議 事 日 程 (第1号)
平成27年1月21日(水曜日)午後2時開会
開会と開議
管理者の挨拶
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案第1号上程、説明、質疑、討論、採決
第 5 議案第2号上程、説明、質疑、討論、採決
第 6 議案第3号上程、説明、質疑、討論、採決
第 7 議案第4号上程、説明、質疑、討論、採決
管理者の挨拶
閉 会
出席議員(13名)
1番 水 沼 日 出 夫 議員 2番 会 田 幸 一 議員
3番 今 尾 安 徳 議員 4番 長 谷 部 芳 明 議員
5番 坪 田 光 治 議員 6番 小 島 文 男 議員
7番 齋 藤 隆 宗 議員 8番 M 田 章 一 議員
9番 仲 丸 教 子 議員 10番 蛭 間 靖 造 議員
11番 関 根 頌 二 議員 12番 岸 尾 悦 子 議員
13番 武 幹 也 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定による説明者
管 理 者 春 日 部 市 長 石 川 良 三
副 管 理 者 蓮 田 市 長 中 野 和 信
〃 白 岡 市 長 小 島 卓
〃 杉 戸 町 長 古 谷 松 雄
〃 春日部市副市長 山 田 俊 哉
会 計 管 理 者 春日部市会計管理者 香 田 寛 美
事 務 局 長 丹 下 達 也
担 当 課 長 春日部市市民課長 戸 張 昌 代
〃 蓮田市みどり環境課長 小 熊 康 由
〃 白岡市環境課長 岡 安 秀 夫
〃 杉戸町環境課長 武 井 義 和
職務のため出席した職員
埼葛斎場組合事務局 片 桐 英 男
次長兼管理担当主査
◎開会及び開議の宣告
小島文男議長 ただいまから平成27年2月埼葛斎場組合議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
(午後 2時00分)
◎管理者の挨拶
小島文男議長 初めに、管理者の挨拶を願います。
石川管理者、お願いいたします。
石川良三管理者 本日は、平成27年2月埼葛斎場組合議会定例会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様には公私ともご多忙にもかかわらずご参集を賜り、厚く御礼申し上げます。
今定例会にご提案申し上げます議案は、埼葛斎場組合斎場使用条例の一部改正について、平成26年度補正予算について、平成27年度予算について及び埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるについての4議案でございます。
議員の皆様におかれましては、慎重審議の上、可決、同意を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶といたします。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
◎会議録署名議員の指名
小島文男議長 日程第1、会議録署名議員の指名をいたします。
会議規則第73条の規定により、
1番 水 沼 日出夫 議員
2番 会 田 幸 一 議員
を指名します。
◎会期の決定
小島文男議長 日程第2、会期の決定を議題といたします。
この際、お諮りします。2月定例会の会期は本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
小島文男議長 異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決しました。
◎諸般の報告
小島文男議長 日程第3、諸般の報告をします。
地方自治法第121条の規定により、本定例会における説明者の出席を求めたところ、お手元に配付してあるとおり報告がありましたので、ご了承願います。
◎議案第1号 埼葛斎場組合斎場使用条例の一部改正について
小島文男議長 日程第4、議案第1号 埼葛斎場組合斎場使用条例の一部改正についてを議題といたします。
事務局、朗読願います。
〔事務局朗読〕
小島文男議長 本案についての説明を願います。
事務局長。
丹下達也事務局長 議案第1号 埼葛斎場組合斎場使用条例の一部改正について、提案理由及びその内容につきまして説明申し上げます。
議案書1ページをごらんください。提案理由でございますが、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部が改正されたことに伴い、使用料の減免の規定を改正するものでございます。
次に、改正内容でございますが、議案書2ページ及び参考資料の1をごらんください。今回の法改正で法の題名が「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律」から「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律」に改められたため、条例第4条で引用する法律名を改めるものでございます。
附則につきましては、この条例の施行日を公布の日からとするものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
小島文男議長 本案についての質疑を求めます。
岸尾議員。
12番岸尾悦子議員 12番、岸尾悦子です。
今、事務局長のほうから内容の説明があったのですけれども、法律の中身そのものが、対象は変わるのか変わらないのか、その点と、その内容的なものについて、題名が変わったからということで、法律名が変わったからということだったのですけれども、内容的にはどのような変化があったのか、そして今該当している人についてはどうなのか、その点もう少し説明をお願いします。
小島文男議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 ただいまのご質疑について答弁申し上げます。
まず、今回の法改正の内容についてですが、永住帰国した残留邦人に対しては、現在、老齢基礎年金が支給されるほか、残留邦人とその配偶者に対し、生活保護と同程度の支援給付が支給されています。しかし、残留邦人が死亡すると年金支給がなくなり、支援給付のみとなって生活困窮が見込まれることから、永住帰国する前から配偶者だった方を「特定配偶者」と規定し、年金にかわる新たな支援金を交付できるように改められたものでございます。
今回の条例改正につきましては、斎場使用料の減免に当たる方がこの法律の適用者ということでございまして、法改正後も経過措置により、これまでと該当者が変わるということはないと考えております。
以上です。
小島文男議長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
小島文男議長 ほかに質疑もないようですので、議案第1号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
小島文男議長 討論もないようですので、討論を終結し、採決をします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
小島文男議長 起立全員です。
よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
◎議案第2号 平成26年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)につ
いて
小島文男議長 日程第5、議案第2号 平成26年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。
事務局、朗読願います。
〔事務局朗読〕
小島文男議長 本案についての説明を願います。
事務局長。
丹下達也事務局長 議案第2号 平成26年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)について説明申し上げます。
補正予算書の1ページをごらんください。今回の補正につきましては、第1条のとおり、歳出予算について款項の区分ごとの金額を補正するものでございます。また、平成27年度当初から始まる委託業務等について、事前に契約手続が必要なため、第2条のとおり債務負担行為を設定するものでございます。
次に、具体的な補正内容につきまして説明申し上げます。始めに、3ページの第2表、債務負担行為をごらんください。先ほど説明しましたとおり、平成27年度当初からの業務開始が必要な清掃委託など11件の事項について、事前に契約手続が行えるよう、債務負担行為を設定するものでございます。
次に、4ページの歳出補正予算事項別明細書をごらんください。まず、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費ですが、電気料や総合事務組合負担金の不足分などとして69万3,000円を増額するとともに、空調設備点検委託料の契約差金136万9,000円を減額し、2款の総額を67万6,000円減額するものでございます。
また、3款事業費、1項1目事業管理費ですが、需用費の中の燃料費、これは火葬等に必要な都市ガス代ですが、電気料と同様に、単価上昇に伴う不足分として288万円を増額するとともに、消耗品費の不用額114万9,000円と火葬業務委託料の契約差金105万5,000円を減額し、3款の総額を67万6,000円増額するものでございます。
以上の結果、歳出予算全体の補正額は差し引きゼロとなるため、補正後の額は、補正前の額と変わらず4億3,427万5,000円となるものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
小島文男議長 本案について質疑を求めます。
今尾議員。
3番今尾安徳議員 3番、今尾安徳です。3点質疑をいたします。
まず、今のご説明でありました4ページの2款総務費の中、節ですと13節ですか、委託料136万9,000円の減となっていますけれども、今の契約差金という説明でしたが、契約の基準と比較したことと含めて、この契約減となった理由について、もう少し詳しく教えていただければと思います。
2点目に、3款事業費、11節の需用費ですけれども、消耗品費が不用だったということで114万9,000円の減で、大分減っているのかなと思うのですけれども、これが少なく済んでいる理由です。
あと、燃料費は、都市ガス代、先ほどの電気料もそうですけれども、値上げをしたと、燃料費が高騰していたということですけれども、この理由と、どの程度の値上げになっていたのかお聞きをしたいと思います。
あと、13節、こちらも委託料、事業費のほうの13節委託料、火葬業務委託料の105万5,000円の減、こちらについても契約差金ということですけれども、もう少し詳しく説明をお願いいたします。
以上です。
小島文男議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 今尾議員のご質疑に順次答弁申し上げます。
始めに、2款総務費の委託料136万9,000円の減額理由ですが、先ほど提案説明でも申し上げたとおり、委託契約に係る契約差金の減額でございます。具体的には、空調設備点検委託料につきまして、制限付き一般競争入札を実施したところ、4社からの応札があり、落札金額が税込みで346万7,000円と予算との差が生じたため、その差額を減額したものでございます。
次に、3款事業費についてですが、まず消耗品費114万9,000円の減額理由につきましては、火葬炉内で使用する耐火マットなど消耗品の利用を極力節約し、減額につなげたものでございます。また、燃料費288万円の増額理由につきましては、火葬炉や冷暖房装置の運転に必要な都市ガス代の不足が見込まれるため、補正増するものでございますが、都市ガスは液化天然ガスや液化石油ガスが原料となり、その原料費が為替レートなどによって変動するため、その変動額をガス料金に反映させる原料費調整制度というものが導入されておりまして、円安の影響で年々単価が上昇しております。ちなみに平成24年度は1立方メートル当たり105円程度だったものが、25年度には116円に上昇し、そのため26年度予算は120円で予算を計上しましたが、実際にはそれを上回る125円近い単価となったため、不足が見込まれる分について増額補正するものでございます。
最後に、火葬業務委託料105万5,000円の減額理由ですが、委託契約に係る契約差金の減額ということで、これまで単年度契約だったものを26年度より複数年契約に変更いたしました。そして、4社で指名競争入札を実施したところ、落札金額が、当初予算見込みより約100万円安い、1年度当たり4,680万円だったため、予算との差額を減額したというものでございます。
以上です。
小島文男議長 今尾議員。
3番今尾安徳議員 ありがとうございました。こちらの委託契約についても、単年度、複数年度と、そして耐火マットの節約ということで非常に節約しているということがわかりました。
1点だけ再度お聞きしますけれども、燃料費が高騰して、特に今の補正だけではなくて、去年からも年々上がっているということですけれども、多分この時期一番火葬が増えるのではないかと思うのですが、その燃料費の影響というのは今現在はどうなっているのか、すぐに変わってしまうものなのか、そこだけお願いします。
小島文男議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 先ほど申し上げました原料費調整制度、ガス料金に導入されている為替レートなどの変動額を反映させる制度につきましては、貿易統計に基づく3か月の平均原料価格などにより計算され、3か月後のガス料金に適用していると聞いております。毎年度、12月、1月、2月は、火葬件数が増えてくる時期ですので、都市ガスの使用量は多くなってまいります。そういった状況も踏まえ、これまでの実績をもとに使用料を見込みまして、それに基づいて補正増を行ったものでございます。
以上です。
小島文男議長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
小島文男議長 ほかに質疑もないようですので、議案第2号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
小島文男議長 討論もないようですので、討論を終結し、採決をいたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
小島文男議長 起立全員です。
よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
◎議案第3号 平成27年度埼葛斎場組合一般会計予算について
小島文男議長 日程第6、議案第3号 平成27年度埼葛斎場組合一般会計予算についてを議題といたします。
事務局、朗読願います。
〔事務局朗読〕
小島文男議長 本案についての説明を願います。
事務局長。
丹下達也事務局長 議案第3号 平成27年度埼葛斎場組合一般会計予算について説明申し上げます。
予算書の1ページをごらんください。平成27年度当初予算につきましては、第1条第1項のとおり、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億3,830万円と定めるものでございます。
次に、予算の主な内容につきまして、4ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書により説明を申し上げます。初めに、歳出から説明させていただきます。
まず、6ページをごらんください。1款1項1目議会費111万円につきましては、組合議員の報酬や会議録作成のための需用費等でございます。
次に、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費1億2,048万8,000円につきましては、管理者報酬や職員給与等の人件費のほか、施設の維持管理に必要な需用費や委託料等で、前年度に比べて315万6,000円の増額となりました。その主な理由でございますが、職員手当等人件費の増額のほか、電気料の単価上昇に伴う需用費の増大などの影響でございます。
次に、9ページをごらんください。2目施設整備基金費1,009万3,000円につきましては、火葬炉の大規模修繕に備えて毎年計上している1,000万円に加え、基金の運用利子見込額9万3,000円を合わせて積み立てるものでございます。
次に、2項1目委員費15万1,000円につきましては、監査委員や公平委員などへの報酬を計上したものでございます。
次に、3款事業費、1項1目事業管理費1億22万3,000円につきましては、火葬炉関連の需用費や委託料で、前年度に比べて402万4,000円の増額となりましたのは、火葬炉等の燃料費、これは都市ガス代ですが、その単価上昇に伴い約300万円を増額したほか、火葬炉のメンテナンスのための修繕料として約200万円の増額を見込んだため、火葬業務委託料が複数年契約により前年度予算より約100万円減額しましたが、総額としては約400万円の増額となるものでございます。
次に、10ページをごらんください。4款1項公債費1億9,623万5,000円につきましては、長期債の償還に必要な額で、207万1,000円の減額となりましたのは、元金の償還が進んだことにより利子が減額となったことが主な理由でございます。
最後に、5款1項1目の予備費として1,000万円を計上しましたので、これらを合わせた歳出合計が4億3,830万円となるものでございます。
次に、歳入でございますが、4ページにお戻りください。1款分担金及び負担金、1項1目負担金3億1,262万円につきましては、構成市町に負担いただく一般負担金でございます。
歳入合計が5ページに記載されておりますとおり、前年度より510万円増えておりますが、負担金はほぼ前年度並みの額に抑えております。
次に、4ページにお戻りいただき、2款使用料及び手数料、1項使用料1億79万7,000円につきましては、斎場施設の使用料収入でございます。平成26年9月以前1年間の利用実績から推測し、各施設の利用件数がおおむね増大するものと見込み、前年度より249万1,000円の増を見込みました。
次に、3款財産収入9万3,000円につきましては、施設整備基金の運用利子を計上したものでございます。
次に、5ページをごらんください。4款1項1目繰入金1,208万6,000円につきましては、火葬炉修繕に必要な費用を施設整備基金から繰り入れるもので、前年度に比べて200万9,000円の増となりましたのは、必要な修繕料の増額が見込まれるためでございます。
次に、5款1項1目繰越金1,000万円につきましては、前年度からの繰越見込額を計上したものでございます。
最後に、6款諸収入、1項1目雑入270万4,000円につきましては、骨つぼセットの販売収入などを計上したもので、先の使用料の説明と同様に、販売件数が増大するものと見込み、前年度に比べ35万9,000円の増といたしましたので、これらを合わせた歳入合計が4億3,830万円となるものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
小島文男議長 それでは、本案について質疑を求めます。ありますか。
岸尾議員。
12番岸尾悦子議員 12番、岸尾悦子です。2点お伺いいたします。
まず、4ページの歳入のところの使用料収入についてなのですけれども、まず26年度の当初予算、今年度ですけれども、これは利用が増えているけれども、組合外の利用が減っているので、使用料を減額予算としたわけですけれども、27年度、来年度については増額なわけですよね。来年度については、26年度よりも249万1,000円の増額となっております。そのところで、斎場使用料が99万6,000円の増額と、小動物炉使用料が17万3,000円の減額と、待合室等使用料が166万8,000円の増額となっていますが、その理由についてはどうなのでしょうか。
それと次に、歳入では5ページで、歳入と歳出と両方かかってくるのですけれども、基金の件なのですけれども、5ページでは繰入金として基金繰入金1,208万6,000円を施設整備基金繰入金として繰り入れております。歳出では、9ページで施設整備基金費として1,009万3,000円を積み立てているわけですけれども、同じく9ページの事業費の中で、修繕料として繰入金と同額の1,208万6,000円を修繕料として計上しているわけですけれども、ここでは2点。先ほど前年度、26年度は約1,000万円の修繕料ということでしたけれども、ちょっと200万程度修繕料が増えると、必要な修繕が増えるということで200万円程度前年度より上げたということですけれども、その修繕箇所については何カ所でどこなのか。それと、修繕計画についてはどのようになっているのか。今の建物が新しくなって以降、その修繕計画というのは立てられているかと思うのですけれども、毎年、毎年どのような計画が立てられているのか、あるのかどうなのか、その点についてお願いします。
もう一つ、基金についてのもう一点なのですけれども、ここに参考資料の3ということで基金の管理状況というのをいただいたわけですけれども、まず基金についての目的なのですけれども、基金の目的はどのようなことでの目的として積み立てているのか、そして積立額の目標というのはあるのかどうなのか。
以上ご答弁をお願いします。
小島文男議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 ただいまのご質疑に順次答弁をしたいと思います。
まず、使用料の増額となった理由ということでございますが、こちらは前年度に比べて約250万円増額となっておりますが、平成27年度予算は、平成26年9月以前1年間の利用実績から推測し、予算額を見込んだものでございます。前年度の26年度の予算編成のときには同様に、25年9月以前1年間の利用実績をもとに予算額を見込みました。その結果、火葬件数及び待合室等の利用件数が大幅増となったため、前年度より増額を見込んだものでございます。
次に、施設整備基金費についてご質疑いただいたもので、ちょっと順番が前後しますが、まず基金の目的ということで答弁申し上げたいと思います。
施設整備基金は、埼葛斎場組合施設整備基金条例第1条にあるとおり、施設の整備等に要する経費の財源に充てるために設けられたものでございます。斎場施設の中でも特に火葬炉につきましては、1,000度以上の高温で火葬し、1時間程度で収骨が可能となるよう、急速冷却するといった作業を日に数回繰り返しているため、炉に大きな負担がかかり、定期的に修理や部品交換などメンテナンスを行う必要がございます。また、高度な火葬炉システムを導入しているため、メンテナンスが必要な箇所も多岐にわたり、毎年交換が必要な部品から10年に1回程度のものまでさまざまでございます。しかも部品交換などに必要な費用にもばらつきがあるため、これにかかる修繕料が毎年違ってまいります。そのたびに構成市町へ負担金を求めたりしますと、急激な財政負担という形にもなりかねませんので、計画的な財源確保を目的として基金を設置しているということでございます。
それから、目標金額でございますが、これは、火葬炉につきまして、設置から10年ないし12年程度で、炉内の耐火レンガ全てを解体、積み直すといった大規模修繕が予定されております。その場合、その工事期間中の影響を最小限にとどめるためには、新たな火葬炉の増設というものも視野に入れて検討する必要がございます。さらに、先ほどご説明しましたとおり、毎年のメンテナンス作業などがございまして、それら全てを実施した場合、12年を一つのサイクルとした中で、総合計としては数億円かかるという見込みもございます。したがいまして、先ほど申し上げたとおり、構成市町の急激な財政負担を招かないように基金を活用し、その金額についても目標を設定せずに、極力基金の積み増しを図っていきたいというふうに考えております。
それから、予定している修繕箇所はというご質疑でございますが、27年度予算につきましては、おおむね1,200万円ほどの修繕を予定しております。その中で高いものから順に申し上げますと、熱交換器という、火葬炉の排気熱を急速冷却するための、熱をとるための熱交換器という部品のカートリッジ交換で約450万、それからバグフィルター用コンプレッサーの交換、主燃炉や再燃炉の部品などの交換や修繕などにそれぞれ150万から200万程度の修繕を予定しておりまして、これらを全て合わせると1,200万程度の修繕料となるものでございます。
以上です。
小島文男議長 岸尾議員。
12番岸尾悦子議員 再質疑をいたします。
まず、1点目の使用料についてなのですけれども、27年度については26年の9月以前までの実績に基づいているということで、増えていると、大幅増ということで、前年、26年度より増額の予算だということなのですけれども、26年度の当初予算のときも、利用件数は増えているけれども、組合外というのですか、組合以外からの利用が減っているので、金額的には減ったのだということだったと思うのです。高齢化の中で火葬件数は増えているという状況はあるかと思うのですけれども、その辺のシミュレーションというか試算かな、試算は、毎年実績があって、当初予算案を立てるときは9月までのということですけれども、1年間で決算が出るわけですけれども、その辺の件数とか、そういったものというのはあって、そこから試算されてくるのではないかと思うのですけれども、その辺に基づいて当初予算ということだとは思うのですけれども、その点について試算、それからシミュレーションというのはされているのかどうなのか、その点について、使用料について再度お伺いいたします。
もう一つ、基金のほうなのですけれども、基金で要するに……ちょっとわからないところがあったのですけれども、今、火葬炉は8基でしたでしょうか。8基あって、増設が必要だということも視野に入れて基金を積み立てたということだと思うのですけれども、その増設については今必要があるのかどうなのか。利用状況とかもあると思うのです。使用状況とかもあるのですけれども、増設するということが必要かどうかというのが、やっぱり基金の積み立ての金額等を左右してくるのではないかと思うのです。メンテナンスで修繕していって、施設整備基金ということで1,000万ちょっとでこのメンテナンスはやっていく、その基金の金額でいいか、それとも増設を視野に入れて、何年か先に増設が必要だからという基金の積み立て方ということでちょっと違ってくるのではないかと思うのですけれども、その点についての見通しということについて再度ご答弁をお願いします。
小島文男議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 ただいまのご質疑に順次答弁申し上げます。
まず、使用料についてのシミュレーションというご質疑でしたが、先ほど申し上げましたとおり、翌年度の予算見込みにつきましては、その年度の9月以前1年間の利用実績から推測、推計をしております。ちなみにその際、火葬料金で申し上げますと、組合内料金、組合外料金というのが、組合内ですと1体7,000円、組合外ですと1体5万円というふうに大きな差になってくるわけですが、組合内につきましては、毎年徐々にではございますが、おおむね増えている傾向にございますが、組合外の火葬件数につきましては、500体を境に50体前後の増減を繰り返しているのが現状でございます。そのために26年度予算につきましては、前年の25年9月以前の組合外の利用件数が少なかったために、26年度の予算は余り強気で見込めなかったのですが、27年度予算につきましては26年9月以前の件数が若干増えてまいりましたので、そこら辺を強気に見込んで増額とさせていただいたものでございます。
それから、火葬炉の増設というご質疑でございますが、こちらは前回の議会のときにも質疑いただいて、火葬実績のみを考えて増設を考慮すべきかどうかというご質疑であれば、これはまだ、実際の火葬件数につきましては、大体利用率が6割程度ということで、まだまだ火葬実績に比べて実際に火葬できる件数に余裕がありますので、火葬実績のみで考えた場合の増設は現在のところ考えておりません。先ほど答弁申し上げましたのは、大規模修繕が平成30年度ごろに予定されており、これは、火葬炉内の耐火レンガを全て解体、取りかえる作業でございまして、1つの火葬炉につきまして1〜2カ月程度の作業時間がかかります。火葬炉は8基ございますので、仮に1基ずつ1〜2カ月程度の修繕を続けておりますと、1年前後の間、7基で火葬業務を進めていかなくてはなりませんので、その場合に新たな火葬炉を増設して9基とし、大規模修繕中でも8基の運用が可能という形をとれば、仮に1年前後、1基使用できない状況となっても、これまでと同様の火葬件数がこなせるという意味で、そういった検討も必要とご答弁申し上げたものでございます。
以上です。
小島文男議長 岸尾議員。
12番岸尾悦子議員 3回目の質疑を行います。
先ほどの使用料についてなのですけれども、昨年は組合外の減があってということで、今年度は強気の予算を組みましたということで、強気か弱気かという問題ではなくて、ちょっとその辺では、きちんと統計に基づき、こういった、見込めるだろうという、単に控え目とか強気とか、そういった意味合いの予算の組み方ではなくして、多分実績に基づいた予算、だから年度ごとの一定の平均値とか、そういった形での、前年度実績だけでやれば弱気か強気かということだと思うのです。そうではなくて、例年の平均なり、そういった形での予算の組み方が必要だと思うのですけれども、それについて再度ご答弁をお願いいたします。
それと、2点目の火葬炉の関係なのですけれども、ということは平成30年度ごろですか、には解体の大規模修繕も必要だろうということで、そのころには7基、1基ずつ修繕していくと7基の運用なので、そのころには、9基に増やして1基ずつ解体、大規模修繕が必要になるということですね。では、そのころまでに増設が必要だということでの基金の持ち方なのか、ただその点ではまだはっきりしないということなのか、修繕計画とあわせて、その辺の見通しは今どのようにされているのか、その点だけご答弁をお願いして質疑を終わります。
小島文男議長 答弁を求めます。
事務局長。
丹下達也事務局長 まず、使用料の見込みについてでございますが、先ほど強気、弱気というような答弁をいたしまして、ちょっと誤解を招いたかもしれないのですが、あくまでも使用料につきましては、直前の実績に基づいて計算したものでございます。その中でそれぞれの年度の使用実績を見ますと、組合内の火葬件数につきましては、毎年50体前後の幅で右肩上がりに増えてきておりますが、組合外の火葬件数につきましては、先ほど申し上げましたとおり、500体を境に、例えば平成22年度だと499体、23年度ですと544体、24年度ですと581体、25年度ですと524体というふうに500体台を前後しているものですので、最終的に歳入欠陥になってはいけないということを念頭に置きつつ、あくまでも直前の実績に基づいて積算しているものでございます。
それから、施設整備基金の使い方ということで、増設についてのご質疑でございますが、これは例えば大規模修繕につきましては、1年間でやらなくてはいけないかというと、まだそう決定したわけではございません。したがいまして、今後の業者との話し合いの中で最善の方法をとっていきたいというふうに考えておりますが、やり方としては、例えば2か月ずつ8基を行っていきますと、16か月かかるようになりますが、これを例えば1年に2基ずつとし、それで4年間かけてやるという方法もあるかと思います。火葬件数につきましても、確かに先ほど申し上げたとおり、冬場は多うございますが、春・夏の火葬件数というのは少なくなっておりまして、日に数件ということもございます。その場合は、仮に火葬炉が8基から7基になっても何ら問題はございませんので、そういった時期的なものを考えながら数年に分けて行うという方法もございます。その場合は、増設の必要はない、と考えております。したがいまして、今後、最善の方法はどういう方法なのかということを関係業者と綿密に打ち合わせをし、最終的には管理者、副管理者のご判断をいただきながら、修繕計画などを検討してまいりたいと考えております。
以上です。
小島文男議長 ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
小島文男議長 ほかに質疑もないようですので、議案第3号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
小島文男議長 討論もないようですので、討論を終結し、採決をします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
小島文男議長 起立全員です。
よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
◎議案第4号 埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるにつ
いて
小島文男議長 日程第7、議案第4号 埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。
事務局、朗読願います。
〔事務局朗読〕
小島文男議長 本案について説明を願います。
石川管理者。
石川良三管理者 議案第4号 埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるについて、提案理由及びその内容につきまして説明申し上げます。
議案書5ページをごらんください。提案理由でございますが、杉戸町からご推薦いただき、現在公平委員に選任している舟越芳朗氏が平成27年1月26日をもって任期満了となるため、後任として、同じく杉戸町からご推薦いただいた金子博氏を選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。
金子氏の略歴につきましては、参考資料4にお示しのとおりでございます。人格高潔で、地方自治にご理解があり、かつ人事行政に関する識見をお持ちの方で、平成22年1月より杉戸町公平委員も務められていることから、本組合の公平委員として適任であると確信しております。
よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。
小島文男議長 本案について質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
小島文男議長 質疑もないようですので、本案についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
小島文男議長 討論もないようですので、討論を終結し、採決をいたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
小島文男議長 起立全員です。
よって、議案第4号は同意することに決しました。
◎管理者の挨拶
小島文男議長 以上をもちまして、本日の日程は全部終了しました。
管理者の挨拶を願います。
石川管理者。
石川良三管理者 本日の定例会にご提案申し上げました議案4件につきまして、議員各位におかれましては慎重なるご審議をいただき、いずれも可決、同意を賜り、厚く御礼申し上げます。議員の皆様から賜りました貴重なご意見を十分尊重し、今後斎場運営に当たってまいりますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。
議員の皆様におかれましては、寒さ厳しき折、健康に十分ご留意をいただき、ご活躍されますよう心から祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。本日はまことにありがとうございました。
◎閉会の宣告
小島文男議長 以上で平成27年2月定例会を閉会いたします。
ありがとうございました。
(午後 2時50分)
議 長 小 島 文 男
署 名 議 員 水 沼 日 出 夫
署 名 議 員 会 田 幸 一