議 事 日 程 (第1号)
平成26年1月31日(金曜日)午後2時開会
開会と開議
管理者の挨拶
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案第1号上程、説明、質疑、討論、採決
第 5 議案第2号上程、説明、質疑、討論、採決
管理者の挨拶
閉 会
出席議員(12名)
1番 岩 谷 一 弘 議員 2番 鬼 丸 裕 史 議員
3番 今 尾 安 徳 議員 4番 長 谷 部 芳 明 議員
6番 矢 島 章 好 議員 7番 齋 藤 隆 宗 議員
8番 M 田 章 一 議員 9番 仲 丸 教 子 議員
10番 栄 寛 美 議員 11番 関 根 頌 二 議員
12番 岸 尾 悦 子 議員 13番 武 幹 也 議員
欠席議員(1名)
5番 坪 田 光 治 議員
地方自治法第121条の規定による説明者
管 理 者 春 日 部 市 長 石 川 良 三
副 管 理 者 蓮 田 市 長 中 野 和 信
〃 白 岡 市 長 小 島 卓
〃 杉 戸 町 長 古 谷 松 雄
〃 春日部市副市長 山 田 俊 哉
会 計 管 理 者 春日部市会計管理者 高 橋 時 夫
事 務 局 長 丹 下 達 也
担 当 課 長 春日部市市民課長 戸 張 昌 代
〃 蓮田市みどり環境課長 小 熊 康 由
〃 白岡市環境課長 齋 藤 俊 治
〃 杉戸町環境課長 武 井 義 和
会 計 担 当 春日部市会計課長 田 村 一 彦
職務のため出席した職員
埼葛斎場組合事務局 片 桐 英 男
次長兼管理担当主査
◎開会及び開議の宣告
鬼丸裕史議長 それでは、ただいまから平成26年2月埼葛斎場組合議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
(午後 1時53分)
◎管理者の挨拶
鬼丸裕史議長 初めに、管理者の挨拶をお願いいたします。
石川管理者。
石川良三管理者 本日は、平成26年2月埼葛斎場組合議会定例会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様には公私ともご多忙にもかかわらずご参集を賜り、厚く御礼申し上げます。
今定例会にご提案申し上げます議案は、平成25年度補正予算について及び平成26年度予算についての2議案でございます。
議員の皆様におかれましては、慎重審議の上、可決を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
鬼丸裕史議長 ありがとうございました。
◎会議録署名議員の指名
鬼丸裕史議長 それでは、次第に基づきまして始めさせていただきます。
日程第1、会議録署名議員の指名をいたします。
10番 栄 寛 美 議員
11番 関 根 頌 二 議員
を指名いたします。
◎会期の決定
鬼丸裕史議長 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
この際、お諮りいたします。2月定例会の会期は本日1日間としたいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
鬼丸裕史議長 異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決しました。
◎諸般の報告
鬼丸裕史議長 日程第3、諸般の報告をいたします。
地方自治法第121条の規定により、本定例会における説明者の出席を求めたところ、お手元に配付してあるとおり報告がありましたので、ご了承願います。
◎議案第1号 平成25年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)について
鬼丸裕史議長 日程第4、議案第1号 平成25年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。
事務局、朗読願います。
〔事務局朗読〕
鬼丸裕史議長 本案についての説明をお願いいたします。
事務局長。
丹下達也事務局長 議案第1号 平成25年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)について説明申し上げます。
補正予算書の1ページをごらんください。今回の補正予算につきましては、第1条第1項のとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ25万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億4,968万2,000円とするものでございます。また、平成26年度当初から始まる委託業務等について、事前に契約手続が必要なため、第2条のとおり債務負担行為を設定するものでございます。
次に、補正内容につきまして説明申し上げます。初めに、4ページの第2表、債務負担行為をごらんください。先ほど説明しましたとおり、平成26年度当初からの業務開始が必要な清掃委託など10件の事項について、事前に契約手続が行えるよう債務負担行為を設定するものでございます。また、既設定分の債務負担行為のうち、平成26年4月からの消費税率3%アップの影響を受けるものにつきましては、限度額等の変更を包括的に行うのに必要なため、表の最下段のとおり設定いたしました。
次に、5ページの歳入歳出補正予算事項別明細書をごらんください。まず、歳入でございますが、3款財産収入、2項財産売払収入、1目物品売払収入25万1,000円の増につきましては、平成24年度末で運行を廃止した霊柩自動車1台について、公売により26万3,000円で売却したため、当初予算1万2,000円との差額25万1,000円を補正増するものでございます。
次に、歳出でございますが、6ページをごらんください。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費につきましては、人事異動等に伴う人件費や電気料金値上げに伴う不足分などとして232万1,000円を増額するとともに、2目施設整備基金費につきましては、霊柩自動車売払収入を基金に積み立てるため、25万1,000円を増額するものでございます。
また、3款事業費、1項1目事業管理費につきましては、需用費の不用額や委託料の契約差金232万1,000円を減額した結果、歳出合計として25万1,000円を補正増するものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
鬼丸裕史議長 本案についての質疑を求めます。
12番、岸尾議員。
12番岸尾悦子議員 12番、岸尾悦子です。今の説明に従って質疑いたします。
まず、4ページの債務負担行為についてですけれども、2点質疑いたします。まず1点目として、契約に関してですけれども、契約は入札、一般競争入札とか、指名競争入札、随意契約等々あると思うのですけれども、この債務負担行為の中で委託契約がされるわけですけれども、どのようになっているのか。清掃委託、空調設備点検委託とか、1つずつご答弁をお願いいたします。また、その中で当組合地域内の地元業者という、その状況はどのようになっているのか、それが1点目です。
2点目ですけれども、25年から26年度までということと、それから25年から28年度までということで、単年度、複数年度、1年と3年があるのですけれども、その理由についてはいかがでしょうか、ご答弁ください。
2項目めとして、5ページです。歳入のところで、3款財産収入、2項財産売払収入、1目物品売払収入のところで、当初予算が1万2,000円、補正額25万1,000円で、霊柩自動車を26万3,000円で売却したということですけれども、その質疑の内容として、1点目、霊柩自動車ですけれども、売り払った霊柩自動車の購入した年、そして使用年数はどうなのか。それから、走行距離はどうだったのか。2点目ですけれども、これを公売で売却したということですけれども、公売に参加した数、そして公売に参加する条件というのはどういったものだったのでしょうか。
以上、ご答弁お願いいたします。
鬼丸裕史議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 岸尾議員のご質疑に順次答弁申し上げます。
まず、補正予算の債務負担行為につきましては、先ほど提案説明でご説明いたしましたとおり、平成26年度当初から委託業務等が始まるものにつきまして、事前に契約手続を行うため、新規に債務負担行為を設定するものですので、まだ契約前ということで、委託業者の決め方などのご質疑にお答えすることはできません。そこで、平成25年度の契約実績ということで答弁をさせていただきます。
まず、表の10件に関する契約方法の違いとその理由についてですが、一般競争入札は2件で、一番上の清掃委託と2番目の空調設備点検委託が一般競争入札です。それから、指名競争入札は1件で、上から7番目の火葬業務委託です。残りの7件は随意契約となっております。委託契約は、競争性を確保する上からも一般競争入札が望ましいとは思われますが、機械設備の保守点検など専門業者でなければ対応できない業務につきましては一般競争とはせず、指名あるいは随契としております。
次に、指名競争入札における指名業者数とその選定理由についてですが、火葬業務委託は、人体及び動物の火葬及び収骨を行う委託業務で、火葬炉トラブルやそれらの応急処置、また軽微な補修作業などにも対応できるよう、火葬炉メーカーなど4社を指名しております。
次に、組合内業者の割合ですが、上から1番目、2番目の一般競争の契約業者は組合内業者となっています。それ以外の8件につきましては全て組合外のため、組合内の割合は20%です。ただし、この表に載っていない委託業務もございますので、委託契約全体における組合内業者の割合は約43%となっております。
次に、契約期間の単年度と複数年度の違いですが、複数年度となっているのは、上から5番目の電気設備保守点検委託と、その2つ下の火葬業務委託で、複数年契約することにより単年度当たりの契約金額が低くなる可能性が高いものです。それ以外の業務につきましては、人件費や物品の借上料など支払いのもとになる金額が複数年契約にしても違いがなく、複数年にするメリットがないため、単年度契約としております。
次に、霊柩車売払収入に関するご質疑ですが、まず売却した霊柩車につきましては、平成8年7月に購入いたしまして、平成25年3月まで使用いたしましたので、使用年数は17年となります。また、走行距離は5万895キロメートルでした。
次に、入札における参加条件ですが、走行距離数が少なく、メンテナンスなどの手のかけようによってはまだ数年は現役で利用可能と考えられるため、霊柩車として引き続き利用してもらえるよう、斎場の予約システム登録業者、または構成市町内に本店を置く葬祭業者に限るといたしました。その結果、4社から応札がございまして、一番高い金額で入札した越谷市の葬祭業者が落札したものでございます。
以上です。
鬼丸裕史議長 12番、岸尾議員。
12番岸尾悦子議員 再質疑いたします。
まず1点目の債務負担行為ですけれども、25年度実績に基づいてということでのご答弁だったのですけれども、その点から再度質疑いたしたいと思うのですけれども、契約方法には一般競争と、それから指名競争と随意契約ということがあるわけですけれども、随意契約についてはどのような決め方をされているのか、それと同じ業者になっていくのか、それともある程度いろいろな業者を設定していくのかという、そのような違う業者なのか、同じ業者になってきているのか、実績の中ではどうなのか、その点で債務負担行為についてはご答弁お願いいたします。
次に、歳入のところで霊柩自動車の財産収入のところなのですけれども、今回は26万3,000円で売り払いしたという、公売で一番高かったところということですけれども、前年度も公売で、前回は63万の売払収入だったと思うのですけれども、その違い、同じ霊柩自動車で、走行距離もそんなに変わらないのかなと思うのですけれども、その理由はどうなのか。その違い、26万3,000円と63万円の違いについてお聞きしたいのですけれども、その点は事務局のほうで把握されていればご答弁ください。それと、前回は公売の参加数はどうだったのか。
それと、2点目ですけれども、今回売払収入となったわけですけれども、この公売した、要するに買った業者ですよね、ですから葬祭にかかわっている民間の業者だと思うのですけれども、その霊柩自動車はどのような使用状況なのか、そのまま使われているのか、ある程度手を加えて使用されているのか、その点わかればご答弁ください。
以上です。
鬼丸裕史議長 事務局。
丹下達也事務局長 2回目のご質疑に答弁申し上げます。
随意契約についてのご質疑につきましては、随意契約が7件ございますが、上から6番目のホームページ管理委託、それからそこから3つ下の化学ぞうきん使用料は、契約金額が低く、規則で定める額を超えないため、3社以下の見積もり合わせによる随契を行っております。その他の5件につきましては、先ほどご説明しましたとおり、専門業者でなければ対応できない業務等に当たるため、1社随契としております。これまでの経過といたしまして、見積もり合わせ、また1社随契につきまして、結果としてはほとんど同じ業者と契約しているというような状況でございます。
次に、霊柩車に関するご質疑に答弁申し上げます。まず、前回との違い、前回24年度の公売につきましては63万円で落札されておりますが、それとの違いということでございますが、先に公売をいたしました霊柩車は、平成9年8月に購入をしております。したがいまして、今回売却したものより1年遅く購入したものですので、走行距離も約4万5,000キロと少なくなっておりました。そのため、程度がよいということで、売却金額、公売の価格も高くなったものと思われます。また、24年度の公売に関しましては、25年度と同じ参加条件を出したところ、2社の応札がございまして、金額の高かった1社が落札したというような状況でございます。
その後の霊柩自動車の利用状況につきましては、調査はいたしておりませんが、霊柩車としてそのまま利用されている状況であると理解しております。
以上です。
鬼丸裕史議長 ほかにございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
鬼丸裕史議長 質疑がないようですので、議案第1号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
12番、岸尾議員。
12番岸尾悦子議員 12番、岸尾悦子です。議案第1号 平成25年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)に対して、反対の立場から討論を行います。
反対の理由は、埼葛斎場組合霊柩自動車使用条例を廃止する条例を専決処分として霊柩自動車を公売し、財産売払収入とした点です。4月から霊柩自動車事業を廃止しながら、7月22日の埼葛斎場組合に議会を招集する時間的余裕がないと専決処分の承認を求める議題として提案されました。条例の制定、改廃は議会の議決を要するものであり、埼葛斎場組合の事業として行っている事業である霊柩自動車使用条例の廃止について、時間的余裕がないと専決処分とすることは埼葛斎場組合議会を軽視するものであり、認めることはできません。
よって、日本共産党は補正予算における霊柩自動車売払収入は不適切であり、議案第1号に反対するものです。
以上です。
鬼丸裕史議長 ほかにございませんか。
6番、矢島議員。
6番矢島章好議員 6番、矢島章好でございます。議案第1号 平成25年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)につきまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。
今回の補正予算の主な内容につきましては、歳入については、霊柩自動車の売払収入を増額し、歳出については、人件費や電気料等の不足分を増額するとともに、需用費や委託料の不用額を減額した結果、歳入歳出予算の総額をそれぞれ増額するという内容であり、適正なものと考えます。特に霊柩自動車の売り払いについては、昨年3月の組合規約の改正によりまして組合で共同処理する事務から霊柩自動車の設置並びに維持管理に関する事務が削除され、運行が廃止になったことからその必要が生じたものですが、既に購入後17年が経過し、老朽化が著しいとはいえ、走行距離はまだ5万キロほどで、メンテナンスなどの手のかけようによってはさらに数年は現役で利用可能と考えられるため、葬祭業者に限定して入札を行ったと伺っております。
今後とも限られた財源を有効かつ効果的に活用するとともに、適正な事務執行に努められるよう要望をさせていただきまして、賛成討論とさせていただきます。
鬼丸裕史議長 ほかにございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
鬼丸裕史議長 以上で討論を終結し、採決をいたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
鬼丸裕史議長 起立多数です。
よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
◎議案第2号 平成26年度埼葛斎場組合一般会計予算について
鬼丸裕史議長 日程第5、議案第2号 平成26年度埼葛斎場組合一般会計予算についてを議題といたします。
事務局、朗読願います。
〔事務局朗読〕
鬼丸裕史議長 本案についての説明をお願いいたします。
事務局長。
丹下達也事務局長 議案第2号 平成26年度埼葛斎場組合一般会計予算について説明申し上げます。
予算書の1ページをごらんください。平成26年度当初予算につきましては、第1条第1項のとおり、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億3,320万円と定めるものでございます。
次に、予算の主な内容につきまして、4ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書により説明申し上げます。
初めに、歳出から説明いたします。6ページをごらんください。1款1項1目議会費111万円につきましては、組合議員の報酬や会議録作成のための需用費等でございます。
次に、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費1億1,733万2,000円につきましては、管理者報酬や職員給与等の人件費のほか、施設の維持管理に必要な需用費や委託料等で、前年度に比べて143万8,000円の増額となりました。その主な理由でございますが、定期昇給による職員人件費の増額のほか、消費税率3%アップの影響などによるものでございます。
次に、9ページをごらんください。2目施設整備基金費1,010万2,000円につきましては、火葬炉の大規模修繕に備えて毎年計上している1,000万円に加え、基金の運用利子10万2,000円を合わせて積み立てるものでございます。
次に、2項1目委員費15万1,000円につきましては、監査委員や公平委員などへの報酬を計上したものでございます。
次に、3款事業費、1項1目事業管理費9,619万9,000円につきましては、火葬炉関連の需用費や委託料で、前年度に比べて696万6,000円の減額となりましたのは、火葬炉の部品交換等に必要な修繕料が約980万円減額となったことが主な理由で、消費税率アップに伴う増額分等加えても約700万円の減額となるものでございます。
次に、10ページをごらんください。4款1項公債費1億9,830万6,000円につきましては、長期債の償還に必要な額で213万8,000円の減額となりましたのは、元金の償還が進んだことにより利子が減額となったことが主な理由でございます。
最後に、5款1項1目の予備費として1,000万円を計上いたしましたので、これらを合わせた歳出合計が4億3,320万円となるものでございます。
次に、歳入でございますが、4ページにお戻りください。1款分担金及び負担金、1項1目負担金3億1,237万円につきましては、構成市町に負担いただく一般負担金でございます。前年度に比べて259万4,000円の増額となりましたのは、職員人件費の増額や消費税率アップに伴う維持管理経費の増額に加え、使用料収入や雑入など収入の若干の減額を見込んだことによるものでございます。
次に、2款使用料及び手数料、1項使用料9,830万6,000円につきましては、斎場施設の使用料収入でございます。平成25年9月以前1年間の利用実績から推測し、平成25年度当初予算よりも使用料収入が若干減少すると見込み、前年度と比較して31万3,000円の減といたしました。
次に、3款財産収入10万2,000円につきましては、施設整備基金の運用利子を計上したものでございます。
次に、5ページをごらんください。4款1項1目繰入金1,007万7,000円につきましては、火葬炉修繕に必要な費用を施設整備基金から繰り入れるもので、前年度に比べて976万8,000円の減となりましたのは、必要と見込まれる修繕料が減額となったためでございます。
次に、5款1項1目繰越金1,000万円につきましては、前年度からの繰越見込額を計上したものでございます。
最後に、6款諸収入、1項1目雑入234万5,000円につきましては、骨つぼセットの販売収入等を計上したもので、先の使用料の減額と同様に若干収入が減少すると見込み、前年度に比べて17万2,000円の減といたしましたので、これらを合わせた歳入合計が4億3,320万円となるものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
鬼丸裕史議長 本案についての質疑を求めます。
3番、今尾議員。
3番今尾安徳議員 3番、今尾安徳です。1点だけお聞きします。
8ページの歳出で、13節の委託料、先ほど補正のほうで債務負担行為等もありましたけれども、この委託料に関してなのですが、前にも何回かお聞きをしているのですけれども、この委託している先の働く人たち、労働者の方の賃金、最低賃金等をきちんとクリアしているのか、この点の把握が可能なのかどうか。前のときには把握は難しいということ、平成24年7月のときには難しいということを、働く仕事の種類によっての答弁であり、その後いろいろ気をつけて設計等を組んでいきたいと考えているということでしたが、そこら辺のところがどういうふうに明らかになってきたのか、そこら辺をよろしくお願いします。
鬼丸裕史議長 答弁を求めます。
事務局。
丹下達也事務局長 今尾議員のご質疑に答弁申し上げます。
委託業務につきましては、委託契約書や約款に基づき適正な業務遂行が図られていると考えておりますが、そこで働く労働者の賃金や労働条件につきましては、労使関係の当事者である雇用主と労働者間における自由な契約に基づくべきものでありまして、特に把握はしておりません。しかし、入札や見積もり合わせで契約者を決定する委託業務につきましては、変動型最低制限価格を導入し、市場価格と乖離した低価格による受注、いわゆるダンピングを防止しておりますので、労働者の適正な賃金の確保に対し一定の成果を上げているものと考えております。
以上です。
鬼丸裕史議長 3番、今尾議員。
3番今尾安徳議員 ちょっと今の答弁で、入札等ではいわゆる最低額を決めているので、労働者の賃金は守られているだろうと、やはり把握ができていないという状況なのかなというふうに今の中で感じたのですけれども、やっぱり官製ワーキングプアとか、そういった問題が出て、問題が起きるということのないようにやはりしていくべきではないかなというふうに考えるのですけれども、この労使関係で、自由契約ではあると、ただ、例えば契約を結ぶ際に県の最低賃金はクリアするとかしないとか、そういったような、例えば情報提供等含めてそういった関係というのはあるのかどうか、お願いします。
鬼丸裕史議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 特にそういった決まりはございませんので、働く人の賃金を委託元で把握するということはなかなか難しいものと考えますが、やはり働く人たちの意欲を損なわないためにも、ある程度の価格で委託するのは大切であり、先ほど答弁したとおり、最低制限価格を導入しておりますので、そういったもので賃金が減らされることのないよう一定の成果を上げているというふうに考えております。
以上です。
鬼丸裕史議長 3番、今尾議員。
3番今尾安徳議員 やはりこういうことが、もし例えば最賃以下で働かせていたというような状況になれば、当然社会的な問題も含めて出ると思いますので、先ほど私が言いました最低賃金以上でのその契約というか、労働者の雇用を守るということをぜひ契約者のほうに告知をこちら側からもしっかり伝えていくということが大事かなと思うのですが、そこら辺の考え方はどうでしょうか。
鬼丸裕史議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 埼葛斎場は3市1町の自治体で構成された組合でございますので、3市1町のやり方、方法などを参考にしながら、よりよい方向で進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
鬼丸裕史議長 ほかにございませんか。
9番、仲丸議員。
9番仲丸教子議員 予算案を前年度当初予算と比較いたしますと、770万円の減額となっております。その内容を総体的に見ますと、歳入では各市町の負担金が増加している一方、使用料、繰入金、雑入などが減額となっております。歳出では総務費が増加し、事業費と公債費が減額となっております。これらを前年度と比較いたしまして、以下の4点について質疑をいたします。
第1点は、歳入において、斎場使用料を減額と見ている理由でございますが、先ほどのご説明では前年度実績とのことでございましたが、その内容につきましてもう少し詳しくご説明をいただけたらありがたいと思っております。
2点目は、繰入金が976万8,000円の減額ですけれども、これは事業費の修繕料の減額と一致いたします。前年度と本年度の修繕内容の違いについてご説明を願います。
3点目は、総務管理費の11節需用費で電気料が150万円近く増加しておりますが、その根拠についてご説明を願います。
4点目は、事業費の総額は減額となっておりますが、11節需用費の燃料費が180万円近く増加すると見込んでおります。その根拠についてご説明を願います。
以上4点質疑いたします。
鬼丸裕史議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 仲丸議員のご質疑に順次答弁申し上げます。
初めに、使用料収入が前年度に比べて減額となった理由でございますが、提案説明でご説明しましたとおり、平成26年度予算は25年9月以前1年間の利用実績から推測し、予算額を計上したものでございます。この使用料収入と比較する25年度予算は、基本となる利用実績よりだいぶ強気に見込みまして、やや多目に計上しましたところ、実際には平成25年度上半期の利用状況が前年度と比べて減少傾向だったため、最終的には予算額を下回る可能性も出ています。そのため、26年度予算では余り強気に見込まず、利用実績を基本として積算したため、25年度と比べて30万円ほどの減額となったものでございます。
なお、今後高齢化社会の進展とともに火葬件数も着実にふえてくると思われますが、使用料収入につきましては、組合内と組合外の利用料金が大きく異なるため、単純に火葬件数が多くなれば使用料収入が増えるというものでもなく、利用者区分の違いが収入の増減に大きく影響するものでございます。したがいまして、今後とも使用料収入の積算に当たりましては、利用実績を基本に、人口動向や社会情勢なども考慮しながら、正確な予算づくりに努めていきたいと考えております。
次に、繰入金が減額したことに関し、その繰入金により実施する火葬炉修繕の内容について答弁いたします。現在の火葬炉は都市ガスを使って1,000度以上で急速燃焼し、火葬終了後は一気に常温まで冷却することを1日数回繰り返しているため、機械に大きな負担がかかり、定期的に修理や部品交換などをする必要があります。また、高度な火葬炉システムを導入しているため、交換が必要な部品も多岐にわたり、毎年交換が必要なものから10年に1回程度のものなどさまざまで、また価格も大きく違うため、毎年必要な修繕料が異なってまいります。ちなみに、平成25年度の修繕内容を申し上げますと、金額が一番大きなものは触媒装置の交換で約1,300万円を支出いたしました。この触媒装置はダイオキシンを分解するための機器で、7〜8年に1回程度の交換が必要です。そのほか、火葬炉の急速冷却に必要な熱交換器カートリッジや主燃炉の耐火レンガの交換などに約700万円がかかり、合わせて約2,000万円を支出いたしました。それに対し、平成26年度は、ダイオキシンなどの有害物質を燃焼させる再燃炉の耐火レンガ交換などの費用として約1,000万円を計上したため、前年度と比較すると約1,000万円の減額となったものでございます。
次に、一般管理費の電気料が増えている理由でございますが、電気料金の改定に伴い単価が上昇したことが主な理由でございます。電気使用量は震災前は年間当たり56万キロワットほどで推移しておりましたが、平成23年度の震災時には50万キロワットを下回り、その後も節電に努めたことで52万キロワット程度で推移しておりますが、その一方単価は年々上昇し、平成22年度に1キロワット当たり18.5円だったものが23年度には20.6円になり、24年度には21.8円、25年度は25.7円と大幅に上昇してきたため、26年度につきましてもさらに単価が上昇すると見込み、当初予算比較で約150万円の増としたものでございます。
最後に、事業費の燃料費が増えている理由でございますが、この燃料費は火葬炉や斎場施設の冷暖房装置を運転するために使用する都市ガスの使用料金でございます。都市ガスにつきましても原料を輸入しているという状況で、円安などの影響により電気料と同様に単価が上昇したことが要因でございます。平成22年度に1立方メートル当たり88.8円だったものが、23年度には99.1円となり、24年度には105.2円、25年度には115.2円と上昇してきたため、26年度につきましてもさらに単価が上昇すると見込み、当初予算比較で約180万円の増としたものでございます。
以上でございます。
鬼丸裕史議長 9番、仲丸議員。
9番仲丸教子議員 再質疑をいたします。
ご丁寧なご説明いただきましてありがとうございました。ただ、1点、電気料金についてちょっとお伺いしたいのですが、いわゆるPPSと言われる特定規模電気事業者から電気を購入するということにつきまして検討されたことはおありかどうか、お尋ねをいたします。導入している自治体では、電気料金の軽減がされていると聞いておりますが、当組合ではいかがでしょうか、ご答弁をお願いいたします。
鬼丸裕史議長 答弁を求めます。
事務局。
丹下達也事務局長 PPSの利用に関するご質疑に答弁申し上げます。
PPSは、東京電力など既存の大手電力会社とは別の特定規模電気事業者のことで、いわゆる電力の小売り自由化に伴う新規参入事業者のことでありますが、東京電力が値上げを発表した一昨年以降、首都圏の自治体でもPPSとの契約を検討する動きが活発化いたしました。しかし、PPSの電力供給能力には限界があり、そういった試みも不調に終わっていると聞いております。そのような中、当斎場におきましても、新聞報道、またインターネットの情報により、そういう状況を把握しておりましたので、導入の検討は特にしておりませんでした。
なお、導入事例として春日部市教育委員会では、昨年7月から市内の全ての小中学校の電力についてPPSから供給を受ける契約を結んだと聞いております。ただし、これには理由があり、電力を一番消費する夏季に学校では夏休みがあり、電力を使わないという特徴から契約が可能になったとのことでございます。当組合では、先ほど申し上げましたとおり、年間約52万キロワットの電力が必要です。また、特に冷暖房の使用が多くなる夏、冬に消費電力も増えるため、PPSから電力の安定供給が可能かどうか、またそれが電気料金の削減につながるのかどうかということなどについて、今後さらに研究を進めていく必要があると考えております。
以上です。
鬼丸裕史議長 9番、仲丸議員。
9番仲丸教子議員 ただいまのご説明を伺っていると、すぐに導入するというのは難しいようでございますが、結局今回の予算総額が減額になっているにもかかわらず、どうして各市町の負担が増えるのだろうなという観点で予算書を調査してみますと、電気料金ですとか燃料費の値上げというようないろいろ社会的な条件によって各市町の負担金が増えるといいますか、増やさざるを得なかったというふうなことが読み取れるわけでございますが、今後とも電気料金ですとか、燃料費ですとか削減をされまして、市町の負担金を増やすことのないような方向で運営をしていただけるとありがたいというふうに考えております。
要望して終わります。
鬼丸裕史議長 ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
鬼丸裕史議長 ないようですので、本案についての質疑を終了いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
鬼丸裕史議長 討論はないようですので討論を終結し、採決をいたします。
本案についての賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
鬼丸裕史議長 起立全員です。
よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
◎管理者の挨拶
鬼丸裕史議長 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
管理者の挨拶をお願いいたします。
石川管理者。
石川良三管理者 本日の定例会にご提案申し上げました議案2件につきまして、議員各位におかれましては慎重なるご審議をいただき、いずれも可決を賜り、厚く御礼申し上げます。議員の皆様から賜りました貴重なご意見を十分尊重し今後の斎場運営に当たりますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。
議員の皆様におかれましては、寒さ厳しき折、健康に十分ご留意をいただきご活躍されますようご祈念申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。
◎閉会の宣告
鬼丸裕史議長 以上で平成26年2月定例会を閉会いたします。
ありがとうございました。
(午後 2時38分)
議 長 鬼 丸 裕 史
署 名 議 員 栄 寛 美
署 名 議 員 関 根 頌 二