議 事 日 程 (第1号)
平成29年2月1日(水曜日)午後1時30分開会
開会と開議
管理者の挨拶
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案第1号上程、説明、質疑、討論、採決
第 5 議案第2号上程、説明、質疑、討論、採決
第 6 議案第3号上程、説明、質疑、討論、採決
管理者の挨拶
閉 会
出席議員(13名)
1番 石 川 友 和 議員 2番 河 井 美 久 議員
3番 今 尾 安 徳 議員 4番 石 川 誠 司 議員
5番 石 川 敏 子 議員 6番 小 島 文 男 議員
7番 齋 藤 昌 司 議員 8番 窪 田 裕 之 議員
9番 松 本 栄 一 議員 10番 栄 寛 美 議員
11番 黒 須 大 一 郎 議員 12番 栗 原 勇 議員
13番 中 川 朗 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定による説明者
管 理 者 春 日 部 市 長 石 川 良 三
副 管 理 者 蓮 田 市 長 中 野 和 信
〃 白 岡 市 長 小 島 卓
〃 杉 戸 町 長 古 谷 松 雄
〃 春日部市副市長 池 貝 浩
会 計 管 理 者 春日部市会計管理者 大 澤 雅 昭
事 務 局 長 前 田 良 行
担 当 課 長 春日部市市民課長 飯 口 信 彦
〃 蓮田市みどり環境課長 中 野 敦 一
〃 白岡市環境課長 大 橋 浩 明
〃 杉戸町環境課長 白 石 敏 明
職務のため出席した職員
埼葛斎場組合事務局 島 村 信 男
次長兼管理担当主幹
◎開会及び開議の宣告
河井美久議長 ただいまから平成29年2月埼葛斎場組合議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
(午後 1時25分)
◎管理者の挨拶
河井美久議長 管理者の挨拶を願います。
石川管理者。
石川良三管理者 本日は、平成29年2月埼葛斎場組合議会定例会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様には、公私ともご多忙にもかかわらずご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今定例会にご提案申し上げます議案は、補正予算が1件、当初予算が1件、人事案件が1件の合計3議案でございます。
議員の皆様におかれましては、慎重審議の上、可決あるいは同意を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶とさせていただきます。よろしく審議のほどお願い申し上げます。
◎会議録署名議員の指名
河井美久議長 日程第1、会議録署名議員の指名をいたします。
会議規則第73条の規定により、
12番 栗 原 勇 議員
13番 中 川 朗 議員
を指名いたします。
◎会期の決定
河井美久議長 日程第2、会期の決定を議題といたします。
この際、お諮りいたします。2月定例会の会期は本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
河井美久議長 異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決しました。
◎諸般の報告
河井美久議長 日程第3、諸般の報告をいたします。
地方自治法第121条の規定により、本定例会における説明者の出席を求めたところ、お手元に配付してあるとおり報告がありましたので、ご了承願います。
◎議案第1号 平成28年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)について
河井美久議長 日程第4、議案第1号 平成28年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
事務局、朗読を願います。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 本案についての説明を求めます。
事務局長。
前田良行事務局長 議案第1号 平成28年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)について説明申し上げます。
補正予算書の1ページをお開きください。今回の補正につきましては、第1条のとおり、歳出予算補正で款項の区分ごとの金額を補正するものでございます。
次に、第2条の債務負担行為で、平成29年度当初から始まる委託業務等について事前に契約手続が必要なため、債務負担行為を設定するものでございます。
次に、補正の内容につきまして説明申し上げます。初めに、3ページの第2表、債務負担行為をごらんください。平成29年度当初から業務開始が必要な清掃委託など11件の事項について、事前に契約手続が行えるよう債務負担行為を設定するものでございます。
次に、4ページの歳出補正予算事項別明細書をごらんください。まず、1款議会費、1項議会費、1目議会費ですが、1節報酬につきまして1,000円を増額するものでございます。
次に、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費ですが、2節給料は給与改定に伴う9,000円の増、11節需用費は不足する消耗品の補充と早急に対応する必要性がある施設修繕分として61万2,000円の増、13節委託料は契約差金による292万7,000円の減、19節負担金補助及び交付金は総合事務組合負担金と防火管理者受講料で4万8,000円の増とし、合わせて225万8,000円を減額するものでございます。
同項2目施設整備基金ですが、25節積立金は225万7,000円を増額するものです。
補正の財源といたしましては、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の委託料の減額分を同目の不足する各節、また同項第2款施設整備基金費並びに1款議会費の増額部分へ配分するもので、歳出予算全体で差し引きゼロ円のため、補正後の額は補正前の額と変わらず、5億2,956万6,000円となるものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
河井美久議長 本案についての質疑を求めます。
5番、石川敏子議員。
5番石川敏子議員 済みません。何点かお尋ねをいたします。
まず、3ページの債務負担行為について、この中で競争入札にかけるものと随契となるものについて、それぞれ明らかにしていただきたいと思います。
それから、4ページの総務管理費の一般管理費、委託料の契約差金ということで、植栽と空調の委託料が減額となっていますが、この入札状況についてどのぐらいの応札があったのか、また落札率についても明らかにしていただきたいと思います。
それから、組合内の業者の参加または周知についてどのようになっているのか、その点も明らかにしてください。
以上です。
河井美久議長 事務局、説明をお願いします。
前田良行事務局長 質疑にお答えします。
まず、債務負担行為設定に係る契約方法でございますが、平成28年度実績では清掃委託及び空調設備点検委託は一般競争入札、火葬業務委託は指名競争入札としております。それ以外の業務委託等につきましては、機械設備の保守点検やホームページ管理委託など、専門業者によるものは随意契約としております。
2点目の委託料の減額についてでございますが、植栽管理委託及び空調設備点検委託の入札差金を減額としたものでございます。植栽管理委託は、一般競争入札により組合内業者8社の応札があり、落札率は66.67%になっております。空調設備点検委託は、組合内業者2社の応札があり、落札率は67.74%になっております。
また、入札の周知方法ですが、斎場組合の掲示板、ホームページ並びに各構成市町のホームページに入札状況を掲載し、執行をしているものでございます。
以上でございます。
河井美久議長 石川委員、よろしいですか。
5番、石川議員。
5番石川敏子議員 一般競争入札と随契とこの債務負担行為の中にあるのですが、火葬業務委託が指名ということで、火葬業務委託料については、これは指名競争入札を具体的にどのようにやっているのか。初めてではないですよね。その点を明らかにしていただきたいのと、火葬炉設備保守点検についても、火葬炉業務と保守点検というのは別々な会社がやるということもあり得るのでしょうか、その点明らかにしていただきたいと思います。
河井美久議長 事務局。
前田良行事務局長 平成28年度は、火葬業務の委託につきましては、指名競争入札を実施しております。それと、保守点検につきましては、特別な内容の火葬炉ということで、こちらにつきましては随意契約、1社の契約となっております。あとはよろしいでしょうか。
5番石川敏子議員 同じ会社、どういう入札の仕方というか。
前田良行事務局長 保守点検業務につきましては、火葬炉を製作している業者さんに頼んでおります。火葬業務につきましては、うちの火葬炉を製造している業者以外に入札に参加していただいて、応札をしていただくということでございます。製造元のほうが有利という形はあろうかと思いますけれども、一応指名競争入札ということで、競争原理を働かそうという形で実施したところ、全ての業者さんが、自分のところで製造した火葬炉ではないのですけれども、できないことはないということで参加して応札をしていただいているような状況でございますので、競争の原理を働かそうということで、主に火葬炉をつくっている業者さんが指名競争入札に参加して入札を実施しております。
以上でございます。
河井美久議長 5番、石川議員。
5番石川敏子議員 済みません。火葬業務、火葬する業者と、それから保守点検をする業者と、ここはイコールではない。別々な業者でも可能だということなのでしょうか。
河井美久議長 事務局。
前田良行事務局長 現状とすれば可能でございます。
河井美久議長 ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第1号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 討論がないようですので、討論を終結し採決いたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
河井美久議長 起立全員です。
よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
◎議案第2号 平成29年度埼葛斎場組合一般会計予算について
河井美久議長 日程第5、議案第2号 平成29年度埼葛斎場組合一般会計予算についてを議題といたします。
事務局、朗読を願います。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての説明を求めます。
事務局長。
前田良行事務局長 議案第2号 平成29年度埼葛斎場組合一般会計予算について説明申し上げます。
予算書の1ページをごらんください。平成29年度当初予算につきましては、第1条第1項のとおり、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億6,080万2,000円と定めるものでございます。
また、第2条で、平成29年度から更新する委託業務について債務負担行為を設定するものでございます。
次に、予算の主な内容につきまして説明申し上げます。初めに、4ページの第2表、債務負担行為をごらんください。表にございます予約システム保守管理委託料について、現行のシステム保守管理委託期間が平成29年度中に満了となることから、期間平成29年度から平成34年度まで、限度額972万円を設定するものでございます。
次に、5ページの歳入歳出予算事項別明細書をごらんください。歳入について説明いたします。1款分担金及び負担金、1項1目負担金3億1,409万8,000円につきましては、構成市町に負担いただく一般負担金で、前年度より203万2,000円の増額となっております。なお、各市町の負担金額の計算につきましては、後ほど参考資料1をご参照ください。
次に、2款使用料及び手数料、1項使用料1億2,583万2,000円につきましては、斎場施設の使用料収入でございます。平成28年9月以前、1年間の利用実績から推測した数値としております。なお、待合室等使用料につきましては、実績から推測した数値と最近の葬儀費用をなるべく抑制する利用者の動向などから、待合室等の利用件数が若干減少すると見込んで、前年度より93万5,000円の減の要求となっております。
次に、3款財産収入1,000円につきましては、施設整備基金の運用利子を提供したものでございます。前年度より1万7,000円の減となりましたのは、昨年度に火葬炉修繕費用として施設整備基金を6,600万円ほど取り崩したため基金残高が減少したことにより、利子収入が減額するものと見込んだことによるものでございます。
次に、6ページをごらんください。4款1項1目繰入金885万6,000円につきましては、火葬炉修繕費用を施設整備基金から繰り入れるものでございます。前年度に比べて5,764万5,000円の減となりましたのは、必要な修繕が昨年度と比べ大幅に減少する見込みとなったものでございます。
次に、5款1項1目繰越金1,000万円につきましては、前年度からの繰り越し見込み額を計上したものでございます。
最後に、6款諸収入、1項1目雑入208万5,000円につきましては、骨つぼセットの販売収入などを計上したもので、先ほどの使用料の待合室等の利用の動向と同様に、前年に比べ60万3,000円の減額を見込みました。
以上から、これらを合わせた歳入合計が4億6,087万2,000円となるものでございます。
次に、歳出について説明いたします。7ページをごらんください。1款1項1目議会費111万円につきましては、組合議員の報酬や会議録作成のための需用費等でございます。
次に、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費1億3,118万9,000円につきましては、管理者報酬や職員給与等の人件費のほか、施設の維持管理に必要な需用費や委託料等で、前年度に比べ714万7,000円の増となっております。増額となった主な理由でございますが、地方公会計の整備促進等に対応するため導入した財務会計システム保守委託料、財務書類作成支援業務委託料及び退職者分の総合事務組合特別負担金の増などが主な要因となっております。
次に、10ページをごらんください。2目施設整備基金費3,380万円につきましては、前年度繰越額などから毎年計上している約1,000万円に加え、使用料見直しに伴う増収見込み分として約2,500万円を計上し、昨年度と同等としたかったのですが、総合事務組合特別負担金分の増額による構成市町の負担増を抑制するため、火葬炉の修繕費用分に当たる880万円を繰越額と見込んだことによるもので、前年度より130万円程度減額となっております。なお、基金の管理状況につきましては、後ほど参考資料2をご参照ください。
次に、2項1目委員費15万1,000円につきましては、監査委員や公平委員などへの報酬を計上したものでございます。
次に、11ページをごらんください。3款事業費、1項1目事業管理費9,383万2,000円につきましては、火葬炉の維持補修、点検などに関連した需用費や委託料を計上したものでございます。前年度に比べて6,053万3,000円の減額となりましたのは、燃料費及び火葬炉の修繕料で約6,000万円の減となったことが要因でございます。
4款1項公債費1億9,079万円につきましては、長期債の償還金でございます。247万5,000円の減額ととなりましたのは、元金の償還が進み、利子分が減額となったことが要因でございます。
最後に、5款1項1目の予備費として、例年どおり1,000万円を計上しました。これらから、歳出の合計は4億6,087万2,000円となるものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての質疑を求めます。
12番、栗原勇議員。
12番栗原 勇議員 12番、栗原勇です。歳入の件で1款1項1目1節負担金について、負担金が前年度比203万2,000円増の3億1,409万8,000円となっていますが、そもそも負担金というのはどのようにして決められていくかご答弁ください。
河井美久議長 事務局。
前田良行事務局長 当組合の負担金につきましては、埼葛斎場組合規約第13条の規定によりまして、組合事業により生ずる使用料及びその他の収入を充て、なお不足すると認められるときは組合市町が負担することとなっており、その負担割合は、世帯割100分の50、人口割100分の50となっております。具体的な算出の方法でございますが、まず組合の必要経費であります支出と使用料等の収入の見込み額を算出いたします。次に、この支出見込み額から収入見込み額を差し引いて算出した額が構成市町の負担金の総額となります。最後に、負担金の総額を半分に分けた額を構成市町の人口と世帯数で案分し、各市町の人口割、世帯割の負担金額を算出しております。
平成29年度の負担金の203万2,000円の増額につきましては、2款総務費、1目一般管理費の19節負担金補助及び交付金の平成28年度末に定年退職いたしました職員の退職に係る総合事務組合特別負担金443万円が増加したことによって、多少ご協力いただきたいということで増額となったものでございます。
以上でございます。
河井美久議長 12番、栗原勇議員。
12番栗原 勇議員 わかりました。そのようにして決めるのはわかったのですけれども、1人当たりの負担額及び1世帯当たりの負担額について、10年前、5年前、そして平成29年度と、どのように推移をしてきているのか。1人当たりの額、そして1世帯当たりの額についてそれぞれご答弁ください。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 1人当たり及び1世帯当たりの負担額の推移でございますが、10年前の平成19年度は1人当たり約305円、1世帯当たり約803円、5年前の平成24年度は1人当たり約402円、1世帯当たり約993円、そして平成29年度は1人当たり395円、1世帯当たり928円でございます。19年度から29年度におきましては、1人当たり90円、1世帯当たりで125円の増額となっておりますが、逆に平成24年度から平成29年度は1人当たりで7円、1世帯当たりで65円の減額となっております。組合の必要経費につきましては、支出に係る施設整備や施設の修繕の内容と、収入に係る使用料の改定などにより各年度の支出額と収入額に違いを生じることから、負担金につきまして一定の推移を説明するのは難しいところかなというふうに考えております。
以上でございます。
河井美久議長 よろしいですか。
ほかにございませんか。
5番、石川敏子議員。
5番石川敏子議員 何点かご質問します。
まず、1つは、7ページの歳出を見ていただいて、特定財源ということでその他の財源があるのですが、このその他の財源はどれを充てているのか、具体的に明らかにしていただきたいと思います。
それから、昨年より使用料の値上げが行われたのですが、使用料の値上げに対しての影響というのは何かあるのでしょうか、その点を明らかにしていただきたいと思います。
それから、5ページにあります待合室、先ほど減額ということでおっしゃっていましたが、使用料の火葬使用料についてはほぼ横ばいみたいな感じなのですが、この待合室の使用料が大幅に減額になっているのと、それから骨つぼセットも数が同じな割には、骨つぼセットの減額幅も大きいのではないかというふうに思いますので、そこは何らかの理由があるのかと思いますので、明らかにしていただきたいと思います。
以上です。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 歳出におけます特定財源、その他というところに入る部分でございますが、その内容についてご説明いたします。
斎場の歳入のうち、使用料、それと繰入金及び雑入の中にございます骨つぼセット代を特定財源としてございます。この特定財源につきましては、主に3款の事業費へ充当するほか、2款総務費の1目一般管理費並びに2目の施設整備基金へ充当しているところでございます。
2番目に、使用料の値上げによる施設利用に影響があるかでございますが、日常頻繁に利用する施設であれば、値上げによる影響も考えられるところでございますが、人の一生の終えんにおける利用施設でありますことから、影響はないものと考えております。
次に、使用料のうち待合室等使用料の減の理由でございますが、近年家族葬の方や葬儀費用を抑制する方などが多く見受けられる状態で、待合室を利用されない例が増加傾向にあるため、前年度より減額見込みとしたものでございます。
次に、雑入、骨つぼセットの減額理由でございますが、27年度販売実績及び28年度の販売状況で減少にありますことを踏まえまして、平成29年度も見込み額を減少させていただいたということでございます。
以上でございます。
河井美久議長 5番、石川敏子議員。
5番石川敏子議員 再質問させていただきます。
使用料の値上げについては別に影響がないと、先ほどお答えになっていたのですが、具体的には使用料の値上げに連動して、この待合室の使用料や骨つぼセットが減っていると、そういうふうに言えるのではないかと思うのですが、そこはどういうふうに捉えているのでしょうか。
河井美久議長 事務局。
前田良行事務局長 待合室の使用料につきましては、先ほど言ったような状況でございまして、別に例えばこちらをお借りしている方々とか、あとは予約をする業者から、そういった形でうちのほうに使用料が上がったとか、そういったもののお話を聞き及んでいる状況にはなくて、やはり業者さんから聞いているのは、最近は葬儀費用を安くしていただきたいという方が多くなってきたということで聞いておりますので、同様に影響を受けているのかなと考えております。
河井美久議長 石川議員、よろしいですか。
5番石川敏子議員 はい。
河井美久議長 3番、今尾安徳議員。
3番今尾安徳議員 2点ほどお聞きをします。
予算書の10ページ、施設整備基金積立金、こちらは前年比で130万7,000円の減、3,380万円と。参考資料の2では、これが積み立てられますと、年度末の積立額が6,666万4,703円を見込んでいるということですけれども、この財源内訳について教えていただければと思います。
もう一点は、11ページの公債費、前年度比で247万5,000円減額、元金のほうは31万2,000円の増で利子が278万7,000円の減額と、先ほどの説明でもありました。こうした中でこの公債費予算となったわけですけれども、それぞれの見積もりの理由と、特に利子減額の要因に関してはどういうものがあるのかお願いします。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 予算書10ページの施設整備基金積立金でございました前年比130万7,000円の減ということでございますが、こちらについての財源でございますが、全て斎場の使用料収入を充ててございます。
次に、11ページの公債費の減の件でございますが、平成17年度に借り入れた事業債が10年を経過した昨年3月におきまして利率の見直しを行いまして、1.9%だった利率が0.15%に変更されたことによる減でございまして、その変更になった新たな利率によって、元利均等方式による償還を再度計算し直しまして、償還元金は31万2,000円が増額になりまして、償還利子は278万7,000円の減額となったところでございます。差し引いて247万5,000円が減額となったという状況でございます。
以上でございます。
河井美久議長 3番、今尾議員。
3番今尾安徳議員 では、1点だけ。公債費についてはわかりました。利子が下がるけれども、元金は上がってしまうと。構造上の問題ということなのですけれども、積立金に関しては全て使用料収入ということですけれども、先ほどの説明でもお聞きした部分もあるかと思いますけれども、当初の見込みとの差異では、先ほども使用料年間2,500万円、値上げ分としてということだと思うのですけれども、来年度予算ではなく今年度から値上げをしたのですけれども、この差異について、見込みとの差異についてはどのようになっているでしょうか。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 見込みとの差異でございますか。基金の積立金におきまして、前年度見込みとの差異でございますが、前年度は使用料改定に伴います増額見込み分2,500万円と繰越額1,000万円分を見込みまして、3,500万円程度ということで予算要求をさせていただいております。平成29年度につきましては、使用料改定に伴う増加見込み分2,500万円はそのままといたしまして、今回は基金を取り崩した額の約880万円の分を積み立てていきたいということで、3,380万円としたところでございます。
以上でございます。
河井美久議長 ほかに質疑はございませんか。
11番、黒須大一郎議員。
11番黒須大一郎議員 ページで言うと13ページになりますが、職員数が昨年に比べて1名減っております。予算書を見ると、再任用でまた働いていただくということですが、予算の説明で前年より減っているのは、定数は減っていないのだけれども、費用がコンパクトになったり、お金をかけなくなってきて、定数自体はそんなに減っていないというお話ありました。今後を見ると、再任用で短期間で賄っていけるのかというところだと思うのですが、もうちょっと細かく見ても、超過勤務のほうも予算的には減っています。職員の人たちは煩雑になってしまって、業務が支障を来さないようにどのような手だてがあるのか。また、今、ことしはまだ考えていないけれども、市職員を雇う計画がどのようになっているのか、人事関係ですが、少しご説明していただきたいと思います。
河井美久議長 事務局長。
前田良行事務局長 今、黒須議員のほうからありました職員体制の問題もありますが、使用料を上げるいきさつとなった火葬炉の修繕、そういったものが30年以降に控えているということになると、業務量も大変上がってきます。それに伴いまして、今年度末1人職員が退職になりまして、再任用を図るということで人員的にはクリアできるのですが、埼葛斎場の職員も年々高齢化になっておりまして、今、変則勤務というような状況においては、職員も非常に心労が重なっているという状況でございます。
そういった意味から、管理者のほうからも言われているのですが、人事の補強、そういったものについて長期的な計画があるのかという状況などを指示されているのですが、そういったものを今事務局内で計画を立てていこうかなという状況になっております。業務量は増えていくような状況になりながら、職員数は減っていくと。いろいろな面で、何回もご説明しておりますが、火葬炉ではなくて施設のほうも老朽化してきて、いろんなところでふぐあいが出てきて、そういった業務も増えてきているという状況で、そういった予算面も非常に協力していっていただかなければならないものが、問題が山積しているような状況でございますので、そういったものを全部ひっくるめて長期的な計画を作成していければと思っているところでございます。
河井美久議長 11番、黒須大一郎議員。
11番黒須大一郎議員 お話は、現場のほうは事態を危機的に感じているということがお話でわかりましたけれども、現時点にはまだ計画、プランニングができていないということです。今、一昨年度の労働環境の関係でさまざまな事件がありました。日本的なサービス、おもてなしというか、その辺も関係しているとは思いますけれども、終末を迎える最期のところのサービス、公共サービスであるここは、やっぱりきっちりやらなくてはいけないので、早急に予算を組んでいただいても結構ですから、プランニングしていかないと、あそこの斎場は待たせるばかりでとかいう苦情が多くなってくるのは、大変心もとないと思っていますので、その辺の方向をぜひ管理者がいらっしゃいますので、お伺いしたいところであります。通告はしていないですが、よろしくお願いします。
河井美久議長 石川管理者。
石川良三管理者 確かにごもっともでございます。今のご意見を踏まえて、しっかりと協議検討してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。
河井美久議長 よろしいですか。
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第2号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論を求めます。
3番、今尾安徳議員。
3番今尾安徳議員 私は、議案第2号 平成29年度埼葛斎場組合一般会計予算について、日本共産党議員を代表して反対の立場から討論をします。
平成28年度、本年度から火葬炉、式場、霊安室、待合室を使用料をそれぞれ組合内、組合外を含めて値上げをしました。火葬炉使用料は1万円となり、県内最高額となりました。この予算を引き続き値上げしてある予算となります。説明や質疑の中で、待合室使用料の減額は、高齢者世帯や低所得者世帯の増加で使わない人が多くなった、骨つぼセットの減額は、同じ個数であっても、徐々に安い骨つぼを使用する人が増えているという実態がわかりました。こうしたことから見ても、私は明らかに暮らしが苦しいから使用を控える、少しでも安いものに切りかえるという、葬儀代を出すのにも苦労している市民の皆さんの暮らしの反映だと思います。こういうときに値上げをしたのだと私は考えるべきだと思います。
かつては、条例上の使用料規定があるにもかかわらず、使用者が組合市町民である場合には徴収をせず、組合市町が負担を肩がわりするなど、極めて温かい措置をとっていました。市民の苦しい暮らしの実態に寄り添い、長年市町の発展に貢献した方が安心して利用できるようにすることこそ、福祉の増進につながります。使用料の引き下げ、無料化こそ行うべきです。
以上を指摘してこの議案に反対します。
河井美久議長 ほかに討論はございますか。
10番、栄寛美議員。
10番栄 寛美議員 議席番号10番、栄寛美でございます。ただいまの議案第2号 平成29年度埼葛斎場組合一般会計予算につきまして、賛成の立場から討論いたします。
当初予算総額は歳入歳出それぞれ4億6,087万2,000円で、前年度と比較いたしまして5,716万8,000円の減額となっております。減額となった主な要因としましては、計画的に実施している火葬炉修繕において、平成29年度は前年度と比べ大きく減量したことによるもので、それにあわせ施設整備基金の取り崩しも減少していることから、適正なものと考えております。特に平成28年度から火葬炉修繕料の原資とするために、改正した斎場使用料の増収分を施設整備基金費の積立金として確保しつつ、限られた財源を有効に活用して、総務管理費の人件費等の増加分をなるべく構成市町の負担につながらないように工夫した予算となっておると考えております。
引き続きまして、地方債の計画的な返済と、将来を考えた良好な財政運営を要望させていただきまして、賛成討論といたします。
河井美久議長 ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 ないようですので、以上で討論を終結し、採決いたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
河井美久議長 起立多数です。
よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
◎議案第3号 埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるについて
河井美久議長 日程第6、議案第3号 埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。
事務局、朗読を願います。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 ご苦労さまでした。
本案についての説明を求めます。
石川管理者。
石川良三管理者 議案第3号 埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるについて、提案理由及びその内容につきまして説明申し上げます。
議案書の3ページをごらんください。提案理由でございますが、蓮田市からご推薦いただき、公平委員に選任していた町田知啓氏が平成29年1月26日をもって任期満了となったことに伴い、同じく蓮田市から再任のご推薦をいただいた同氏を選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により議会の同意をお願いするものでございます。
町田氏の略歴につきましては、参考資料3にお示しのとおりで、人格高潔で、地方自治にご理解があり、かつ人事行政に関する識見をお持ちの方で、これまでも国や県において各種委員を歴任され、平成27年6月からは蓮田市公平委員を務められていることから、本組合の公平委員として適任と考えております。
よろしくご同意を賜りますようお願い申し上げます。
河井美久議長 本案についての質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第3号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決いたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
河井美久議長 起立全員です。
よって、議案第3号は同意するものと決しました。
◎管理者の挨拶
河井美久議長 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
管理者の挨拶を願います。
石川管理者。
石川良三管理者 本日の定例会にご提案申し上げた議案3件につきまして、議員の皆様には慎重なるご審議をいただき、いずれも可決あるいは同意を賜り、厚く御礼を申し上げます。議員の皆様から賜りました貴重なご意見を十分尊重し、今後の斎場運営に当たってまいりますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。
議員の皆様におかれましては、寒さ厳しき折、健康に十分ご留意をいただき、ご活躍されますことを心からご祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。本日はまことにありがとうございました。
◎閉会の宣告
河井美久議長 以上で平成29年2月定例会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでございました。
(午後 2時13分)
議 長 河 井 美 久
署 名 議 員 栗 原 勇
署 名 議 員 中 川 朗