議 事 日 程 (第1号)
令和3年2月12日(金曜日)午後1時30分開会
開会と開議
管理者の挨拶
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案第1号上程、説明、質疑、討論、採決
第 5 議案第2号上程、説明、質疑、討論、採決
第 6 議案第3号上程、説明、質疑、討論、採決
管理者の挨拶
閉 会
出席議員(13名)
1番 榛 野 博 議員 2番 河 井 美 久 議員
3番 今 尾 安 徳 議員 4番 山 田 孝 夫 議員
5番 石 川 敏 子 議員 6番 山 口 剛 一 議員
7番 秦 邦 雄 議員 8番 仁 部 前 崇 議員
9番 松 本 栄 一 議員 10番 海 老 原 光 男 議員
11番 加 藤 一 生 議員 12番 栗 原 勇 議員
13番 荒 木 洋 美 議員
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定による説明者
管 理 者 春 日 部 市 長 石 川 良 三
副 管 理 者 蓮 田 市 長 中 野 和 信
〃 白 岡 市 長 藤 井 栄 一 郎
〃 杉 戸 町 長 古 谷 松 雄
〃 春日部市副市長 種 村 隆 久
会 計 管 理 者 春日部市会計管理者 土 渕 浩
事 務 局 長 奈 良 光 雄
担 当 課 長 春日部市環境政策課長 矢 野 仁 史
〃 蓮田市みどり環境課長 町 井 孝 行
〃 白岡市環境課長 大 橋 寛 枝
〃 杉戸町環境課長 小 野 寺 満
職務のため出席した職員
埼葛斎場組合事務局 山 ア 旭
次長兼管理担当主幹
◎開会及び開議の宣告
河井美久議長 ただいまから令和3年2月埼葛斎場組合議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
(午後 1時28分)
◎管理者の挨拶
河井美久議長 管理者の挨拶を願います。
石川管理者。
石川良三管理者 本日は、令和3年2月埼葛斎場組合議会定例会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様方には公私ともにご多忙にもかかわらずご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今定例会にご提案申し上げます議案は、令和2年度補正予算について1件、令和3年度予算について1件及び人事案件について1件の3議案でございます。
議員の皆様方におかれましては、慎重審議の上、可決あるいは同意を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
◎会議録署名議員の指名
河井美久議長 日程第1、会議録署名議員の指名をいたします。
会議規則第73条の規定により、
5番 石 川 敏 子 議員
6番 山 口 剛 一 議員
を指名します。
◎会期の決定
河井美久議長 日程第2、会期の決定を議題といたします。
この際、お諮りいたします。2月定例会の会期は本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
河井美久議長 異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決しました。
◎諸般の報告
河井美久議長 日程第3、諸般の報告をいたします。
地方自治法第121条の規定により、本定例会における説明者の出席を求めたところ、お手元に配付してあるとおり報告がありましたので、ご了承願います。
◎議案第1号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)につい
て
河井美久議長 日程第4、議案第1号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)についてを議題といたします。
事務局、朗読を願います。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 本案についての説明を求めます。
事務局長。
奈良光雄事務局長 議案第1号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第2号)につきまして説明申し上げます。
補正予算書の1ページを御覧ください。今回の補正につきましては、第1条のとおり、歳出予算補正で、款項の区分ごとの金額を補正するものでございます。
次に、第2条の債務負担行為で、令和3年度当初から始まる業務委託などについて債務負担行為を設定するものでございます。
次に、補正の内容につきまして説明申し上げます。まず、3ページの第2表、債務負担行為補正を御覧ください。令和3年度当初から業務開始が必要な空調設備点検委託などの業務について、事前に契約手続が行えるよう債務負担行為を設定するものでございます。
なお、昨年度掲載いたしました清掃委託料、警備委託料につきましては、長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の対象となるため、今回から除外することとしております。
次に、6ページ、7ページの歳出補正予算事項別明細書を御覧ください。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費でございますが、12節委託料におきまして、清掃委託料及び空調設備点検委託料の事業費確定に伴う契約差金125万1,000円を減額するものでございます。
次に、同じく18節負担金、補助及び交付金におきましては、総合事務組合に負担する退職手当負担金が定期人事異動により2万4,000円不足したため、増額するものでございます。
次に、2目施設整備基金費、24節積立金につきましては、この差引き減額分122万7,000円を積み立てるものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
河井美久議長 本案についての質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第1号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決いたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
河井美久議長 起立全員です。
よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
◎議案第2号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計予算について
河井美久議長 日程第5、議案第2号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計予算についてを議題といたします。
事務局、朗読を願います。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 本案についての説明を求めます。
事務局長。
奈良光雄事務局長 議案第2号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計予算につきまして説明申し上げます。
予算書の1ページを御覧ください。令和3年度当初予算につきましては、第1条第1項のとおり、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億1,909万8,000円と定めるものでございます。
それでは、予算の主な内容につきまして説明申し上げます。予算書4ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書により説明申し上げます。
初めに、歳出から説明いたします。8ページを御覧ください。1款1項1目議会費113万9,000円につきましては、組合議員の報酬や会議録作成のための需用費などでございます。前年度と同額でございます。
次に、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費1億2,085万8,000円につきましては、管理者報酬や職員給与などの人件費のほか、施設の維持管理に必要な需用費及び委託料などでございます。前年度比較148万6,000円の増につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、消毒液、防護服、アクリル板など消耗品購入費用の増が主な要因でございます。
次に、10ページを御覧ください。2目施設整備基金費3,501万8,000円につきましては、前年度繰越額などから毎年計上している約1,000万円に加え、長期修繕計画に基づく火葬炉の維持補修費分約2,500万円と積立金の預金利子を計上したものでございます。ほぼ前年度並みでございます。なお、基金の管理状況につきましては、参考資料1のとおりでございます。
次に、2項1目委員費15万1,000円につきましては、監査委員や公平委員会委員などの報酬でございます。前年度と同額でございます。
3款事業費、1項1目事業管理費1億8,814万1,000円につきましては、火葬炉の維持補修、点検などの需用費や委託料を計上したものでございます。前年度比較165万4,000円の増につきましては、修繕料の増が主な要因でございます。火葬炉の修繕につきましては、前年度に引き続き長期修繕計画に基づき、人体火葬炉8基中残りの4基の耐火れんがの積替えなどを行う予定でございます。
次に、12ページを御覧ください。4款1項公債費6,379万1,000円につきましては、長期債の償還金でございます。前年度に比べて773万8,000円の減額となっておりますが、これは1件の起債が令和2年度で償還完了となったことが主な要因でございます。
最後に、5款1項1目の予備費につきましては、例年どおり1,000万円を計上したものでございます。
以上、歳出合計につきましては、5ページにお示しのとおり4億1,909万8,000円となるものでございます。
続きまして、歳入について説明申し上げます。予算書6ページを御覧ください。1款分担金及び負担金、1項1目負担金2億836万6,000円につきましては、構成市町にご負担いただく一般負担金で、前年度より150万4,000円の減額となっております。減額となった理由につきましては、歳出における公債費の減が主な要因でございます。なお、各市町の負担金額の詳細につきましては、参考資料2のとおりでございます。
次に、2款使用料及び手数料、1項使用料につきましては1億2,110万9,000円を見込んでおります。見込額の算定につきましては、令和2年9月以前1年間の利用実績から推計した数値としております。1目斎場使用料から3目待合室等使用料につきましては、いずれも数百万円の減少と見込んでおります。これは、火葬件数は若干の増を見込んでおりますが、動物火葬を含め組合外の火葬件数が減っていること、さらには家族葬の増加に加え、新型コロナウイルスの影響で待合室や式場の利用が大きく減少していることが主な要因でございます。
次に、3款財産収入1万7,000円につきましては、施設整備基金の運用利子を計上したものでございます。前年度より8,000円の減となっておりますが、これは定期預金利子の減額によるものでございます。
次に、4款1項1目繰入金7,811万円につきましては、火葬炉修繕費用を施設整備基金から繰り入れるものでございます。前年度に比べて496万円の増となっておりますが、これは歳出での修繕費用の増額によるものでございます。
次に、5款1項1目繰越金1,000万円につきましては、前年度からの繰越見込額を計上したものでございます。
最後に、6款諸収入、1項1目雑入149万6,000円につきましては、骨つぼセットの販売収入などを計上したものでございますが、過去1年間の実績から前年度に比べ25万2,000円の減額を見込んだものでございます。
以上、歳入合計につきましては、4ページにお示しのとおり4億1,909万8,000円となるものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
河井美久議長 本案についての質疑を求めます。
石川敏子議員。
5番石川敏子議員 予算の中で1つには、コロナ対策に関わる影響額、先ほどもちょっと言っていましたが、そのようなものはどういったところに影響が出ているのか、明らかにしていただきたいと思います。
それと、2つ目には、斎場使用料について、先ほども大幅な減少ということでありますが、コロナの影響でどのように見ているのか、またコロナだけではないのではないかと思うのですが、どういう状況なのかを明らかにしてください。
以上です。
河井美久議長 事務局長。
奈良光雄事務局長 議案第2号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計予算についてのご質疑に順次お答えいたします。
まず、コロナ対策に関わる影響額ということでございますけれども、予算書8ページ、9ページの2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、10節需用費の消耗品費におきまして、感染拡大を防止するために必要な消耗品の購入費用を計上しております。具体的には、感染者の火葬を行うために必要な消耗品として、防護服、フェイスシールド、マスク、ゴム手袋、シューズカバー、床消毒用消毒液、噴霧器などでございます。また、斎場利用者の感染拡大を防ぐための消耗品として、アルコール消毒液、スタンド、アクリル板などの購入費用を計上しております。
次に、6ページの使用料についてでございます。このうち新型コロナウイルスの影響が大きいと思われますのは、3目待合室等使用料でございます。昨年4月の緊急事態宣言以降、埼葛斎場では火葬参列者の人数をなるべく少人数とするよう利用者にお願いをしております。このため、待合室や式場の利用が少なくなっているというものでございます。
また、新型コロナウイルス以外の要因といたしましては、最近では葬儀にお金をかけないということがございます。このため、組合外からの火葬件数などが大きく減少している状況でございます。
以上でございます。
河井美久議長 どうぞ。
5番石川敏子議員 すみません、再質問させていただきます。
この間大変なご苦労もあったのではないかと思うのですが、コロナでの火葬はどのぐらい、何体ぐらいあったのか。また、コロナ以外で亡くなった方で、亡くなっていますので、その人が陽性なのか陰性なのか分からずに火葬になってしまうような状況というのが出てくるのではないかと思うのですが、それはどういった証明というか、こういう人たちがいますよという判断はどういうふうになされているのか。それと、火葬に携わる職員、特に職員の感染が一番怖いのではないかと思うのです。職員の感染対策どのように行われているのか。また、感染した場合にストップになってしまうのではないかと思うのです、火葬そのものが。それこそそうなってはならないというふうに思うのですが、そこはどういう対応をしようとしているのかも含めてお答えいただければと思います。
以上。
河井美久議長 事務局長。
奈良光雄事務局長 再度のご質疑にお答えいたします。
埼葛斎場では現在までに新型コロナウイルス感染者の火葬を17件執行したところでございます。内訳といたしましては、春日部市にお住まいの方の火葬が10件、蓮田市が4件、白岡市が2件、杉戸町が1件でございます。
次に、亡くなられた方が新型コロナウイルスに感染しているかどうかの判断でございますが、これは病院での医師の判断に委ねるしかないものと考えております。病院ではコロナ以外の死因で亡くなられた方についても感染の疑いがあれば、医師の判断で亡くなった後にPCR検査を行っていると聞いております。また、埼葛斎場におきましてもコロナが流行する以前からひつぎの扱いについては手袋を着用して炉に納めることとしており、ご遺体の扱いには十分注意を払っている状況でございます。
それから、職員の感染対策ということでございます。感染者の火葬に当たりましては、防護服、フェイスシールド、マスク二重、ゴム手袋、シューズカバーを着用して対応しているところでございます。これらの装着したものにつきましては、その都度焼却処分としております。また、ひつぎを炉に納めた後は玄関先から炉前までのルートの床の消毒を毎回行いまして翌日の一般火葬に備えるといった状況でございます。
それから、火葬従事者が感染した場合どうするのかという質問だったかと思いますけれども、現在ご遺体の搬送業務につきましては業務委託としている状況でございます。このため、既にもう事前に仮に火葬従事者に感染者が出た場合は、至急応援をしていただくような調整を委託業者とは話をしているところでございます。
以上でございます。
河井美久議長 石川議員。
5番石川敏子議員 最後に、確認なのですが、消毒の手は上から押すのではなくて、手かざしで出るものが設置されているのではないかと思うのですが、体温を測るのに一人一人測るという、火葬しているときに待合室にいらっしゃる方もいらっしゃるのだと思うのです。外から来る人の体温の測定についてはどのようになっているのでしょうか。
河井美久議長 事務局長。
奈良光雄事務局長 先ほどのアルコール消毒液でございますけれども、まだ手押しで触れる状況のポンプしか設置はしておりません。これは今後来年度予算の中で購入していきたいというふうに考えております。あとそれから、体温を測るということについては今の段階では考えてはおりません。
河井美久議長 石川議員、よろしいですか。石川議員。
5番石川敏子議員 すみません、体温を測るのに、今いろんなところで使われているではないですか。一々こうやるのではなくて、通り過ぎれば分かる、立てば分かるみたいな、そういうのを設置する予定はないのでしょうか。
河井美久議長 事務局長。
奈良光雄事務局長 4回目の質問でございますけれども、場合によっては購入することも考えておりますけれども、あえて今の段階で予算に計上はしておりません。
以上でございます。
河井美久議長 ほかにございますか。
3番、今尾安徳議員。
3番今尾安徳議員 何点かお聞きをします。
予算書の6、7ページ、負担金についてなのですが、先ほどの説明、2億836万6,000円、前年度比で150万4,000円の減額ということでした。前々年度は4,894万円、その前の年度は5,514万4,000円の減だったと、予算上ではそうなっていたと思うのですけれども、公債費が減ってきているということもあるかと思うのですけれども、今年その減額が非常に少なかった、その理由についてお示しをいただければと思います。
2点目ですけれども、8、9ページ、需用費のうち電気料1,394万5,000円について、毎年聞いていますけれども、前年度予算と比べて多少減額となっていますけれども、減額の理由、またLED化、この新年度の予定はあるのかどうか、それについてお示しをいただきたいと思います。
最後です。12、13ページ、公債費、元金と利子合わせて6,379万1,000円ということでした。この施設は平成19年に建て替えを完了して現在に至っているということで、既に14年が経過しようとしているわけですが、この整備のために借り入れた多額の起債ももうそろそろ返済が終わるのではないかと思います。そこで、公債費の今後の償還予定について伺います。
河井美久議長 事務局長。
奈良光雄事務局長 今尾議員のご質疑に順次お答えいたします。
まず、予算書6ページ、7ページの負担金でございます。今年度負担金の減額が少なかった理由でございますが、これは公債費の額の減少が主な要因でございます。公債費の過去3年の前年度対比の額につきましては、令和元年度予算では前年度比7,970万9,000円の減、令和2年度予算では前年度比3,377万8,000円の減、今回の令和3年度予算では前年度比773万8,000円の減ということでございますので、負担金の減額に大きく影響しているものでございます。
次に、予算書8、9ページの電気料の減額理由でございます。電気料につきましては、単価が原油価格の影響を受けるため、前年度までは多少多めに計上しておりましたけれども、最近では原油価格の相場も比較的安定していることから、前年度よりも若干少なく計上しているものでございます。
次に、LEDの整備ということでございますけれども、大規模な整備は多額の費用を要するため、今回の予算におきましては、場所を限定した予算は特に計上しておりませんが、灯具の老朽化や部分的な故障の際には随時LEDに交換をしてまいりたいというふうに考えております。
次に、予算書12、13ページ、公債費についてでございます。公債費につきましては、令和2年度で既に起債6件中4件の償還が完了しておりまして、残りの2件の起債につきましても今回の予算に計上している6,379万1,000円の返済をもって全ての起債の償還が完了する予定でございます。
以上でございます。
河井美久議長 3番、今尾安徳議員。
3番今尾安徳議員 ありがとうございます。LED化については、これまでのように悪くなったところから順次交換していくということですので、今回予算に計上されていないということは理解しました。
負担金に関してなのですけれども、そうすると公債費が3年度は773万と桁が違う形で減ってきたということで負担金も大きく下がったということは分かりました。そうしますと、今後市町の負担は減少していくことになるのだと思うのですけれども、この負担金の算出根拠となっている、私の記憶では火葬業務に関わる費用の使用料に関して、修繕料含めての前に引上げがあったと思うのですけれども、償還額を除いた額としての基本的毎年必要となる市町の負担金の経費というのは、その基準とか、例えば内訳とかというのがあるのかどうか、これについてお伺いをします。
あと公債費のほうですが、令和3年度で全ての償還が終わるということで、令和4年からは公債費に関する負担金額というのはゼロになるということですけれども、やはり今このコロナの中で大変暮らしが厳しい方たちも増えているという状況だと思いますが、この公債費分で使用料の引下げをするべきではないかと思いますけれども、これについてはどうでしょうか。
河井美久議長 事務局長。
奈良光雄事務局長 再度のご質疑に順次お答えいたします。
まず、負担金でございます。埼葛斎場組合規約におきまして、組合の経費は組合事業により生ずる使用料及びその他の収入を充て、なお不足すると認められるときは組合市町が負担するというふうに定められております。今回の負担金の額2億836万6,000円から公債費の額7,379万1,000円を差し引いた額は1億3,457万5,000円でございます。この額は例年状況により変動いたしますので、今後も1億3,000万から5,000万は必要となるものというふうには考えております。この内訳といたしましては、議会費、人件費、火葬炉以外の施設の維持管理費などに充てている状況でございます。
次に、公債費でございます。公債費がなくなった分使用料を下げるべきではないのかということでございますけれども、使用料を下げますと、その分は構成市町からの負担金で賄うこととなります。使用料は納税の公平性を保つため受益者負担の観点から徴収しているものでございます。また、金額につきましても近隣の斎場と同額としているため、使用料を下げるといったことは考えてはおりません。また、斎場を利用する組合内住民の皆様からも火葬料金1万円が高過ぎるといったご意見は私が斎場に来てからは一度もございません。
以上でございます。
河井美久議長 今尾安徳議員。
3番今尾安徳議員 それでは、3度目の質疑を行います。
負担金については基準というのがしっかり決まっているというよりも、規約の中では使用料、その他の収入で足りないところだということなので、この負担金の要はそもそも基準というのはないということが分かりました。そうであるならば、今負担の公平性というお話もありましたけれども、やはり私たちは市民の暮らしが大変なときだからこそ、また長年市町の発展に尽くしてきた故人への敬意も含めて、使用料はせめて値上げ前に戻すことなどを重ねて申し上げてきました。以前にはこうした規約がありながらも市町で合意をして使用料を取ってこなかったという経過もあります。再度の再考を強く求めたいと思いますが、ただそうであれば、公債費が減少した分、将来の建て替え、斎場も公会計になっておりますので、将来の建て替えや減価償却費も計上されているわけですので、こうした建て替えや災害に備えるために一定の額積み立てておくということも市民負担軽減のためにも必要になるのではないかと思います。建て替えの時期が近づいたときにさらなる使用料の引上げをしなくて済むということも考えられると思いますが、公債費の減少分一定額を積み立てることに関する考えをお聞きします。
河井美久議長 事務局長。
奈良光雄事務局長 議員ご指摘のとおり、将来の建て替えなどの施設整備や災害の備えとして基金の積立てを行うことは大変重要なことであるというふうには考えております。現在の施設整備基金は使用料から毎年2,500万円の積立てを行っておりますが、火葬炉修繕に限定したものとなっているため、12年サイクルで積立てと取崩しを行うもので、将来の備えにはなっていないという状況でございます。特に災害に対しては緊急性を要するものであるため、構成市町から即座に負担金を受けることは非常に難しいものと想定されます。このようなことから、事務局といたしましてもある程度の資金の蓄えは必要であるというふうには考えております。ただ、公債費減少に伴う新たな積立ては、あくまでも構成市町からの負担金によるものであるため、今後それぞれの意見を聞きながら調整してまいりたいというふうには考えております。
以上でございます。
河井美久議長 ほかにありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第2号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論を求めます。
12番、栗原勇議員。
12番栗原 勇議員 12番、栗原勇です。議案第2号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計予算について、日本共産党を代表いたしまして反対の立場から討論をいたします。
平成28年度から火葬炉、式場、霊安室、待合室の使用料をそれぞれ組合内、組合外とも値上げをいたしました。火葬炉使用料は組合内で1万円となり、当時県内最高額となりました。コロナ禍で失業や減収で生活がますます困難になっている世帯が増えています。葬儀代を出すのに苦労しているという声も寄せられています。一方で市町の負担金は年々減っています。一昨年度は5,514万4,000円の減、昨年度は4,894万円の減、令和3年度は150万4,000円の減で、3年間の合計をしますと1億558万4,000円の負担金の減となっています。値上げの理由として、火葬に係る修繕費捻出のため年間2,500万円積み立てるというものでしたが、負担金を減らさないで値上げを回避できたのではないでしょうか。また、公債費は令和3年で償還完了となり、令和4年から公債費はゼロになります。市民生活が大変なときにこの公債費分で使用料の引下げができるのではないでしょうか。かつては条例上の使用料規定があるにもかかわらず、使用者が組合の市民、町民である場合には徴収をせず、組合市町が負担を肩代わりするなど極めて温かい措置を取っていました。市町民の苦しい暮らしの実態に寄り添い、長年市町の発展に貢献した方に敬意を表すことは福祉の心と考えます。
以上、使用料の引下げを求めて、議案第2号に反対といたします。
河井美久議長 ほかにありますか。
10番、海老原光男議員。
10番海老原光男議員 議席番号10番、海老原光男です。議案第2号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計予算について、賛成の立場から討論します。
今回の当初予算の総額は、歳入歳出それぞれ4億1,909万8,000円で、前年度と比較して460万6,000円の減額となっております。減額となった主な要因は、公債費が前年度と比べ773万8,000円の減額となったことであり、構成市町の負担金も150万4,000円の減額となっております。また、基金積立金も計画的なものとなっており、将来的に構成市町の負担増につながらないような予算となっていると考えます。さらには、新型コロナウイルス感染拡大を防止するための予算も新たに組み込まれていることから、適正なものと考えます。
今後も限られた財源を有効に活用し、引き続き良好な斎場運営を要望いたしまして、賛成討論といたします。
河井美久議長 ほかにございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 ないようですので、以上で討論を終結し、採決いたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
河井美久議長 起立多数です。
よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
◎議案第3号 埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるにつ
いて
河井美久議長 日程第6、議案第3号 埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。
事務局、朗読を願います。
〔事務局朗読〕
河井美久議長 本案についての説明を求めます。
石川管理者。
石川良三管理者 議案第3号 埼葛斎場組合公平委員会委員の選任につき同意を求めるについて、提案理由及びその内容につきまして説明申し上げます。
提案理由でございますが、公平委員会委員に選任していた町田知啓氏が令和3年2月1日をもって任期満了となりましたので、蓮田市から再度ご推薦いただき、引き続き町田氏を選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。
町田氏の略歴につきましては、参考資料3にお示しのとおりでございます。
よろしく同意賜りますようお願い申し上げます。
河井美久議長 本案についての質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第3号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決します。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
河井美久議長 起立全員です。
よって、議案第3号は同意することと決しました。
◎管理者の挨拶
河井美久議長 以上をもちまして、本日の日程は全部終了しました。
管理者の挨拶を願います。
石川管理者。
石川良三管理者 本日の定例会にご提案申し上げた議案3件につきまして、議員の皆様には慎重なるご審議をいただき、いずれも可決あるいは同意を賜り、厚く御礼申し上げます。議員の皆様から賜りました貴重なご意見を十分尊重し今後の斎場運営に当たってまいりますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。
議員の皆様方におかれましては、寒さ厳しき折、健康に十分ご留意をいただきご活躍されますことを心から祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました。
◎閉会の宣告
河井美久議長 以上で令和3年2月定例会を閉会します。
ありがとうございました。
なお、次回の7月定例会は7月29日木曜日を予定しておりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
(午後 2時13分)
議 長 河 井 美 久
署 名 議 員 石 川 敏 子
署 名 議 員 山 口 剛 一