議 事 日 程 (第1号)
平成28年7月27日(水曜日)午後1時30分開会
開会と開議
新議員の紹介
仮議席の指定
管理者の挨拶
第 1 議長辞職の許可
第 2 議長の選挙
第 3 議席の指定
第 4 会議録署名議員の指名
第 5 会期の決定
第 6 諸般の報告
第 7 議案第7号上程、説明、質疑、討論、採決
第 8 議案第8号上程、説明、質疑、討論、採決
第 9 議案第9号上程、説明、質疑、討論、採決
第10 議案第10号上程、説明、質疑、討論、採決
管理者の挨拶
閉 会
出席議員(12名)
1番 石 川 友 和 議員 2番 河 井 美 久 議員
3番 今 尾 安 徳 議員 4番 石 川 誠 司 議員
5番 石 川 敏 子 議員 7番 齋 藤 昌 司 議員
8番 窪 田 裕 之 議員 9番 松 本 栄 一 議員
10番 栄 寛 美 議員 11番 黒 須 大 一 郎 議員
12番 栗 原 勇 議員 13番 中 川 朗 議員
欠席議員(1名)
6番 小 島 文 男 議員
地方自治法第121条の規定による説明者
管 理 者 春 日 部 市 長 石 川 良 三
副 管 理 者 蓮 田 市 長 中 野 和 信
〃 白 岡 市 長 小 島 卓
〃 杉 戸 町 長 古 谷 松 雄
〃 春日部市副市長 池 貝 浩
会 計 管 理 者 春日部市会計管理者 大 澤 雅 昭
代 表 監査委員 水 井 隆 治
事 務 局 長 前 田 良 行
担 当 課 長 春日部市市民課長 飯 口 信 彦
〃 蓮田市みどり環境課長 中 野 敦 一
〃 白岡市環境課長 大 橋 浩 明
〃 杉戸町環境課長 白 石 敏 明
職務のため出席した職員
埼葛斎場組合事務局 島 村 信 男
次長兼管理担当主幹
◎開会及び開議の宣告
石川誠司副議長 ただいまから平成28年7月埼葛斎場組合議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
(午後 1時30分)
◎新議員の紹介
石川誠司副議長 このたび新たに組合議員として選出されました春日部市の石川友和議員、河井美久議員、栄寛美議員、中川朗議員をご紹介いたします。
ただいまご紹介申し上げました議員の皆様には、ご挨拶をお願いしたいと思います。
まず、初めに石川友和議員、お願いいたします。
石川友和議員 皆さん、こんにちは。春日部市選出の石川友和でございます。どうか、皆様、よろしくお願いいたします。
石川誠司副議長 続きまして、河井美久議員、お願いいたします。
河井美久議員 皆さん、こんにちは。春日部市議会の河井です。よろしくお願いいたします。
石川誠司副議長 続きまして、栄寛美議員、お願いいたします。
栄 寛美議員 皆様、こんにちは。春日部市議会より選出いただきました栄と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
石川誠司副議長 最後になりますが、中川朗議員、よろしくお願いいたします。
中川 朗議員 こんにちは。春日部市議会の中川です。よろしくお願いします。
石川誠司副議長 皆さん、ありがとうございました。
◎仮議席の指定
石川誠司副議長 新たに議員が選出されましたので、ただいま着席の議席を仮議席に指定いたします。
◎管理者の挨拶
石川誠司副議長 ここで、管理者のご挨拶をお願いしたいと思います。
石川管理者、お願いいたします。
石川良三管理者 本日は、平成28年7月埼葛斎場組合議会定例会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様には公私ともご多忙にもかかわらずご参集を賜り、厚く御礼申し上げます。
今定例会にご提案申し上げます議案は、専決処分の承認を求めるについてが1件、平成27年度決算認定についてが1件、平成28年度補正予算についてが1件、監査委員の選任につき同意を求めるについてが1件の4議案でございます。
議員の皆様方におかれましては、慎重審議の上、承認あるいは可決、同意を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
◎議長辞職の許可
石川誠司副議長 それでは、日程第1、議長辞職の許可を議題といたします。
辞職願を朗読いたします。
事務局、朗読お願いいたします。
〔事務局朗読〕
石川誠司副議長 お諮りいたします。
小島文男議員の議長辞職を許可することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
石川誠司副議長 ご異議なしと認めます。
よって、小島文男議員の議長辞職を許可することに決しました。
◎議長の選挙
石川誠司副議長 続きまして、日程第2、議長の選挙を行います。
ただいまの議長辞職の許可により、議長が欠員となりましたので、直ちに選挙を行いたいと思います。
選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選にしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
石川誠司副議長 ご異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は指名推選で行うことと決しました。
お諮りいたします。指名方法につきましては、副議長が指名することにしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
石川誠司副議長 ご異議なしと認めます。
よって、副議長が指名することに決しました。
議長に河井美久議員をご指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長に指名いたしました河井美久議員を当選人として定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
石川誠司副議長 ご異議なしと認めます。
よって、ただいまご指名いたしました河井美久議員が議長に当選されました。
ただいま議長に当選されました河井美久議員が議場にいらっしゃいますので、会議規則第31条第2項の規定により、議長当選の告知をいたします。
当選されました河井美久議員の議長就任のご挨拶をお願いしたいと思います。
河井美久議員 河井美久でございます。ただいま議員各位のご同意によりまして、議長の要職につくことになりましたことは身に余る光栄でございます。心から感謝をしております。
ここに皆さんのご同意を受けました上は、議会の権威、権能を低下させることのないよう努力いたす覚悟でございます。何とぞ皆様のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
石川誠司副議長 ありがとうございました。これをもちまして議長を交代いたします。
河井議員、議長席にお着きください。
ご協力ありがとうございました。
〔副議長、議長と交代〕
◎議席の指定
河井美久議長 それでは、早速議事を進めます。
日程第3、議席の指定をいたします。
会議規則第3条第2項及び第3項の規定により、ただいま着席の仮議席を議席に指定いたします。
◎会議録署名議員の指名
河井美久議長 日程第4、会議録署名議員の指名をいたします。
会議規則第73条の規定により、
10番 栄 寛 美 議員
11番 黒 須 大一郎 議員
を指名いたします。
◎会期の決定
河井美久議長 日程第5、会期の決定を議題といたします。
この際、お諮りいたします。7月定例会の会期は本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
河井美久議長 ご異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決しました。
◎諸般の報告
河井美久議長 日程第6、諸般の報告をいたします。
地方自治法第121条の規定により、本定例会における説明者の出席を求めたところ、お手元に配付してあるとおり報告がありましたので、ご了承願います。
◎議案第7号 専決処分の承認を求めるについて
河井美久議長 日程第7、議案第7号 専決処分の承認を求めるについてを議題といたします。
事務局、朗読を願います。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての説明を求めます。
事務局長。
前田良行事務局長 議案第7号 専決処分の承認を求めるについて。
地方自治法第179条第1項の規定により専決処分した経過並びにその内容につきまして、同条第3項の規定に基づき承認を求めたく、説明申し上げます。
この専決処分は、埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約の変更でございます。
専決処分した理由につきましては、同組合から平成27年12月24日付で規約変更について埼葛斎場組合議会における議決依頼があり、その規約変更に係る議決書の謄本並びに協議書を平成28年3月23日までに提出するよう求められたものでした。しかしながら、規約変更の要因となる同組合構成団体の名称変更については、名称変更を行う団体が事前に埼玉県知事の許可を受ける必要があり、その許可が得られるのは平成28年1月下旬の見込みであることから、各構成団体の議会への上程は平成28年2月1日以降を予定されたいとの要望がありました。
このことから、平成28年1月25日開催を予定しておりました本組合議会2月定例会に上程はかなわなく、さらに2月中旬から3月下旬まで、本組合構成市町におきましては、各市町議会3月定例会が開催されることなどから、正副管理者並びに本組合議会議員の日程調整は困難であり、提出期限でありました平成28年3月23日までに本組合議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認められるものでした。このことから、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分しましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
次に、規約変更の内容でございますが、議案書3ページをごらんください。「皆野・長瀞上下水道組合」を「皆野・長瀞下水道組合」に変更し、新たに「草加八潮消防組合」を加えるもので、施行日は平成28年4月1日でございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第7号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 討論もないようですので、本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
河井美久議長 起立全員でございます。
よって、議案第7号は承認されました。
◎議案第8号 平成27年度埼葛斎場組合一般会計決算認定について
河井美久議長 日程第8、議案第8号 平成27年度埼葛斎場組合一般会計決算認定についてを議題といたします。
事務局、朗読をお願いいたします。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての説明をお願いします。
事務局長。
前田良行事務局長 議案第8号 平成27年度埼葛斎場組合一般会計決算認定について、決算書に基づき、その主な内容を説明申し上げます。
初めに、歳入でございますが、決算書と一緒に参考資料1をごらんいただきながら、収入済額について前年度収入済額との比較により、その増減理由を説明いたします。
まず、決算書の5ページ、6ページをお開きいただき、あわせて参考資料1の歳入の表をごらんください。1款分担金及び負担金、1項1目負担金でございますが、参考資料1、分担金及び負担金の欄をごらんいただきますと、収入済額3億1,262万円に対し、前年度収入済額は3億1,237万円でほぼ同額となりますが、前年度比較では25万円の増となっております。
次に、2款使用料及び手数料、1項使用料でございますが、収入済額9,862万8,870円に対し、前年度収入済額は1億187万4,870円で、前年度比較では324万6,000円の減となっております。内訳でございますが、1目斎場使用料につきましては、収入済額4,842万8,000円に対し、前年度収入済額は5,089万9,000円で差し引き247万1,000円の減、2目小動物炉使用料につきましては、収入済額1,535万9,000円に対し、前年度収入済額は1,461万1,000円で差し引き74万8,000円の増、3目待合室等使用料につきましては、収入済額3,479万2,000円に対し、前年度収入済額は3,631万5,000円で差し引き152万3,000円の減、4目財産使用料につきましては、収入済額4万9,870円に対し、前年度収入済額は同額の4万9,870円で増減なし。以上から、前年度比較で324万6,000円の減となるものでございます。減額となった主な理由でございますが、火葬件数が110件減少し、またその減少にあわせ、待合室等の利用件数が102件減少したことが大きな要因でございます。
次に、決算書7ページ、8ページをお開きください。3款財産収入、1項財産運用収入でございますが、収入済額12万5,094円に対し、前年度収入済額は9万8,471円で、前年度比較では2万6,623円の増となっております。増額となった主な理由でございますが、施設整備基金定期預金の元金を500万円増額して積み立てたことにより、利子収入が増となったものでございます。
次に、4款1項1目繰入金でございますが、収入済額1,052万4,600円に対し、前年度収入済額は950万2,920円で、前年度比較では102万1,680円の増となっております。繰入金は、火葬炉等の修繕費用に充てるため、施設整備基金を取り崩して繰り入れるものですが、前年度と比較し修繕費用が多かったため、増額となったものでございます。
次に、5款1項1目繰越金でございますが、収入済額1,910万5,105円に対し、前年度収入済額は1,107万5,438円で、前年度比較では802万9,667円の増となっております。繰越金は、前年度の歳入歳出差引残額を繰り越すものですが、平成26年度からの繰越金は歳入で約300万円、歳出で総務費における人件費や施設の維持管理費で約400万円、事業費における火葬業務消耗品や火葬炉修繕で約100万円の合計約800万円が、余剰金として前年度に比べ多かったことによるものです。
次に、決算書9ページ、10ページをお開きください。6款諸収入、1項1目雑入でございますが、収入済額200万3,809円に対し、前年度収入済額は244万3,991円で、前年度比較では44万182円の減となっております。減額となった主な理由でございますが、使用料収入の減額理由と同様に、火葬件数が減少したことで骨つぼセットの売り上げが減少したことが要因でございます。
以上の結果、歳入合計は、収入済額が4億4,300万7,478円で、前年度収入済額4億3,736万5,690円と比較すると564万1,788円の増額となるものでございます。
次に、決算書11ページ、12ページをお開きください。歳出でございますが、予算現額に対する支出済額及び不用額により、その主な内容及び不用額が生じた理由につきまして説明申し上げます。
初めに、1款1項1目議会費でございますが、予算現額111万円に対し、支出済額は95万314円で、不用額は15万9,686円でございます。議会費は、議員報酬などのほか、議長交際費や会議録の印刷製本費などに要する経費ですが、交際費の支出がなかったことなどにより不用額が生じました。
次に、2款総務費、1項総務管理費でございますが、13ページ、14ページをお開きいただき、1目一般管理費をごらんください。予算現額1億1,807万1,000円に対し、支出済額は1億1,342万9,663円で、不用額は464万1,337円でございます。主な内訳を申し上げますと、1節報酬から4節共済費までは、管理者1人及び副管理者4人と職員10人の人件費でございますが、超過勤務手当など職員手当等の支出が当初見込みより少なかったなどの理由により、合計で92万8,291円の不用額が生じました。
次に、15ページ、16ページをお開きいただき、11節需用費をごらんください。11節需用費につきましては、使用料収入の減額理由と同様に火葬件数が減少したことで電気使用料が減少したこと、また電気使用料金単価が減額になったことなどから、332万3,452円を不用額として残すことができました。以上のことなどから、一般管理費全体では約460万円の不用額が生じたものでございます。
次に、17ページ、18ページをお開きください。2目施設整備基金費でございますが、予算現額2,213万5,000円に対し、支出済額は同額の2,213万5,000円となっております。施設整備基金費は、前年度の繰越金や契約差金などの余剰金を基金に積み立てたものです。
なお、基金残額につきましては、24ページをお開きください。財産に関する調書の3、基金の(1)施設整備基金欄の決算年度中増減高1,161万400円は、先ほど歳入でご説明した繰入金として基金から取り崩しました1,052万4,600円を、積立金2,213万5,000円から差し引いた実質的な金額であります。したがって、決算年度末現在高は7,311万4,703円となるものでございます。
恐れ入ります。再度歳出のページにお戻りいただき、19ページ、20ページをお開きください。3款事業費の1項1目事業管理費でございますが、予算現額1億55万8,000円に対し、支出済額は8,944万8,153円で、不用額は1,110万9,847円でございます。事業費は、火葬業務に必要な経費です。不用額を申し上げますと、11節需用費で火葬件数が減少したことで消耗品等の必要量が減少したこと、またあわせて燃料のガス使用量が減少したとともに、ガス使用料金単価も減額となった結果、事業費全体で1,110万9,847円の大きな不用額として残すことができました。
次に、4款1項公債費でございますが、予算現額1億9,538万円に対し、支出済額は1億9,537万8,797円で、不用額は1,203円でございます。内訳でございますが、1目元金では、長期債6件の元金償還分として1億8,279万5,500円を支出いたしました。
次に、21ページ、22ページをお開きください。2目利子では、同じく長期債6件の利子償還分として1,258万3,297円を支出いたしました。なお、不用額の合計1,203円につきましては、予算の端数調整で生じたものでございます。
以上の結果、歳出につきましては歳出合計欄のとおり、予算現額4億4,740万5,000円に対し、支出済額は4億2,148万927円で、不用額2,592万4,073円となるものでございます。
最後に、平成27年度の歳入歳出差引残額でございますが、4ページをお開きいただき、下をごらんください。歳入合計の収入済額4億4,300万7,478円から歳出合計の支出済額4億2,148万927円を差し引いた2,152万6,551円が歳入歳出差引残額となります。この額2,152万6,551円は、平成28年度へ繰り越すものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
河井美久議長 ご苦労さまでした。
続きまして、監査委員から決算審査の報告をお願いします。
水井代表監査委員。
水井隆治代表監査委員 代表監査委員の水井でございます。松本議員と一緒に監査を行っておりますが、私のほうから監査報告を申し上げたいと思います。
決算審査意見書をごらんいただきたいと思いますけれども、地方自治法第233条第2項の規定に基づき審査に付されております平成27年度埼葛斎場組合一般会計歳入歳出決算について審査を実施いたしましたので、その概要につきましてご説明申し上げます。
審査の対象につきましては、平成27年度埼葛斎場組合一般会計の歳入歳出決算書並びに決算附属書類といたしまして、歳入歳出決算事項別明細書、それと実質収支に関する調書及び財産に関する調書でございます。
審査の実施につきましては、平成28年6月24日に行いました。
審査の方法につきましては、一般会計歳入歳出決算書及び決算附属書類が関係法令に準拠して作成されているかどうか、予算が適正かつ効率的に執行されているか、また決算書の計数が正確であるかどうか、関係諸帳簿及び証拠書類との照合等により確認するとともに、関係職員から説明を聴取するなどにより審査を実施したところでございます。
審査の結果につきましては、意見書のほうにも記載させていただいておりますけれども、審査に付された一般会計歳入歳出決算書及び決算附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成され、またその計数も関係諸帳簿及び証拠書類と符合しておりまして、予算執行は適正であると認められました。
決算額は、歳入4億4,300万7,478円、歳出4億2,148万927円で、その歳入歳出差引額は2,152万6,551円となっております。また、平成28年3月末の組合債残高につきましては7億8,948万5,244円という状況になっております。
最後に、当組合の各構成市町とも非常に厳しい財政状況の中だと思いますけれども、経費削減、それとコスト意識の徹底に一層努められ、限られた財源の中で健全な運用を図られますよう要望いたしまして、決算審査につきましての説明とさせていただきます。
以上でございます。
河井美久議長 ありがとうございました。
それでは、本案についての質疑を求めます。
石川敏子議員。
5番石川敏子議員 何点か質問させていただきます。
ごめんなさい。今のは決算意見書に対する質疑でしょうか。一般会計決算でいいのですよね。
河井美久議長 はい。
5番石川敏子議員 済みません。施策の成果に関する説明書のほうから何点か質問させていただきます。
まず、2ページにあります負担表なのですが、この負担合計が3億1,262万円とありますが、この中における建設資金にかかわる公債費の割合はどのぐらいになっているのか、この点を明らかにしてください。
それと、説明書の3ページ、火葬実績及び使用料についてお尋ねをいたします。まず、稼働率がどうだったのか、その点を明らかにしてください。それから、火葬炉の稼働率についてです。また、火葬炉の増設の必要性についてどのように検討なされてきたのか、また今後の見通しについて明らかにしていただきたいと思います。
それと、減免について、その他4件とあります。この4件はどのようなものなのか、どのような方々なのかを明らかにしてください。
それと、5ページにあります小動物火葬炉使用料について、1つは殺処分の動物についてはどのような取り扱いになっているのか、その点を明らかにしていただきたいのと、また小動物についてはどのような種類があるのか。犬、猫だけではないのではないかというふうに思うのですが、その点も明らかにしてください。
以上です。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 質疑にお答えします。
建設費に係る負担割合というお話でございましたが、先ほどありました主な施設の成果に関する説明書2ページの市町別負担金表における各負担金、現在の斎場施設を建設した当時における借入金の返済に要している資金割合というふうな形でお答えしたいと思います。公債費の決算額は1億9,537万8,797円でございましたので、負担金3億1,262万円のうち約62.5%が建設資金の割合となるものと考えております。
続きまして、火葬実績及び使用料の関係でございますが、まず稼働率についてでございますが、現在の火葬能力は8基の火葬炉で1日最大21体、年間最大6,300体の火葬が可能でございまして、平成27年度の火葬件数は3,733件でございましたので、稼働率につきましては59.3%でございました。
次に、火葬炉の増設についてはということでございますが、先ほど答弁いたしましたとおり、平成27年度の稼働率が59.3%でございますので、現時点で考えれば、近い将来での増設の必要性は低いものと考えております。しかしながら、高齢者人口が年々増加する傾向でありますことから、動向を注視してまいりたいと考えております。
また、設置から10年から12年程度で、炉内の耐火れんがを全て積み直す大規模な修繕工事を行わなくてはならないということがありまして、この工事の期間中、火葬炉状況を踏まえ使用への影響を極力抑制するためには、新たな火葬炉の増設も視野に検討する必要があるのかというふうに考えております。
それと、3ページの下の注記にその他4件ということが書いてありますが、内容でございますが、これは引き取り手のないご遺体、そういったものは死亡地の市町村長に火葬義務が課せられているため、火葬料を減免したものでございます。
それと、小動物火葬炉の使用についてでございますが、殺処分の動物の受け入れはいたしておりません。あくまでも愛玩動物で飼い主がはっきりしているという方の受け入れだけでございます。
また、動物の種類でございますが、犬、猫が多い状況でございますが、最近では小鳥やハムスターなどの小動物の火葬を依頼される場合がございます。
簡単ですが、以上でございます。
河井美久議長 石川議員、よろしいでしょうか。
石川議員。
5番石川敏子議員 再質問させていただきます。
まず、1つは負担金の中に建設費用で62%を占めているということなのですが、32年にはこの建設費用がなくなるのではないかというふうに思うのです。そうすると、そこについては62%負担金が減っていくというふうに考えていいのかどうか、その点明らかにしておいてください。
それから、稼働率が59.3%ということなのですが、先ほどもう1基増設するかどうかを検討することなのですが、今、8基ある中で7基にして、1基をあかして耐火れんがの大規模工事とか、そういうことについてご検討できないのかどうか、その点も明らかにしてください。
それから、高齢者が増えている中で、もっと増えるのではないかということなのですが、この決算でも101件予算額よりも減っているというような中身でしたので、そんなに大きく変化しないのかなというふうに思うのですが、その点はどのように見ているのか。増設が前提で検討なさっているのか。視野に入れてというお答えでしたが、増設するとなると、相当の金額がかかってくるのだというふうに思うのですが、その点はどのように検討なさる。増設しないでどうやっていくのかという検討をなさっているのかどうか、その点も含めてお答えいただきたいと思います。
以上です。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 まず、負担金に占める公債費割合の率が、32年に公債支払いが終わりますという話になると、62.5%分が各市町の負担減になるのではないかという考えでございますが、単純に考えれば、そのようになるのかなというふうに考えております。ただし、基金は、はっきり言いまして火葬炉の修繕に係る積み立てをしているという状況であって、この施設全体の基金積み立てというような形では捉えておりません。建物における老朽化、そういったものについてどういうふうに対応していくかという状況がございますので、その辺も視野に入れて、今後考えていければと考えております。
それと、次に火葬炉の増でございますが、高齢者の話が1つ出ましたけれども、110件の減少があったと。ただ、その前までは増えてきた状況があって、1年だけが110件減ったという状況でございますので、その辺は初めの答弁でありましたように注視をさせていただきたいと、動向を見させていただければと考えております。
それと、耐火れんがを積み直すに当たって、8基のうち1基をとめるという形では考えられることなのですが、2基で1つの組になっているのです。1つを工事してしまうと、もう一つは動かせないのです。というのは、排煙が一緒なのです。そういうことなので、できれば2基同時にやりたい。そうすると、8基のうち6基しかなくなってしまう。火葬件数がそのときにどういう状況になっているかということがありますので、その辺を視野に入れなくてはならない場合もありますし、動向をいろいろ注視してやっていかなくてはならない。事務局の考えは、できるだけ経費負担が上がらないような形で対応をしていきたいと思っておりますけれども、その耐火れんがを積み直す時期になったときにどういった利用状況になっているかというのは、なかなか予測のつかないところがありますので、その辺はご理解していただきたいというふうに思っております。よろしいでしょうか。
河井美久議長 石川議員、よろしいですか。
5番石川敏子議員 はい。
河井美久議長 ほかにございませんか。
栗原議員。
12番栗原 勇議員 12番、栗原勇です。主要な施策の成果に関する説明書の7ページです。委託業務についてですが、委託業者が組合内では春日部市が多い。あとはさいたま市と。組合内では春日部市が多いというわけですが、他の市町からの申請はあるのかどうかが、まず第1点。
2つ目、同じく組合内委託の件数と率をお示しください。10年前にさかのぼって、5年区切り単位あたりで件数と率をお示しください。
3点目、参考資料の2をごらんください。一般会計組合債調書の利率がだいぶ差がありますが、この借りかえはできないのでしょうかという点をお聞きします。
以上です。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 業務委託の受注状況でございますが、先ほどありました主要な施策の成果に関する説明書の7ページ、8ページでございますが、こちらを見ながらお答えをしていきたいと思います。
委託業務一覧で20件の委託業務がございます。そのうち特定の免許取得者もしくは技術者等により限定される業務並びに設定金額が低く随意契約となる業務を除きまして、制限付き一般競争入札もしくは指名競争入札を実施しております、こういった入札に参加した業者の所在地の内訳を申し上げていきたいと思います。清掃委託でございますが、7社の応札がございました。全てが春日部市でございました。植栽管理委託でございますが、9社の応札がございまして、春日部市が6社、蓮田市が3社でございました。空調設備点検委託でございますが、3社の応札で、全てが春日部市でした。消防設備点検委託が3社の応札で、全てが春日部市、定期報告点検調査委託が3社の応札で、春日部市、蓮田市、杉戸町が1社ずつでございました。分析委託でございますが、5社応札で杉戸町が1社、ほか組合外業者が4社となっております。そういった入札状況から、結果、春日部市が多くなっているのではないかというふうに感じております。また、過去には植栽管理委託で、蓮田市の業者が受注したことが今までにございます。
続きまして、過去の委託件数、組合内委託の件数及び率でございますが、施設が新しくなった平成19年度から申し上げますと、平成19年度が委託件数22件に対しまして、組合内委託が8件で約36%でした。5年後の平成24年度が委託件数22件に対し、組合内委託が10件で約45%、そして平成27年度が委託件数20件に対し、組合内委託が9件で45%となっている状況でございます。
続きまして、資料2の組合債についてでございますが、現在、借り入れしている組合債についてですが、参考資料を見ていただきますと、1番から3番及び5番の4件の銀行の縁故債でございますが、これにつきましては借り入れ後10年間は固定金利を適用し、10年経過後に金利を見直す償還期間15年の契約となってございます。1番の平成16年度借り入れ分につきましては、平成26年度、平成27年3月でございますが、利率の見直しを行い、利率が1.61%から0.15%に下がってございます。また、2番の平成17年度借り入れ分につきましても、同様に利率の見直しを行っておりまして、参考資料の裏面をごらんいただきたいと思うのですが、こちらに記載がありますとおり、平成27年度、平成28年3月でございますが、利率の見直しを行いまして、利率が1.96%から0.15%に下がっている状況にございます。ただし、こちらにつきましては、下がった利率の影響が出るのが平成28年度からでございますので、表面の表には平成27年度中に支払った利子及びその利率を記載してございます。借りかえについてでございますが、先ほど申し上げましたとおり、借り入れから10年経過後に金利見直しを行う15年償還の契約となっておりますことから、借りかえの予定は考えてございません。
以上でございます。
河井美久議長 ご苦労さまでした。
栗原議員。
12番栗原 勇議員 1点目ですが、委託業務募集について、各市町村に募集のお知らせはどのようにしているのでしょうか。
2点目、組合内委託の件数や率を上げる努力はされているのでしょうか。
3点目、借りかえの今後の見直しの予定はあるのでしょうか。
以上、2回目の質問を終わります。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 委託業務の業者の募集でございますが、入札の公告につきましては、当組合のホームページに掲載するとともに、各構成市町のホームページ上に当組合の公告に接続する情報を掲載していただいておりまして、組合内業者への周知を図っているところでございます。組合内の契約件数を上げる方法につきましては、今の方法で引き続き各構成市町のホームページに情報を掲載し、周知する方法を継続したいと考えております。こちらにいらっしゃる皆様のご協力をいただければというふうに考えますので、よろしくお願いしたいと思います。
組合債について、今後、見直しについてでございますが、先ほどの資料を見ていただきますと、3番及び5番の2件につきましても、今後同様の条件による借り入れで、本年度中、平成29年3月ごろに、同じく利率の見直しを行う予定で、それにより利率が下がると思われます。なお、この2件も、現在のところでは借りかえの予定は考えておりません。
以上でございます。
河井美久議長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
黒須議員。
11番黒須大一郎議員 黒須です。決算書の2ページ、3ページについて考え方をお伺いしたいのですが、これを見ると27年度、26年度の10月1日の人口の割合をもとにして、各組合市の負担割合をお決めになっていると思うのですが、長年やってきて、実績を反映したらいいのではないかと思っているところなのですが、27年度の組合の使用実績を割合にして28年度に、そういう考え方のほうが、今のこれからの時代に合っていると思うのです。というのは、世帯数、独居世帯が多くなっていくような時代になってきて、そういう考え方のほうが、市民税について、町民税についても、前年対比の収入に対してお支払いを求めるという形です。今後の負担割合について、どういった考え方があるのかお聞きしたいと思います。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 ご意見としていただいたのが、きっと初めてなのかなというふうに思っておりますが、今までそういった形での負担割合について協議をしたことはないというふうに考えております。そういった意味からすれば、ご意見があったことにつきましては、今後検討課題なのかなというふうに判断をさせていただければというふうに思います。
河井美久議長 11番、黒須議員。
11番黒須大一郎議員 今の負担のもとになっている4億6,000万、7,000万前後ですが、それの0.1%でも46万、1%違えば460万違ってきます。ぜひ実態に合ったわかりやすい方法をとっていただきたい。世帯割と人口割を2つ半分にしてそれぞれやるというのは、公平なようでなかなかちょっと、10月1日現在、半年前のデータでもありますし、一番わかりやすいのは、前年度実績に対してどのくらい掛けると。予算の組み方もそうでしょうし、そのほうがよろしいかと思うのです。今までは右肩上がりの人口もあったでしょうけれども、これからはそういう考え方も必要だと思いますので、ぜひ協議検討していただきたいと思います。答弁は結構です。
河井美久議長 ほかにございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第8号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決をいたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
河井美久議長 起立全員であります。
よって、議案第1号は認定されました。
ここで、水井代表監査委員は所用がありますので、退席いたします。しばらくお待ちください。
◎議案第9号 平成28年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)につ
いて
河井美久議長 それでは、日程第9、議案第9号 平成28年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。
事務局、朗読を願います。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての説明を求めます。
事務局長。
前田良行事務局長 議案第9号 平成28年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)について説明申し上げます。
補正予算書の1ページをお開きください。今回の補正予算につきましては、まず第1条第1項のとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,152万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5億2,956万6,000円とするものです。
次に、第2条第1項のとおり、新たに債務負担行為を定めるものでございます。
次に、補正額の内容につきまして説明いたします。4ページをお開きいただき、第2表、債務負担行為をごらんください。新規設定分といたしまして、債務負担行為を定める事項として財務会計システム導入委託、期間は平成28年度から平成33年度まで、限度額につきましては1,367万7,000円でございます。この委託内容につきましては、統一的な基準により地方公会計の整備促進等に対応するため、現在、手作業で処理している会計処理を電算処理用の財務会計システムへ切りかえを図るものでございます。
続きまして、5ページの歳入歳出補正予算事項別明細書をごらんください。まず、歳入でございますが、5款1項1目繰越金の補正額につきましては、平成27年度決算で繰越金が2,152万6,551円と確定しましたので、当初予算との差額1,152万6,000円を増額するものでございます。
次に、歳出でございますが、6ページをお開きください。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費でございますが、13節委託料につきまして、清掃委託料で契約差金が生じましたので、85万6,000円を減額し、統一的な基準による地方公会計の整備促進等に対応するため、本年度分の財務会計システム導入委託料114万円及び固定資産台帳整備業務委託料307万8,000円並びに非常用自家発電装置起動用蓄電池交換業務委託料122万6,000円を増額し、合計で458万8,000円を増額補正するものです。
次に、4款1項公債費につきましては、長期債6件のうち17年度借り入れ分の1件が、変更契約による金利見直しにより返済額が変更となったため、元金につきましては26万9,000円の増額、利子については64万9,000円を減額補正するものでございます。
その結果、2款総務費、1項総務管理費、2目施設整備基金費につきましては、歳入における繰越金の増額分1,152万6,000円から歳出における一般管理費及び公債費の補正額の合計420万8,000円を差し引いた残額731万8,000円を積立金として増額補正するものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての質疑を求めます。
今尾議員。
3番今尾安徳議員 今回の補正には、先ほど説明の中にもありましたけれども、財務会計システム導入のための委託料として114万円、同システムの債務負担行為として、6年間で限度額1,367万7,000円が計上されています。今、この説明の中で、公会計の促進の方向でということでの導入のことのようですけれども、そもそもこのシステムがどういうもので、導入に至った経緯についてお示しをいただきたいと思います。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 財務会計システムにつきましては、予算編成事務、予算執行事務及び決算事務を情報化し、予算書や決算書等の財務帳票の作成並びに決算統計等の統計事務に活用するシステムでございます。日常的な業務では、予算要求書の作成や歳入管理、歳出管理のほか、基金管理や財政外現金管理などに利用できるシステムでございます。導入に至った経緯でございますが、統一的な基準による地方公会計の整備促進によるところが大でございますが、この機会を千載一遇の好機と捉え、先ほど申し上げましたが、財務会計全般を電子化による処理へ変換し、事務の省略化が図れることというふうに考えております。
以上でございます。
河井美久議長 今尾議員。
3番今尾安徳議員 今のご説明ですと、総務省が指導してきていると思うのですけれども、公会計導入の促進に関して千載一遇の機会だというふうに捉えていると。今、ちょっとご説明の中にありましたけれども、これまで手作業で行っていたものがシステム的になるので、簡単に予算のところを含めたものができ上がるというメリットがあると思うのですけれども、そのほかに、公営企業会計ですよね、こちらは。この公会計にのせることに関してのメリットというのは、そのほかにあるのでしょうか。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 今、公営企業会計というようなお話がありましたけれども、うちのほうは公営企業会計ではありません。
3番今尾安徳議員 公会計。
前田良行事務局長 はい、公会計でございますので。こちらについてでございますが、今までは、今言ったように予算、決算書等、これは手書きではないですけれども、表計算システムという表計算用のソフトを使って手づくりという形でやっておりましたけれども、こういったものについても財務会計システムが入ることによって、予算要求資料に伴って作成が容易にできるという形になると思います。それと、先ほど言いましたように財務帳票が作成ができるということと、構成市町宛てに情報が提供できるというところが導入のメリットと考えております。
以上でございます。
河井美久議長 今尾議員。
3番今尾安徳議員 今、企業会計ではないというふうにおっしゃいましたけれども、これは名称的には、確かに今総務省が進めているのは公会計ということですけれども、この内容自体の部分で言うと、この間にずっと公営企業会計で進められてきたような、いわゆる例えば資産に関してだとか、正味財産だとかというものに対して、バランスシートも含めた形で作成していくという会計ですね。そうすると、やはりこの間、ずっと前からされてきておりますけれども、公営企業会計と同質のものだというふうに私は捉えております。
今、メリットとして、先ほどからおっしゃっている手作業の問題と、さまざまな資料、バランスシートをつくりやすくなると。こういったことは、確かに職員さんの負担軽減とか、予算編成だとかというところに生きていくということで、その点はよくしていく必要はあると思うのですが、私はやはり企業会計がもとになっている公会計というものは、そもそも企業会計というのは利潤を追求するものでありますし、本来、住民福祉の増進を図る目的の地方自治体などが運営するこちらの斎場組合ですけれども、その会計にはそぐわないのではないかというふうに私は考えております。
メリットについてはお話しされましたけれども、この導入に関して千載一遇とおっしゃいましたけれども、デメリットなどに関して研究はされたのか。そして、場合によっては、導入しないということも私は可能なのではないかと思うのですが、これは強制的に導入しなければいけないものなのでしょうか。拒否できるのではないか、そこをお願いします。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 公会計の導入義務についてでございますが、平成18年度制定の簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律第62条の規定に基づきまして、地方公共団体における財務書類の作成というもので責務というふうに捉えております。現在までの間、当組合は財務システムの導入がなくて、決算統計データを活用した総務省モデル、そういったものも利用できず、財務書類の作成は皆無でありましたという状況がございますが、今後、統一的な基準による地方会計マニュアルに基づいた財務書類等の作成に取り組むことができて、あわせて先ほども言いましたが、構成市町へ情報提供が可能になっていくということで、努めていきたいというふうに考えております。
以上です。
河井美久議長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
黒須議員。
11番黒須大一郎議員 今の同じことですけれども、システムについて、今、手作業でやっていると言いましたけれども、電卓を使ったりそろばんを使ったりはあるでしょうけれども、本当に鉛筆なめなめやっているわけではなくて、ある程度表計算をしながらやっていると思うのですが、それの委託契約はシステムの利用契約なのか、委託しているのは入力についても全部やっていただけるのか、保守管理は入っているのか、それを聞かせてください。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 入力等につきましては共同でやると。こちらも当然事務作業を強いられるところがあります。それと、保守点検料は入ってございます。
以上です。
河井美久議長 よろしいですか。
11番黒須大一郎議員 はい。
河井美久議長 ほかにございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 では、質疑がないようですので、議案第9号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
今尾議員。
3番今尾安徳議員 私は、議案第9号 平成28年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)について、日本共産党議員を代表して反対の立場から討論をします。
この補正には、財務会計システム導入委託料として114万円、債務負担行為として、このシステム導入委託として、平成28年度から同33年度までで限度額として1,367万7,000円が設定をされております。質疑でも明らかなように、総務省が主導し促進しようと、公会計とおっしゃいましたけれども、企業会計方式の導入を進めようとしております。確かに自治体の決算書などは、現在の官庁会計方式だけで、その自治体の財産がどれだけあるのか、金額的にはっきりとつかむことはできません。改善すべき点はあります。だからといって、事業を推進するための企業会計のやり方を、営利を目的とせず、地方自治法が定める住民の福祉の増進を図る目的の自治体関連の会計に適応することがよいかといえば、それには根本的な問題があります。
そもそも企業会計方式によるバランスシート(貸借対照表)を見ても、自治体の財政状態を正しくつかむことができるかは疑問です。例えば資産から負債を差し引いた正味資産というものがありますが、資産の中の有形固定資産の内容は、それぞれの項目ごとに土地と建物などの評価を行い、売却すれば幾らになるのか価格を示しています。しかし、斎場などは現実的に売却不可能なものです。それを売却できると仮定するわけですけれども、みずからの経営資源などを的確に把握するということ自体、全く非現実的な話であり、無意味なものと言えます。しかも、資産と負債のバランスをとることで、深刻な地方財政危機の実態が覆い隠され、企業会計なら健全となり、さらに借金ができるということになりかねません。このような企業会計方式によるバランスシート(貸借対照表)の作成は、必ずしも正確な財政評価を導いてくれるものではありません。大事なことは、税金の使われ方をきちんと吟味し、正確に分析し、問題点を洗い出して、斎場運営の改善をしていくことであります。
ちなみに、春日部市議会3月定例会に提出をされた地方公会計の整備促進に係る意見書は、賛成少数で否決となっていることを申し添えておきます。
以上を指摘して、この議案に反対します。
河井美久議長 ほかにありませんか。
石川友和議員。
1番石川友和議員 議席番号1番の石川友和でございます。議案第9号 平成28年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場から討論いたします。
今回の補正予算は、平成27年度決算により繰り越し金額が確定したことによるもの。歳出の主な内容は、統一的な基準による地方公会計の整備促進に伴う財務会計システムの導入等でありますが、統一的な財務書類等の作成は、全ての地方公共団体に要請されている状況です。このような状況を好機と捉え、組合の財務事務を情報化し、財務帳票を電子的に作成することで、統一的な財務書類の作成に限らず、事務の省略化を目指す内容です。したがいまして、今回の補正内容は適正なものであると考えます。
今後も限られた財源を有効かつ効果的に活用しながら、良好な斎場運営をされるよう要望し、賛成討論といたします。
以上です。
河井美久議長 ほかにございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 ないようですので、以上で討論を終結し、採決いたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
河井美久議長 起立多数です。
よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
◎議案第10号 埼葛斎場組合監査委員の選任につき同意を求めるについて
河井美久議長 日程第10、議案第10号 埼葛斎場組合監査委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。
事務局、朗読を願います。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての説明を求めます。
石川管理者。
石川良三管理者 議案第10号 埼葛斎場組合監査委員の選任につき同意を求めるについて、提案理由及びその内容につきまして説明申し上げます。
埼葛斎場組合監査委員としてお願いしております水井隆治氏が、平成28年7月28日をもちまして任期満了となりますことから、引き続き水井氏を監査委員として選任いたしたく、地方自治法第196条第1項及び埼葛斎場組合規約第12条第2項の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。
水井氏の住所は、春日部市豊町2丁目10番地27、生年月日は昭和21年1月9日でございます。
また、水井氏の略歴につきましては、参考資料4にお示しのとおりでございます。
よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第10号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
河井美久議長 起立全員であります。
よって、議案第10号は同意することと決しました。
◎管理者の挨拶
河井美久議長 以上をもちまして、本日の日程は全部終了しました。
管理者の挨拶をお願いいたします。
石川管理者。
石川良三管理者 本日は、平成28年7月埼葛斎場組合議会定例会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様には大変ご苦労さまでございました。議案4件につきまして、議員の皆様におかれまして慎重なるご審議をいただき、いずれも承認、認定、可決、同意を賜り、厚く御礼を申し上げます。議員の皆様から賜りました貴重なご意見を十分尊重し、今後の斎場運営に当たってまいりますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。
議員の皆様におかれましては、暑さ厳しき折、健康に十分にご留意をいただき、ご活躍されますよう心から祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。本日はまことにありがとうございました。
◎閉会の宣告
河井美久議長 以上で平成28年7月定例会を閉会いたします。
ありがとうございました。
(午後 2時46分)
議 長 河 井 美 久
副 議 長 石 川 誠 司
前 議 長 小 島 文 男
署 名 議 員 栄 寛 美
署 名 議 員 黒 須 大 一 郎