますが、このあたりの新しい委託料はどういうことなのか。
 それから、葬祭棟の工事を21年度に予定をしていたのを22年度に繰り延べました。工事請負費が、21年度当初では2,953万4,000円計上しておりましたけれども、約850万ほど減らして、今回は2,100万ということですから、工事内容に変更があったのかなと思いますけれども、そのあたりはどういうことなのか。
 最後に、前も発言いたしましたけれども、委託や工事請負、さまざまなことがありますけれども、できるだけ春日部市や蓮田市、組合2市2町の中でできるものは全部委託や契約をすると、こういう立場、考え方が非常に大事だと思うのですけれども、新年度ではどのように考えているかお答えいただきたいと。
 以上です。
石川勝也議長 答弁を願います。
 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 22 ]  まず、斎場使用料についてのご質疑に答弁いたします。
 補正予算につきましては、今年度の最終調整となりますことから、積算の方法としましては、21年度の上期半年間の利用実績と当初見込み件数を比較し、さらに10月、11月の直近の利用状況を加味しながら、歳入欠陥が生じないように最終的な見込み件数を決定しております。今回の499万1,000円の減につきましては、組合外の火葬件数の減が大きく影響したことにつきましては、先ほどご答弁申し上げたとおりでございます。
 一方、当初予算の積算におきましては、平成20年10月から平成21年9月までの直近の1年間の実績をもとに、その何%を見込めるかで予算を計上しております。組合内の火葬件数につきましては、増加傾向が続いており、この傾向は今後も続くものと見込み、直近の1年間の実績件数に対して97%を見込んだところでございます。これは、21年度の予算計上の際の見込みであります95%よりも、2%ほど多く高目に見込んだところでございます。これに対して組合外の火葬の件数につきましては、21年度上期の減少を考慮いたしまして、直近の1年間の実績件数に対しまして95%で見込んだところでございます。これは、平成21年度当初予算計上の際の見込みであります100%よりも、5%ほど少なく見込んだものでございます。
 なお、旧岩槻市の組合脱会後の平成17年度から20年度までの4年間の組合外の火葬実績件数の平均は483件であり、この平均値との比較で見ますと、21年度はこの平均を40件ほど下回る見込みでございますが、22年度当初予算では平均とほぼ同数の480件を見込んでいるところでございます。
 続きまして、議会費の旅費等についての質疑にお答えいたします。平成18年度までは、施設改築に当たり、先進地の施設見学等の視察を行ってまいりました。しかし、平成19年度に改築事業が終了し、施設建設を目的としたテーマでの視察の必要性がなくなったことから、今後の斎場の効率的かつ効果的な運営をテーマといたしまして、平成19年度は指定管理者制度について、平成20年度は斎場及び葬祭場の効率的かつ効果的な運営体制について、平成21年度は民間施設の運営状況と残骨灰の処理状況について視察を行いまして、成果を上げてまいりました。しかし、現時点では、施設運営等に関し、取り組む研修テーマがなくなってきたため、平成22年度は、研修が必要なテーマがあれば、7月補正予算に計上することといたしたところでございます。
 続きまして、労働災害保険金についてのご質疑にお答えいたします。組合職員が育児休業を取得予定のため、臨時職員を平成22年2月から雇用するための労働災害保険料でございます。
 続きまして、4点目、テレビ電波障害防除設備点検委託料についての質疑にお答えいたします。新施設改築に当たり、当施設の北側にテレビの電波障害が発生し、民家7軒に対し、当施設のテレビアンテナで共同受信を行っており、毎年1月から2月の時期に受信状況等を点検しているものでございます。これについては、毎年行い、来年度も実施いたします。
 なお、21年度の電波障害調査委託につきましては、平成23年度から地上波デジタル放送が始まるに当たりまして、デジタル波の電波障害が起こるかどうかの調査を行ったところ、デジタル波では電波障害はないという調査結果が得られたところでございます。そこで、23年度にデジタル放送が始まる前に、各家庭を訪問いたしまして、デジタル放送も受信できる設備にかえていただくようお願いし、全家庭が切りかえるのを待って、電波障害防除設備を撤去してまいりたいと考えているところでございます。
 続きまして、熱交換器清掃委託でございますけれども、人体炉8炉といいますか、8基につきましては、今年度熱交換器の交換修繕を行いましたことから、平成22年度は年2回点検を兼ねた清掃を行ってまいります。また、動物炉につきましては、熱交換器の焼損が起こっていないため、熱交換器の機能維持と、その状況を常に把握するため、毎月点検を兼ねた清掃を行うものでございます。
 続きまして、葬祭棟の工事請負費についてのご質疑にお答えいたします。昨年斎場の利用者に対しまして、新施設に関するアンケート調査を行いました。そこで、葬祭棟に関する意見として、清め所が狭い、清め所が式場に隣接しているため、通夜のときに騒がしい、葬儀が始まるまでの待合ロビーがなく、どこにいてよいのかわからないなどの意見があり、葬祭棟の改修は必要であると判断し、改修を行うものでございます。
 その工事の内容でございますが、2階の議場を通夜の後の清め場所として改修する。それから、もう一点は、現在の1階の清め所の外側のスペースに清め所を増築し、現在の清め所をロビーとする。この2通りの案を比較検討し、どちらか経費のかからない方法で工事を行いたい旨、平成21年2月議会で答弁をさせていただきました。その後、1階の増築工事のほうが約2,000万円と経費的にも安いため、1階の増築工事で予算計上したものでございます。
 最後になります。業務委託等において組合内業者の割合を高める方法についてのご質疑にご答弁申し上げます。初めに、委託業務における組合内業者との契約状況でございますが、平成20年度の委託業務総数は17件で、そのうち組合内業者が対応可能な業務は10件でございました。この10件のうち組合内業者と契約した業務は7件でございます。21年度については、年度途中の数字になりますが、委託業務総数22件で、このうち組合内業者が対応可能な業務は10件、この10件のうち組合内業者と契約した件数は、現在のところ6件でございます。平成20年度は3件、21年度は4件の業務委託について、組合外の業者と契約をいたしておりますが、その理由につきましては、指名競争入札や見積もり徴取の結果、入札価格の安い組合外の業者と契約することになったものでございます。
 次に、工事請負費の契約状況でございますが、平成20年度は該当がございませんでした。平成21年度については、現在施工に向けて手続中の防犯カメラ設置工事1件でございますが、組合内に業者を限定し、見積もり徴取をしているところでございます。組合では、指名競争入札や随意契約等を行うに当たり、原則的に組合内の市町に指名参加願を出している有資格者から候補となる業者を選定しているところでございます。また、組合内に有資格者がいない場合や極端に少ない場合などは、競争性を働かせるため、組合外の業者も候補業者として選定しているところでございますが、今後もこれまでと同様に、組合内業者の割合を高めるよう努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
石川勝也議長 秋山議員。
1番秋山文和議員 [ 23 ]  1点だけ。組合外の火葬の減っている理由というのは、何かありますか。
石川勝也議長 答弁願います。
 事務局長。
飯野 勝事務局長 [ 24 ]  組合外の火葬件数が減っている理由でございますけれども、これについてはあくまで推測ということで、断定的なことは申し上げられない部分はございますけれども、組合内の火葬件数が増えていることによりまして、申し込みの希望が多い昼時を中心としました時間帯につきまして、組合外の方が組合内の予約が増えることによって逆に減ってしまっている、予約がとれない状況になってしまっている、そのようなことが想定されるものでございます。
 それから、もう一点でございますけれども、平成19年にこちらの施設が新しくなりました。リニューアル直後につきましては、リニューアル効果ということで、ある程度組合外の申し込み等もあったかと思いますけれども、こちらが3年目に入りまして、一段落といいますか、落ちついたと、このようなことが推測されるところでございます。
 以上です。
石川勝也議長 ほかに質疑ございますか。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 質疑がないようですので、本案についての質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 本案についての討論を求めます。

                          〔「なし」と言う人あり〕

石川勝也議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決をいたします。
 本案について賛成の議員の起立を求めます。

                          〔起立全員〕

石川勝也議長 起立全員であります。
 よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。

管理者のあいさつ

石川勝也議長 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
 管理者のあいさつをお願いいたします。
石川良三管理者 [ 25 ]  本日の定例会にご提案申し上げました議案5件につきまして、議員各位におかれましては慎重なるご審議をいただき、いずれも承認、可決を賜り、厚く御礼を申し上げます。議員の皆様から賜りました貴重なご意見を十分尊重し、今後の斎場運営に当たってまいる所存でございますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。
 議員の皆様におかれましては、健康に十分ご留意をいただき、ご活躍されますようご祈念申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。

閉会の宣告

石川勝也議長 大変ありがとうございました。
 以上で平成22年2月埼葛斎場組合議会定例会を閉会いたします。

                                                      (午後 2時40分)