議 事 日 程 (第1号)

                         令和3年7月29日(木曜日)午後1時30分開会

    開会と開議                                       
    新議員の紹介                                      
    仮議席の指定                                      
    管理者の挨拶                                      
第 1 議席の指定                                       
第 2 会議録署名議員の指名                                  
第 3 会期の決定                                       
第 4 諸般の報告                                       
第 5 副議長の選挙                                      
第 6 議案第4号上程、説明、質疑、討論、採決                         
第 7 議案第5号上程、説明、質疑、討論、採決                         
第 8 議案第6号上程、説明、質疑、討論、採決                         
    管理者の挨拶                                      
    閉  会                                        
                                              
出席議員(12名)
    1番   榛  野     博  議員     2番   河  井  美  久  議員
    3番   今  尾  安  徳  議員     4番   鈴  木  貴 美 子  議員
    5番   石  川  敏  子  議員     7番   近  藤  純  枝  議員
    8番   仁  部  前  崇  議員     9番   中  村  匡  志  議員
   10番   海 老 原  光  男  議員    11番   加  藤  一  生  議員
   12番   木 佐 木  照  男  議員    13番   鈴  木  一  利  議員

欠席議員(1名)
    6番   山  口  剛  一  議員
                                              
地方自治法第121条の規定による説明者
 管  理  者   春 日 部 市 長    石   川   良   三
 副 管 理 者   蓮 田 市 長    中   野   和   信
    〃      白 岡 市 長    藤   井   栄 一 郎
    〃      杉 戸 町 長    古   谷   松   雄
    〃      春日部市副市長    種   村   隆   久
 会 計 管 理 者   春日部市会計管理者  森   田   英   生
 代 表 監査委員              水   井   隆   治
 事 務 局 長              木   村   浩   巳
 担 当 課 長   春日部市環境政策課長 山   崎   員   弘
    〃      蓮田市みどり環境課長 松   永   恭   武
    〃      白岡市環境課長    大   橋   寛   枝
    〃      杉戸町環境課長    小 野 寺       満
                                              
職務のため出席した職員
           埼葛斎場組合事務局  山   ア       旭
           次長兼管理担当主幹



                                              
    開会及び開議の宣告
河井美久議長 ただいまから令和3年7月埼葛斎場組合議会定例会を開会いたします。
  これより本日の会議を開きます。
                                      (午後 1時30分)
                                              
    新議員の紹介
河井美久議長 このたび新たに組合議員として選出された春日部市の鈴木一利議員、蓮田市の鈴木貴美子議員、近藤純枝議員、木佐木照男議員、白岡市の中村匡志議員、加藤一生議員を紹介いたします。
  ただいまご紹介申し上げた議員のご挨拶を願います。
  まず、春日部市の議員からお願いしたいと思います。
  鈴木一利議員、お願いいたします。
鈴木一利議員 このたび埼葛斎場組合議員として春日部市より務めさせていただくことになりました鈴木一利と申します。しっかりと頑張ってまいりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
河井美久議長 続きまして、蓮田市の議員からご挨拶をお願いします。
  初めに、鈴木貴美子議員、お願いします。
鈴木貴美子議員 皆様、こんにちは。蓮田市より、このたび議会議員に選出させていただきました。2年間、大変お世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
河井美久議長 次に、近藤純枝議員、お願いいたします。
近藤純枝議員 皆様、こんにちは。蓮田市市議会議員、近藤純枝でございます。このたび埼葛斎場組合議員を拝命させていただきました。初めてでございます。皆様のご指導賜りますように、どうぞよろしくお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。
河井美久議長 次に、木佐木照男議員、お願いいたします。
木佐木照男議員 蓮田市の議会議員の木佐木照男と申します。埼葛斎場組合に今回初めて参加させていただきました。よろしくお願いいたします。
河井美久議長 続きまして、白岡市の議員からご挨拶を願います。
  初めに、中村匡志議員、お願いします。
中村匡志議員 皆様、こんにちは。白岡市選出の中村匡志と申します。白岡市の代表議員も務めております。2年間、どうぞよろしくお願いいたします。
河井美久議長 最後に、加藤一生議員、お願いします。
加藤一生議員 皆様、こんにちは。白岡市市議の加藤一生でございます。前回まで、この埼葛斎場組合の議員を務めてまいりましたが、2年の任期も終わりまして、一旦辞任させていただきまして、再びここに議員として参加させていただきます。今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
河井美久議長 ありがとうございました。
                                              
    仮議席の指定
河井美久議長 新たに議員が選出されましたので、ただいまご着席の議席を仮議席に指定いたします。
                                              
    管理者の挨拶
河井美久議長 管理者の挨拶を願います。
  石川管理者。
石川良三管理者 本日は、令和3年7月埼葛斎場組合議会定例会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様には公私ともご多忙にもかかわらずご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
  今定例会にご提案申し上げます議案は、令和2年度決算認定について1件、令和3年度補正予算について1件及び人事案件について1件の3議案でございます。
  議員の皆様におかれましては、慎重審議の上、認定、可決あるいは同意を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
                                              
    議席の指定
河井美久議長 日程第1、議席の指定をいたします。
  会議規則第3条第2項及び第3項の規定により、ただいまご着席の仮議席を議席に指定いたします。
                                              
    会議録署名議員の指名
河井美久議長 日程第2、会議録署名議員の指名をいたします。
  会議規則第73条の規定により、
    7番  近 藤 純 枝 議員
    8番  仁 部 前 崇 議員
 を指名します。
                                              
    会期の決定
河井美久議長 日程第3、会期の決定を議題といたします。
  この際、お諮りいたします。
  7月定例会の会期は本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
河井美久議長 異議なしと認めます。
  よって、会期は本日1日間と決しました。
                                              
    諸般の報告
河井美久議長 日程第4、諸般の報告をいたします。
  地方自治法第121条の規定により、本定例会における説明者の出席を求めたところ、お手元に配付してあるとおり報告がありましたので、ご了承願います。
                                              
    副議長の選挙
河井美久議長 日程第5、副議長の選挙を行います。
  この際、お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
河井美久議長 異議なしと認めます。
  よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決しました。
  お諮りいたします。指名方法につきましては、議長が指名することにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
河井美久議長 異議なしと認めます。
  よって、議長が指名することに決しました。
  副議長に4番、鈴木貴美子議員を指名します。
  お諮りいたします。ただいま副議長に指名した鈴木貴美子議員を当選人として定めることにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と言う人あり〕
河井美久議長 異議なしと認めます。
  よって、ただいま指名した鈴木貴美子議員が副議長に当選されました。
  ただいま副議長に当選された鈴木貴美子議員が議場にいらっしゃいますので、会議規則第31条第2項の規定により、副議長当選の告知をいたします。
  当選された鈴木貴美子議員の副議長就任のご挨拶をお願いします。
鈴木貴美子議員 ただいま、議長から指名推選いただき、副議長の任を賜りました鈴木貴美子でございます。このような大役を仰せつかりまして心より感謝申し上げますとともに、大きな職責に身の引き締まる思いでございます。埼葛斎場組合の皆様の負託にお応えできるよう、議員の皆様のご指導、ご鞭撻を賜りながら、議長を補佐し、円滑な議会運営に努めてまいりたいと思いますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
河井美久議長 ありがとうございました。
                                              
    議案第4号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算認定について    
河井美久議長 日程第6、議案第4号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算認定についてを議題といたします。
  事務局、朗読を願います。
                 〔事務局朗読〕
河井美久議長 本案についての説明を求めます。
  事務局長。
木村浩巳事務局長 議案第4号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算認定につきまして、決算書、成果に関する説明書並びに参考資料により、その主な歳入歳出の状況を説明申し上げます。なお、前年度決算との比較につきましては、参考資料をご参照願います。
  初めに、歳入についてご説明申し上げます。決算書6ページ、7ページを御覧ください。1款分担金及び負担金、1項1目負担金でございますが、調定額、収入済額ともに2億987万円でございます。なお、構成市町の負担割合など詳細につきましては、決算附属資料3ページのとおりでございます。前年度比較では、参考資料1に記載のとおり、4,894万円の減となっております。減額となった主な理由でございますが、歳出での公債費の減額が主な要因となっております。
  次に、2款使用料及び手数料、1項使用料でございますが、調定額、収入済額ともに1億2,630万4,870円でございます。内訳でございますが、1目斎場使用料が6,986万1,000円、2目小動物炉使用料が1,574万9,000円、3目待合室等使用料が4,064万5,000円、4目財産使用料が4万9,870円でございます。前年度比較では266万8,000円の減となったものでございます。減額の主な理由でございますが、小動物の火葬件数の減、待合室等使用料の減が主な要因となっております。火葬実績詳細につきましては、説明書の4ページから11ページのとおりでございます。
  次に、3款財産収入、1項財産運用収入でございますが、調定額、収入済額ともに2万6,327円でございます。この財産収入は、施設整備基金の預金利子でございます。前年度比較では1,944円の減となっております。減額となった主な理由でございますが、施設整備基金預金利子で、定期預金額の減によることが主な要因でございます。
  次に、4款1項1目繰入金でございますが、調定額、収入済額ともに7,260万円でございます。前年度比較では6,968万5,000円の増となっております。繰入金は火葬炉等の修繕費用に充てるため、施設整備基金を取り崩して繰り入れるものでございますが、令和2年度は火葬炉4基の修繕を実施したため増額となったものでございます。
  次に、5款1項1目繰越金でございますが、調定額、収入済額ともに3,738万8,719円でございます。この繰越金は、令和元年度から令和2年度への繰越金でございます。前年度比較では1,038万3,701円の増となっております。
  次に、6款諸収入、1項1目雑入でございますが、調定額、収入済額ともに148万6,711円でございます。施設内の自動販売機設置電気実費代や骨つぼセット代でございます。前年度比較では25万615円の減となっております。減額の主な理由ですが、骨つぼセットの減が主な要因でございます。
  以上、歳入合計欄のとおり、調定額、収入済額ともに4億4,767万6,627円となったものでございます。前年度比較では2,820万8,142円の増となったものでございます。
  続きまして、歳出についてご説明申し上げます。決算書8ページ、9ページを御覧ください。1款1項1目議会費でございますが、予算現額113万9,000円に対し、支出済額は100万5,059円で、不用額は13万3,941円、執行率88.24%でございます。
  議会費は、議員報酬、議長交際費及び会議録の印刷製本に要する経費となっております。不用額につきましては、交際費支出が少なかったことや会議録の印刷ページが見込みより少なかったことが主な要因でございます。
  次に、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費でございますが、予算現額1億1,814万5,000円に対し、支出済額は1億1,199万656円で、不用額は615万4,344円、執行率94.79%でございます。支出済額の前年度比較では、参考資料1、裏面になりますが、2,261万5,446円の減となっております。減額となった主な理由でございますが、職員の退職や人事異動などによる給与、職員手当の減及び修繕費の減によるものでございます。
  支出の主な内訳を申し上げますと、1節報酬から4節共済費までは、管理者1名及び副管理者4名と職員7名の人件費でございます。不用額につきましては、人事異動等により職員手当などが減少したことが主な要因でございます。
  次に、10節需用費につきましては、消耗品費、光熱水費及び修繕料などでございます。不用額につきましては、光熱水費の支出が見込みより少なかったことが主な要因でございます。
  次に、10ページ、11ページをお開きください。12節委託料につきましては、備考欄に記載のとおりで例年と同様に行っておりますが、一番下の表示システム保守点検委託料につきましては、令和2年度より実施したものでございます。不用額につきましては、契約差金などでございます。
  次に、2目施設整備基金費でございますが、予算現額6,364万1,000円に対し、支出済額は同額の6,364万1,000円となっております。支出済額の前年度比較では795万2,000円の増となっております。施設整備基金費は、毎年度の計画的な積立てのほか、前年度の繰越金や契約差金などの余剰金を積み立てたものでございます。
  決算書15ページを御覧ください。基金残高につきましては、財産に関する調書の3、基金の表にありますとおり、令和2年度末残高は1億7,036万8,679円でございます。また、年度別の基金積立額等の状況につきましては、参考資料3のとおりとなります。
  恐れ入ります。決算書12ページ、13ページにお戻りください。3款事業費、1項1目事業管理費でございます。予算現額1億8,648万7,000円に対し、支出済額は1億8,038万1,091円で、不用額は610万5,909円、執行率96.73%でございます。支出済額の前年度比較では9,505万8,352円の増となっております。増額となった主な理由でございますが、火葬炉の改修計画に基づき、4基の火葬炉の改修を実施したことによるものでございます。事業費につきましては、火葬業務に必要な経費で、消耗品費、燃料費、修繕料、運営のための委託料及び備品購入費となります。不用額の主なものは、10節需用費で、燃料費が見込みより少なかったことが主なものでございます。
  次に、4款1項公債費でございますが、予算現額7,152万9,000円に対し、支出済額は7,152万7,985円で、不用額は1,015円でございます。支出済額の前年度比較では3,377万7,398円の減となっております。なお、令和2年度末の未償還元金につきましては、参考資料2の合計欄のとおり6,367万8,000円でございます。
  歳出合計欄のとおり、予算現額4億5,109万2,000円に対し、支出済額は4億2,869万5,291円で、不用額は2,239万6,709円、執行率95.24%となるものでございます。支出済額の前年度比較では4,661万5,525円の増となっております。
  恐れ入ります。14ページを御覧ください。実質収支に関する調書となります。歳入総額4億4,767万6,627円、歳出総額4億2,869万5,291円、歳入歳出差引残額、実質収支額ともに1,898万1,336円となるものでございます。
  以上をもちまして、令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算認定の提案説明といたします。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
河井美久議長 引き続きまして、監査委員から決算審査の報告をお願いします。
  水井代表監査委員。
水井隆治代表監査委員 代表監査委員の水井でございます。毎月、加藤議員と例月出納検査を行っておりますが、これより決算審査の報告を申し上げます。
  詳細につきましては、お手元に配付いたしました令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算審査意見書のとおりでございます。去る6月25日、当斎場会議室におきまして、地方自治法第233条第2項の規定により、決算審査を実施いたしました。
  審査の対象は、令和2年度埼葛斎場組合一般会計歳入歳出決算並びに決算附属書類として、埼葛斎場組合一般会計歳入歳出決算事項別明細書、それと実質収支に関する調書及び財産に関する調書でございます。
  審査の方法につきましては、決算書及び決算附属書類が関係法令に準拠して作成されているか、また予算が適正かつ効率的に執行されているか、決算書の計数が正確であるかということにつきまして、関係諸帳簿及び証拠書類との照合等を確認するとともに、関係職員から説明を聴取するなどにより審査を実施したところでございます。
  その結果、審査に付された決算書及び決算附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成され、またその計数も関係諸帳簿及び証拠書類と符合しており、予算執行は適正であると認めるところでございます。
  決算の総額につきましては、歳入が4億4,767万6,627円、歳出が4億2,869万5,291円で、歳入歳出差引残高は1,898万1,336円でございます。また、令和2年度末の組合債の残高は、6,367万8,000円という状況になっております。
  結びといたしまして、全国的に財政状況が厳しい中でございます。各構成市町におきましても、さらなるコスト削減が求められていると思います。本組合におきましても、職員一丸となって一層の効率化に努めるとともに、限られた財源を有効に活用し、健全な財政運営を図られるよう要望いたしまして、決算審査報告とさせていただきます。
  以上でございます。
河井美久議長 ありがとうございました。
  それでは、本案についての質疑を求めます。
  13番、鈴木一利議員。
13番鈴木一利議員 埼葛斎場組合一般会計決算質疑を執り行ってまいります、春日部市の鈴木一利でございます。議案第4号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算におきまして、私、本議会より、先ほどご紹介いただきましたけれども、この組合議員として務めさせていただくことになりましたので、基本的なことも含めて何点か伺ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
  まず1点目、決算書6ページから7ページ、歳入から5款繰越金3,738万8,719円につきまして、こちら前年度からの繰越金を含んだ決算となっているようですが、では過去5年間ぐらいの繰越金の推移と、そもそもこの繰越金の内容と使途について伺ってまいります。
  2点目、同じく決算書6ページから7ページ、歳入から1款分担金及び負担金2億987万円につきまして、こちらの負担金の算出根拠と積算内容について伺ってまいります。
  3点目、決算書10ページから11ページ、今度は歳出のほうから2款総務費、1項総務管理費、2目施設整備基金の6,364万1,000円につきまして、まずはこの積立ての目的を再度確認させていただき、積立額の内訳を伺い、積立額と内訳につきましては、過去5年間ぐらいの推移も伺っておきたいと思っております。
  また、この過去5年間での仮に取崩し等があったようであれば、その額と主な使途につきまして伺ってまいります。
  まず1回目、以上になります。
河井美久議長 事務局長。
木村浩巳事務局長 議案第4号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算認定についてのご質疑に答弁申し上げます。
  初めに、決算の6ページ、7ページの繰越金の令和2年度を含む過去5年間の推移を申し上げます。平成28年度が2,152万6,551円、平成29年度が2,876万5,155円、平成30年度が3,148万9,435円、令和元年度が2,700万5,018円、令和2年度が3,738万8,719円でございます。また、繰越金につきましては、前年度予算の執行残でございまして、限られた財源を有効に活用するため、緊急的な施設修繕に対応するための財源として毎年度施設整備基金へ積み立てをしているものでございます。
  次に、決算書6ページ、7ページの分担金及び負担金の算出根拠ですが、負担金につきましては、埼葛斎場組合規約におきまして、「組合の経費は、組合事業より生ずる使用料及びその他の収入を充て、なお不足すると認められるときは、組合市町が負担する」と規定されております。そして、その額の100分の50を世帯割、100分の50を人口割とする規定となっております。令和2年度を例に申し上げますと、各市町の負担金総額が2億987万円でしたので、世帯割と人口割の対象額がそれぞれの100分の50の1億493万5,000円となります。その額に前年度の10月1日における組合市町の世帯数総数に対する各市町の世帯数の割合で算出した額、それと組合市町の総人口に対する各市町の人口の割合で算出した額の合計額が各市町の負担金額となるものでございます。
  次に、決算書10ページ、11ページの施設整備基金についてですが、施設整備基金につきましては、施設の整備等に要する経費の財源に充てるために設置したものでございまして、その使途は、改修を含む施設整備となるものでございます。積立金につきましては、火葬炉の計画的な修繕を行うための積立てとしまして、使用料から2,500万円、その他施設全体の整備等を対象といたしまして基金の預金利子及び前年度繰越金を財源として積立てをしているところでございます。
  過去5年間の積立金額の推移でございますが、平成28年度が4,468万2,000円、平成29年度が4,764万1,000円、平成30年度が5,861万6,000円、令和元年度が5,568万9,000円、令和2年度が6,364万1,000円でございます。
  次に、過去5年間の施設整備基金の繰入額、取崩額とその使途ですが、平成28年度が5,832万2,000円繰り入れいたしまして、排気ファンの修繕などの火葬設備の修繕に充当しております。平成29年度が1,369万2,024円取崩ししておりまして、主燃バーナーコンバスターの修繕など火葬設備の修繕、また待合室テーブル、椅子等の修繕等に充当しているところでございます。平成30年度が2,548万8,000円を取り崩しまして、バーナー周辺のガス機器の修繕など火葬炉設備の修繕に充当しております。令和元年度が291万5,000円を取崩しいたしまして、小動物火葬炉の主燃炉耐火れんが等の修繕などの火葬炉設備の修繕に充当しております。令和2年度が7,260万円取崩しいたしまして、火葬炉4基の耐火れんがの積替え修繕に充当しております。
  なお、火葬炉の修繕につきましては、12年間をワンサイクルとする火葬炉修繕計画を策定いたしまして、計画に基づき修繕を実施しているところでございます。
  以上です。
河井美久議長 13番、鈴木一利議員。
13番鈴木一利議員 ありがとうございました。様々ありがとうございました。
  では、2回目の質疑を行ってまいります。2回目につきましては、繰越金についてちょっと伺ってまいります。今回、決算繰越金額が3,738万8,719円というものが提出されております。基本的に繰越金、しかも各市町からの当然そういった赤字負担金という部分もありながらの中での繰越金ということなので、私なんかは、例えばこの繰越金額を翌年度の歳入に入れて、翌年度の負担金、各市町の負担金の減額、いわゆる相殺という考え方の中で精算していくという考え方もあるのではないのかなと思っておりますが、この辺の組合の見解を伺ってまいります。
  また、先ほどのご説明の中で、この繰越金での使徒の中におきまして、施設整備基金に繰り入れてありますというようなご答弁がございました。当然こちらにつきましては私も、必要不可欠な施設においての修繕ですので、仮に修繕を行うような必要があれば、それはもう粛々と行っていただくべきであると思っております。
  実は私はちょっとだけ懸念をしておりますのは、このような形で繰越金を施設整備基金への繰入れということが、では規約等のどこに記載をされているのかななんて思ったときに、なかなか明記されているところが私にはちょっと見つからなかったもので、となりますと、施設整備基金条例には、施設の整備に要する、先ほどご説明ありましたとおりです、施設の整備に要する経費の財源に充てるために設置となっていると、その中でこの繰越金を施設整備基金に繰り入れているということも行っているとなってまいりますと、そもそもこの繰越金の使途の意味が、もしかしたら不明瞭、分かりづらくなってしまわないかとの心配がございます。例えば施設整備基金条例が、それこそ埼葛斎場組合規約等に明確な記載等も必要であれば、そのような形で改正させていくのが筋ではないのかなと思ったりもしております。この辺の組合でのお考えはどのようなお考えでしょうか。
  以上、2回目となります。
河井美久議長 事務局長。
木村浩巳事務局長 お答えいたします。
  まず、令和2年度の決算の歳入における繰越金につきまして簡単にご説明いたします。繰越金につきましては、ご承知のように、令和元年度の会計年度が終了いたしまして、令和2年度へ持ち越す金額でありまして、いわゆる令和元年度の決算上の剰余金という扱いになろうかと思います。繰越金の取扱いにつきましては、持ち越した年度の歳入とするために補正予算に計上することになります。この際、収支バランスを取る必要がありますので、補正予算においては歳出を増額するなどの予算編成が必要となってまいります。本組合におきましては、毎年度全額を施設整備基金へ積み立ててきており、後年度の施設修繕等の財源として活用させていただいております。また、このようなことから、結果的には後年度の市町負担金の軽減につながっているものというふうに考えております。
  また、繰越金の使途といたしましては、その2分の1以上を基金に積み立てることができるものと法的にも定められております。また、特定の目的を持った基金への積立てとなりますので、その使途は明確なものとなっております。なお、基金につきましては、この組合におきましても基金条例を制定しておりまして、その位置づけは明確にしているところでございます。
  以上です。
河井美久議長 13番、鈴木一利議員。
13番鈴木一利議員 ありがとうございました。
  では、施設整備基金につきまして、当然先ほど来ご説明があったとおり、施設の大幅改修や建て替えを目的にしているというふうになっております。それでは、この現施設の建て替えや大幅改修の計画についてはどのようになっているのか伺ってまいります。
  また、2点目といたしましては、この3回目の質疑で、今回の質疑のまとめ的な質疑になりますけれども、この埼葛斎場組合の歳入は、規約に、先ほどございましたとおり、組合事業により生ずる使用料及びその他の収入を充てて、なお不足すると認められたときに組合市町が負担するというふうなご説明がございました。となりますと、歳入の柱というのは当然使用料及び手数料となってくると。私は、この使用料につきましては受益者負担、またこの必要不可欠な施設使用という部分があります、またある意味公益サービス等の観点において近隣斎場とのご検討した結果が現在の使用料になっているのかなと思っております。
  もう一方で、なお不足が認められるときの負担金の考え方につきましては、様々な視点からの検討があってもよろしいのではないかと思っているところでございます。それは、負担金は当然各市町からの市民の皆様方、町民の皆様方からの税金から支出をされている以上は、やはりこれは慎重審議があって、検討があってよろしいのではないのか。先ほどご説明があったとおり、現状では世帯割と人口割での割合をもって各市町が負担するというふうになっております。今後この辺の、この規約の部分というのは、どれぐらい前からこうなっているのかと私ちょっと調べていないのですけれども、このような今社会情勢の中におきまして、やはり検討というものも必要ではないかなと思っております。そのような形で例えば、こちらにつきましては、負担金の均等割とか、また処理件数割というところを導入しているような斎場もあるようでございます。そのような形で、埼葛斎場がより長期にわたって安定した形で持っていくためには、この負担金の考え方というものを再度検討する必要があるのかなと思っておりますけれども、この辺につきましての斎場組合の見解はいかがでしょうか。
  以上で私の質疑を終わります。
河井美久議長 事務局長。
木村浩巳事務局長 では、お答えいたします。
  まず、現施設の建て替えや改修の計画でございますが、火葬炉につきましては、先ほど申し上げましたように、12年をワンサイクルとする修繕計画を策定いたしまして計画的に修繕をしているところでございますが、施設全体に対する計画は、現時点では策定しておりません。議員ご指摘の計画でございますが、現在の埼葛斎場組合の斎場につきましては、平成19年に改築オープンいたしまして、それ以来15年が経過しようとしております。本施設につきましては、人生の終焉の場として、市民生活におきましてなくてはならない施設でありまして、将来にわたって安定稼働が求められている施設でございます。このようなことから、長期的な視野に立った施設運営が必要ではなかろうかというふうに考えておるところでございます。このため、施設の状況を調査いたしまして、主要設備の改修等の計画、改修に係る費用、これらをまとめます施設の中長期保全計画の策定などが必要ではないかというふうに考えているところでございます。今後、他組合施設の計画などを参考としながら調査研究してまいりたいと考えております。
  また、施設の維持管理、大規模改修等につきましては、多くの費用を要するものでございまして、組合市町の負担金に影響を及ぼすものでございますので、検討に際しましては組合構成市町との協議を進めてまいりたいというふうに考えております。
  次に、市町負担金の積算方法についてでございますが、議員ご指摘のように、他の組合では人口割または人口割と均等割の併用、あるいは処理件数を併用した事例など多種多様でございます。組合負担の見直しについてでございますが、市町負担金の負担割合につきましては、組合の基本的な事項を定める組合規約において定められております。組合規約につきましては、地方自治法の定めるところによりまして、それぞれの組合の構成市町の協議によりまして組合規約案を策定し、構成市町の議会の議決を経て県知事の許可を得ているものと認識しております。本組合の負担割合におきましても同様の経過を経たものであり、長年にわたり脈々と引き継がれてきたものと考えております。
  また、規約の変更につきましても、自治法の規定によりまして、構成市町の協議により改正案が策定され、構成市町の議会議決を経て、基本的には知事の許可を得ることになります。
  このような手続を鑑みますと、ご指摘の負担割合の見直しにつきましては、いずれかの組合構成市町よりその必要性が提起された場合において、構成市町間において、社会情勢の変化や各負担割合の課題等を踏まえた協議を行う必要があろうかと思います。その結果として改正の必要性が生じた場合に、所定の手続を講じることになるものと考えております。
  以上です。
河井美久議長 ほかに質疑はございますか。
  5番、石川敏子議員。
5番石川敏子議員 5番の石川です。2020年度埼葛斎場組合一般会計の決算について、何点かご質問をいたします。
  6ページ、7ページの、先ほども負担金の話が出ていましたが、負担金について、決算意見書でも、負担金が前年度比で18.9%も大幅に減少しています。これについて、減少した理由というのもあるのだと思うのですが、これまでの最高額と最低額、今回が最低額なのかなというふうに思いますが、年度別に最高額と最低額、また過去5年間の平均額はどのぐらいの負担があったのかを明らかにしてください。
  2つ目には、使用料についてです。使用料については、意見書では266万8,000円の減となっています。過去の最高額と最低額、この直近での5年間の平均ではどのぐらいの使用料になっているのか。また、値上げ前、7,000円という時期もあるわけですが、この値上げ前の使用料はどうであったのか、どのぐらい開きがあるのか、その点を明らかにしてください。
  それと、8ページ、9ページの修繕料について、411万7,028円のこの内容について、修繕費の内容を明らかにしてください。
  4つ目には、10ページ、11ページの委託料について、説明書の中では制限付一般競争入札において、制限とありますが、その制限の基準と落札率について明らかにしてください。
  それと、5つ目については、12、13ページにあります公債費について、2021年度で全て公債費が、借金がなくなるということになるのだろうと思うのですが、これまでの最高額と最低額が公債費どのぐらいだったのか、今後どういうふうに考えているのか、その点も明らかにしてください。
  以上です。
河井美久議長 事務局長。
木村浩巳事務局長 議案第4号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算認定についてのご質疑に順次お答えしてまいります。
  まず、決算書6ページ、7ページの負担金でございます。こちらにつきましては、過去5年間の負担金の最高額、最低額、平均を申し上げます。まず、最高額が平成29年度の3億1,409万8,000円、最低額が令和2年度の2億987万円、過去5年間の平均額が2億8,176万円となっております。
  次に、同じく決算書6ページ、7ページの使用料でございます。こちらにつきましても、過去5年間の使用料につきまして申し上げます。最高額が平成30年度の1億2,932万7,000円、最低額が令和2年度の1億2,630万4,000円、過去5年間の平均が1億2,803万6,000円でございます。
  また、料金改定前の使用料につきましては、平成27年度の使用料で申し上げますと、9,862万8,000円となっております。
  次に、決算書8ページ、9ページ、10節需用費の修繕料411万7,028円の内容でございますが、斎場施設の各種修繕でございまして、主なものを申し上げますと、式場壁紙貼り替え等修繕が157万3,540円、PASですけれども、電気関係で負荷開閉器、電気事故の保護装置になります、こちらの更新修繕が93万600円、エレベーターの修繕が78万7,600円、貯水槽の修繕が45万1,335円でございます。このほか、公用車の整備や給水管修理等との合計になります。
  次に、決算書10ページ、11ページ、委託料の制限付一般競争入札における制限につきましては、清掃委託、植栽管理委託、空調設備点検委託、消防設備点検委託の4件がございまして、全て構成市町の入札参加資格者名簿に登録されている者のうち構成市町内に本店を有する者としておるものでございます。
  落札率につきましては、清掃委託が83.66%、植栽管理委託が95.12%、空調設備点検委託が92.65%、消防設備点検委託が82.29%となっております。
  次に、決算書12ページ、13ページ、公債費のこれまでの最高額と最低額でございますが、最高額は平成21年度で元利合わせまして2億1,979万6,134円、最低額は令和2年度で元利合わせまして7,152万7,985円でございます。
  なお、償還につきましては、議員ご指摘のとおり、令和3年度で完済になります。その後の借入れについては、現在のところ予定はしておりません。
  以上でございます。
河井美久議長 5番、石川敏子議員。
5番石川敏子議員 再質問させていただきます。
  先ほどの負担金の考え方で質疑もありましたが、負担金について、公債費が今年度でなくなるという中で、負担金の考え方をどういうふうに考えていくのか、全く借入れをせずに全部負担金で賄っていくのか。基本は使用料2,500万円は改修費用として基金に積み立てていくのだということでありましたが、2,500万円では間に合わないのだと思うのですね、これから改修計画も立てるのだと思うのですが、その考え方をどういうふうに検討していくのか、その点を明らかに、改修計画を含めて、負担金の考え方、各自治体による負担金をどういうふうに考えていくのかというのを、どう考えているのか、明らかにしていただきたいと思います。
  それと、使用料についてなのですが、使用料については、今回コロナの影響も相当あったのではないかというふうに思っているのですが、コロナの影響がこの使用料にどういうふうに影響されているのか、その点を明らかにしていただきたいのと、前回私、質問の中で、自動の検温器とか、そういうものを入れていく必要があるのではないかというふうに言った経緯があるのですが、そこは具体的にはどういうふうになったのか、その点も明らかにしておいてください。
  それと、使用料の、県内でも使用料いろいろあると思いますので、使用料の県内状況を明らかにしていただきたいのと、また火葬費用を無料にしているというところもあるということなので、そこはどこなのかを明らかにしてください。
  それから、以前はここも無料だったわけですよ、7,000円のときに無料だった時期が、結構長い期間あったというふうに思っているのですが、この負担金が大幅に減っていく中で、無料に戻すべきではないかというふうに思っているのですが、その点は全く検討なされていないのかどうか。せめて7,000円のところまで戻すとかという、そういう考えはないのかどうかも含めて明らかにしてください。
  以上です。
河井美久議長 事務局長。
木村浩巳事務局長 順次お答えしてまいります。
  まず、借入金についてですが、借入金につきましては、一般的には大規模改修や建て替え等の整備に関しまして借入れが可能となっておりますが、通常の運営経費に関しましての借入れは難しいものと認識しているところでございます。したがいまして、通常の運営経費に関しましては、埼葛斎場組合規約におきまして、組合の経費は、組合事業により生じる使用料及びその他の収入を充て、なお不足すると認められるときは、組合市町で負担するとされておりますので、組合市町の負担金による対応となると考えてございます。
  また、将来的な大規模改修や建て替えの際には、起債は有効な財源でございますので、選択肢の一つとして捉えることになるかと思います。ただし、利子償還という負担も発生しますので、施設整備基金の状況などを踏まえて総合的に判断していく必要があるものと考えております。
  次に、新型コロナウイルス感染症によります使用料への影響についてでございますが、火葬件数あるいは待合室利用件数等の令和元年度と令和2年度の比較から推察いたしますと、組合内の火葬件数が約3%ほど増加しております。しかしながら、待合室の件数は前年度と同様でございます。このようなことから、新型コロナウイルス感染拡大防止によります待合室の借り換え、失礼しました、借り控え、あるいは少人数での火葬参列等が考えられるということでございます。なお、埼葛斎場では、感染防止のために火葬参列者を可能な限り少人数とするようお願いしてきております。こういった背景もあろうかと思います。
  また、組合外につきましては、火葬の減少以上に待合室の利用が減となっていることから、同様の傾向にあるのではないかと思っております。
  また、新型コロナウイルス感染症との関係性については不明確でございますが、社会的な動向として通夜、告別式を執り行わず、ごく限られた親しい方で火葬のみを行うシンプルな葬儀スタイルが増加しているようでございます。本斎場におきましても、霊安室におきましてご家族のみでお別れをして火葬を行う事例も、令和元年度と比較して増加している状況でございます。
  また、今年の2月、定例会で石川議員のほうからご指摘いただきました、自動の手の消毒器あるいは検温器のご質疑があったわけですけれども、当時の答弁では、自動の消毒器につきましては今年度予算で対応する、検温器につきましては現在のところ考えていないというような答弁であったと記憶しております。そういった関係上、今年度自動の手先消毒器につきましては購入いたしまして、斎場入り口に設置をしているところでございます。検温器につきましては、今のところ考えてはいないところでございます。
  次に、県内の使用料の状況でございますが、斎場施設を持つ一部事務組合と近隣自治体における区域内の大人の火葬料で申し上げます。一部事務組合では、埼葛斎場組合を含め9組合ございますが、このうち火葬料が本組合と同様に1万円の組合につきましては6組合となっております。ほかに2つの組合が7,000円、1組合が5,000円となっておりまして、無料施設はございません。近隣の自治体では、越谷市は本組合と同額の1万円、川口市は3万円、さいたま市は7,000円となっております。県内の無料施設につきましては、川越市の斎場のみとなります。
  次に、本組合における無料の時期でございますが、昭和48年度から平成19年4月28日までの間におきまして、組合内の火葬に限り利用者負担はありませんでした。その後、組合内の大人の火葬料で申し上げますと7,000円、平成28年度より1万円の使用料をいただいているところでございます。
  次に、使用料の減額あるいは無料化についてでございますが、利用者からの一定の使用料をいただくことにつきましては、受益者負担の観点から必要なことと考えております。料金につきましても、県内の斎場と同等でございますので、適正な額と考えております。このようなことから、使用料の引下げ、あるいは無料化につきましては考えていないところでございます。
  以上です。
河井美久議長 5番、石川敏子議員。
5番石川敏子議員 再々質問をさせていただきます。
  負担金の考え方なのですが、普通の修繕については一般の中から出していく、一般のというか、出していくということなのですが、借金をするかどうかということについても、計画がない限りは今後どうなるかは全く見えてこないのではないかというふうに思うのです。15年経過したと、建物を建てて15年経過して、この建物があとどのぐらいもつのかというのもあるのだと思うのです。毎年毎年大きい修繕も関わってきますから、やっぱりきちんと修繕計画が見えるようになっていないと負担金がどうなるのかというのも見えてこないのではないかというふうに思うのです。今年度で全く借金がなくなるという中でありますので、やっぱりそこはきちんと計画立てる必要があるのではないかというふうに思うのですが、その点はどういうふうになるのでしょうか。検討しますということだけなのでしょうか。
  以上です。
河井美久議長 事務局長。
木村浩巳事務局長 この埼葛斎場組合施設の今後の維持計画、修繕計画等につきましては、先ほど鈴木議員の質疑の答弁に申し上げたとおり、この施設を安定的、継続的に使用していくためには、そのような計画が大変重要であるというふうに考えております。そういったことから、今後その計画策定につきまして構成市町と協議を進めてまいる予定でございます。
  以上です。
河井美久議長 ほかに質疑はありませんか。
                 〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第4号についての質疑を終結いたします。
  これより討論に入ります。討論を求めます。
  3番、今尾安徳議員。
3番今尾安徳議員 3番、今尾安徳です。議案第4号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算認定について、日本共産党議員を代表して反対の立場から討論をします。
  今の質疑に対するお答えの中で、負担金に関しては5年間の平均額が2億8,176万円、その5年間の中で最高額、最低額を比較しても、29年度約3億1,500万円ですか、から最低額が令和2年度2億987万円というところまで下がっています。使用料の平均は5年間で1億2,000万円台を、最高額、最低額にいっているということで、使用料は変化ありませんが、平成27年度値上げ前と比較をすると、やはり1億円超えると、27年度は9,862万8,000円ということですので、1億円を切っておりました。また、公債費は令和3年度で完済となりますけれども、最高額が21年度約2億2,000万円、令和2年度は7,152万8,000円ぐらいまで下がってきているということが分かりました。市町の負担金は下がり続けて、公債費の返済も令和3年度で完済となります。
  火葬炉使用料では、以前は12歳以上で7,000円だったものが1万円の値上げで、県内の9組合の中で6組合となる1万円、県内最高額と並んでしまいました。12年間で約3億円の火葬炉修繕費用がかかり、年間2,500万円の収入増を図る必要があると、この導入の際に話がありました。当時、各市町で負担している分担金及び負担金の中で案分をしますと、春日部市では約1,500万円、蓮田市では約400万円、白岡市では約315万円、杉戸町では約285万円の負担で値上げを回避することができました。
  かつては、条例上の使用料規定があるにもかかわらず、使用者が組合市町の民である場合には徴収をせず、組合市町が負担を肩代わりするなど、極めて温かい措置を取っていました。コロナ禍によって、国民の生活はさらなる苦難を強いられ、所得が激減している世帯も増えています。消費税の増税も生活苦に拍車をかけています。亡くなられた方にこれまでの市町への貢献に感謝と敬意を表す意味でも、現在の国民生活を考えた上でも、受益者負担とおっしゃいますが、国民の負担率、この間ずっと上がり続け、約半分というような報道もあります。料金を上げるのではなく、むしろ無料化や、せめて値上げ前に引き下げるべきです。
  以上を指摘して、この議案に反対します。
河井美久議長 ほかにありますか。
  10番、海老原光男議員。
10番海老原光男議員 議席番号10番、海老原光男です。議案第4号 令和2年度埼葛斎場組合一般会計決算認定について、賛成の立場から討論いたします。
  今回の決算は、歳入が約4億4,767万円で前年度より約2,820万円の増となっております。主に公債費の減により分担金及び負担金や、コロナ禍の状況で待合室使用料等が減となりましたが、火葬炉の修繕に対応するための施設整備基金からの繰入金が増となったため、全体で増となったものによるものです。
  また、歳出が約4億2,869万円で前年度より約4,661万円の増となっております。これは主に借入金の償還計画に基づき公債費が減となりましたが、火葬炉の修繕計画に基づき4基の修繕に要する経費や火葬業務などの委託料などが増額となったため、全体として増となったものです。
  令和2年度決算においても、施設の安定的かつ安全な運営に向けた計画的な修繕等を実施するなど、適正な予算執行となっています。
  今後も斎場施設の計画的な修繕が予想されるところであります。限られた財源を有効かつ効果的に活用しながら、さらなる利用者サービスの向上と良好な斎場運営に努められるよう要望しまして、賛成討論といたします。
  以上です。
河井美久議長 ほかにありませんか。
                 〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 ないようですので、以上で討論を終結し、採決します。
  本案について賛成の議員の起立を求めます。
                 〔起立多数〕
河井美久議長 起立多数です。
  よって、議案第4号は認定されました。
  ここで、水井代表監査委員は所用のため退席いたします。
                                              
    議案第5号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)につい
           て

河井美久議長 日程第7、議案第5号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。
  事務局、朗読を願います。
                 〔事務局朗読〕
河井美久議長 本案についての説明を求めます。
  事務局長。
木村浩巳事務局長 議案第5号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)につきまして説明申し上げます。
  補正予算書の1ページを御覧ください。今回の補正予算につきましては、第1条第1項のとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ898万1,000円を追加し、歳入歳出ともに4億2,807万9,000円とするものでございます。
  次に、補正の内容につきまして説明いたします。まず、歳入でございます。8ページ、9ページを御覧ください。5款1項1目繰越金の補正額につきましては、令和2年度決算で歳入歳出差引残額が1,898万1,336円と確定いたしましたので、当初予算との差額898万1,000円を増額するものでございます。
  次に、歳出でございます。10ページ、11ページを御覧ください。2款総務費、1項総務管理費、2目施設整備基金費におきまして898万1,000円を増額するものでございます。増額の理由につきましては、今後の緊急的な火葬炉等の施設修繕に対応するため、施設整備基金へ積み立てるものでございます。
  次に、12ページ、13ページを御覧ください。第2表、債務負担行為補正につきましては、財務会計システム保守委託、定期報告点検調査委託につきまして、複数年契約をするため設定するものでございます。
  以上で令和3年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)の提案説明といたします。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
河井美久議長 本案についての質疑を求めます。
  5番、石川敏子議員。
5番石川敏子議員 5番の石川です。補正予算(第1号)について1点だけお尋ねをいたします。
  5ページにあります財務会計システム保守委託料、5年間分ということなのですが、前の委託料から半分ぐらい金額が落ちているのではないかというふうに思うので、この減額になっている委託料の中身と、それとこれは随意契約でいくのでしょうか、その点はどのように考えているのか明らかにしてください。
  以上です。
河井美久議長 事務局長。
木村浩巳事務局長 議案第5号 令和3年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)についてのご質疑に答弁いたします。
  補正予算書5ページ、債務負担行為、財務会計システム保守委託業務についてでございますが、このシステム保守につきましては、予算の執行管理、予算編成、決算書の作成などを行う財務会計システムの使用を含めた保守委託契約となっております。現在使用しているシステムにつきましては、サーバーなどの電算機器を業者側が保有し、職員がそこにアクセスして使用する、いわゆるクラウド型のサービス提供となっております。この業務委託では、専門のヘルプデスクによりまして、システムにトラブルが発生した場合の対応や組合職員からの使用方法等に対する問合せなどに対応することを随時行っているところでございます。
  債務負担行為の限度額でございますが、契約方法や契約の相手方につきましては今後検討していくものですが、基本的には現在のシステムを継続して使用することが経済的かつ効率的なものと考えもございます。しかしながら、限度額の範囲で同種同様のほかのシステムの導入の可能性も探りながら検討を進めてまいりたいと考えております。
  いずれにいたしましても、補正予算の議決を経た後に、限度額の範囲で、経済性、効率性の視点から組合にとって最も有利なものと契約できるよう手続を進めてまいりたいと考えております。
  以上です。
河井美久議長 5番、石川敏子議員。
5番石川敏子議員 すみません。再質問させていただきます。
  今、前回契約した中身から大幅に減少しているということですよね、金額が。新たに別な、例えば競争入札にかけるとか、そういうことになるのだとしたらば、減らした金額で限度額を計上しているので、そこはどういうふうに考えられているのか。随契でしかないのではないかなというふうには思うのだけれども、そこは、今のお答えだと、減少している理由がお答えいただけなかったかなと思いますので、そこをもう一度お答えください。
  以上。
河井美久議長 事務局長。
木村浩巳事務局長 お答えいたします。
  債務負担行為の限度額につきましては、現在の契約内容と同種同様の機能を保ちつつ、最も経済的なものとなるように算定をしたものでございます。先ほども申し上げましたように、今後はこの限度額の中で新たなシステム導入の可能性もしくは現在のシステムと同様のものを引き続き使用していく、両面から慎重に検討してまいりたいと考えております。
  以上です。
河井美久議長 ほかに質疑はございませんか。
                 〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、以上で議案第5号についての質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論を求めます。
                 〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 討論がないようですので、以上で討論を終結し、採決します。
  本案について賛成の議員の起立を求めます。
                 〔起立全員〕
河井美久議長 起立全員です。
  よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
                                              
    議案第6号 埼葛斎場組合監査委員の選任につき同意を求めるについて
河井美久議長 日程第8、議案第6号 埼葛斎場組合監査委員の選任につき同意を求めるについてを議題とします。
  事務局、朗読を願います。
                 〔事務局朗読〕
河井美久議長 ここで、地方自治法第117条の規定により、11番、加藤一生議員の退席を求めます。
                 〔11番 加藤一生議員退席〕
河井美久議長 本案についての説明を求めます。
  石川管理者。
石川良三管理者 議案第6号 埼葛斎場組合監査委員の選任につき同意を求めるについて、提案理由及びその内容につきまして説明を申し上げます。
  提案理由でございますが、白岡市選出の埼葛斎場組合議員で議会選出の監査委員であった加藤一生氏が令和3年6月3日をもって組合議員を辞職し、同氏が改めて埼葛斎場組合議員に選出されたので、引き続き加藤一生氏を監査委員に選任いたしたく、地方自治法第196条第1項及び埼葛斎場組合規約第12条第2項の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。
  加藤議員におかれましては、令和元年7月から令和3年6月までの組合議会選出監査委員を務められておりますことから、監査委員には適任と確信をしております。
  加藤議員の略歴につきましては、参考資料4にお示しのとおりでございます。よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。
河井美久議長 本案についての質疑を求めます。
                 〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 質疑がないようですので、議案第6号についての質疑を終結します。
  これより討論に入ります。討論を求めます。
                 〔「なし」と言う人あり〕
河井美久議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決します。
  本案について賛成の議員の起立を求めます。
                 〔起立全員〕
河井美久議長 起立全員です。
  よって、議案第6号は同意することに決しました。
                 〔11番 加藤一生議員着席〕
                                              
    管理者の挨拶
河井美久議長 以上をもちまして、本日の日程は全部終了しました。
  管理者の挨拶を願います。
  石川管理者。
石川良三管理者 本日の定例会にご提案申し上げました議案3件につきまして、議員の皆様におかれましては慎重なるご審議をいただき、いずれも認定、可決、同意を賜り、厚く御礼を申し上げます。議員の皆様から賜りました貴重なご意見を十分尊重し、今後の斎場運営に当たってまいりますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。
  議員の皆様におかれましては、暑さ厳しき折、健康に十分ご留意をいただきご活躍されますことを心から祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました。
                                              
    閉会の宣告
河井美久議長 以上で令和3年7月定例会を閉会いたします。
  ありがとうございました。
  なお、次回の2月定例会は令和4年2月9日の開催が予定されておりますので、ご協力をお願いいたします。
  本日は大変お疲れさまでした。
                                      (午後 2時50分)


 議     長   河  井  美  久

 署 名 議 員   近  藤  純  枝

 署 名 議 員   仁  部  前  崇