議 事 日 程 (第1号)
令和6年7月26日(金曜日)午後1時30分開会
開会と開議
新議員の紹介
仮議席の指定
管理者の挨拶
第 1 議席の指定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 会期の決定
第 4 諸般の報告
第 5 議案第9号上程、説明、質疑、討論、採決
第 6 議案第10号上程、説明、質疑、討論、採決
第 7 議案第11号上程、説明、質疑、討論、採決
第 8 議案第12号上程、説明、質疑、討論、採決
管理者の挨拶
閉 会
出席議員(12名)
1番 永 田 飛 鳳 議員 2番 今 尾 安 徳 議員
3番 金 子 進 議員 4番 豊 嶋 遥 議員
5番 原 田 壽 々 子 議員 6番 阿 部 雅 一 議員
7番 齋 藤 齊 議員 8番 江 口 栄 子 議員
9番 野 々 口 眞 由 美 議員 11番 加 藤 一 生 議員
12番 諸 根 善 昭 議員 13番 鈴 木 一 利 議員
欠席議員(1名)
10番 河 井 美 久 議員
地方自治法第121条の規定による説明者
管 理 者 春 日 部 市 長 岩 谷 一 弘
副 管 理 者 蓮 田 市 長 山 口 京 子
〃 白 岡 市 長 藤 井 栄 一 郎
〃 杉 戸 町 長 窪 田 裕 之
〃 春日部市副市長 白 子 高 史
会 計 管 理 者 春日部市会計管理者 樋 口 智
代 表 監査委員 水 井 隆 治
事 務 局 長 中 島 拓
担 当 課 長 春日部市リサイクル 小 林 和 彦
衛 生 課 長
〃 蓮田市みどり環境課長 町 井 孝 行
〃 白岡市環境課長 伊 藤 真 州
〃 杉戸町環境課長 伊 坂 泰 重
職務のため出席した職員
埼葛斎場組合事務局 山 ア 旭
次長兼管理担当主幹
埼葛斎場組合事務局 小 泉 勝 美
管 理 担当主査
埼葛斎場組合事務局 森 田 真 澄
管 理 担当主査
◎開会及び開議の宣告
金子 進議長 ただいまから令和6年7月埼葛斎場組合議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
(午後 1時30分)
◎新議員の紹介
金子 進議長 このたび新たに組合議員として選出されました春日部市の鈴木一利議員、阿部雅一議員をご紹介いたします。
ただいまご紹介申し上げました議員のご挨拶を願います。
初めに、鈴木一利議員。
鈴木一利議員 春日部市の鈴木でございます。どうかよろしくお願いいたします。
金子 進議長 次に、阿部雅一議員。
阿部雅一議員 同じく春日部市の阿部雅一と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
金子 進議長 ありがとうございました。
◎仮議席の指定
金子 進議長 新たに議員が選出されましたので、ただいまご着席の議席を仮議席に指定いたします。
◎管理者の挨拶
金子 進議長 次に、管理者のご挨拶を願います。
岩谷管理者。
岩谷一弘管理者 本日は、令和6年7月埼葛斎場組合議会定例会をお願い申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては公私ともご多用にもかかわらずご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今定例会にご提案申し上げます議案は、条例の一部改正についてが1件、令和5年度決算認定についてが1件、令和6年度補正予算についてが1件、人事案件について1件の4議案でございます。
議員の皆様におかれましては、慎重審議の上、認定、可決あるいは同意を賜りますようお願いを申し上げます。開会に当たっての挨拶とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
◎議席の指定
金子 進議長 日程第1、議席の指定をいたします。
会議規則第3条第2項及び第3項の規定により、ただいまご着席の仮議席を議席に指定いたします。
◎会議録署名議員の指名
金子 進議長 日程第2、会議録署名議員の指名をいたします。
会議規則第73条の規定により、
8番 江 口 栄 子 議員
9番 野々口 眞由美 議員
を指名いたします。
◎会期の決定
金子 進議長 日程第3、会期の決定についてを議題といたします。
この際、お諮りいたします。
7月定例会の会期は本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
金子 進議長 ご異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日間と決しました。
◎諸般の報告
金子 進議長 日程第4、諸般の報告をいたします。
地方自治法第121条の規定により、本定例会における説明者の出席を求めたところ、お手元に配付してあるとおり報告がありましたので、ご了承願います。
◎議案第9号 埼葛斎場組合監査委員に関する条例の一部改正について
金子 進議長 日程第5、議案第9号 埼葛斎場組合監査委員に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案について提案説明を求めます。
中島事務局長。
中島 拓事務局長 議案第9号 埼葛斎場組合監査委員に関する条例の一部改正について、提案理由及びその内容について説明申し上げます。
議案書1ページを御覧ください。初めに、提案理由でございますが、地方自治法の一部改正に伴い、請求または要求による監査の規定を改正したく提案するものでございます。
次に、条例の改正点について説明申し上げます。議案書2ページを御覧ください。表中の第4条第1項及び第2項の規定において引用している地方自治法第243条の2の2の規定が243条の2の8に条移動したことに伴い改正を行うものでございます。
附則につきましては、この条例の施行期日を公布の日からとするものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
金子 進議長 本案について質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
金子 進議長 質疑がありませんので、以上で議案第9号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
金子 進議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決をいたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
金子 進議長 起立全員であります。
よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
◎議案第10号 令和5年度埼葛斎場組合一般会計決算認定について
金子 進議長 日程第6、議案第10号 令和5年度埼葛斎場組合一般会計決算認定についてを議題といたします。
本案について説明を求めます。
中島事務局長。
中島 拓事務局長 議案第10号 令和5年度埼葛斎場組合一般会計決算認定について、決算書並びに参考資料により、主な歳入歳出の状況を説明申し上げます。なお、前年度決算との比較につきましては、参考資料1をご参照願います。
初めに、歳入より説明申し上げます。決算書6、7ページ、併せて参考資料1の歳入の表を御覧ください。1款分担金及び負担金、1項負担金、調定額、収入済額とも1億8,794万2,000円で、各構成市町からの負担金でございます。前年度比較では、主に燃料費の高騰や斎場施設長寿命化計画策定業務委託など、令和5年度特有の事務執行の費用に充てるため増額となったものでございます。なお、構成市町の負担割合など詳細につきましては、決算附属資料3ページのとおりでございます。
2款使用料及び手数料、1項使用料、調定額、収入済額とも1億4,193万7,790円で、斎場使用料等でございます。前年度比較では、高齢化を背景に火葬件数が伸びてきており、それを受けまして待合室の利用件数も増加したことから、増額となったものでございます。
3款財産収入、1項財産運用収入、調定額、収入済額とも4万2,111円で、施設整備基金利子でございます。
4款繰入金、1項繰入金、調定額、収入済額とも5,577万円で、火葬炉の修繕を行うための施設整備基金からの繰入金でございます。火葬炉につきましては、火葬炉整備修繕計画により各年度別に計画的な修繕を実施しており、毎年度修繕内容が異なることから、前年度比較では増額となったものでございます。
5款繰越金、1項繰越金、調定額、収入済額ともに3,328万1,314円で、令和4年度から令和5年度への繰越金でございます。
6款諸収入、1項雑入、調定額、収入済額とも113万9,955円で、骨つぼセット代などでございます。
歳入合計でございますが、予算現額4億1,522万1,000円、調定額、収入済額ともに4億2,011万3,170円で、予算現額に対する執行率は101.18%でございます。
次に、歳出につきまして説明を申し上げます。決算書8、9ページ、併せまして決算資料1の歳出の表を御覧ください。1款議会費、1項議会費、1目議会費、支出済額98万8,528円の主なものは、1節報酬79万7,228円で、組合議会議員への報酬でございます。不用額15万8,472円の主なものは、9節交際費におきまして、議長交際費の支出がなかったことによるもの及び10節需用費において、議会会議録のページ数の減によるものでございます。
2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、支出済額1億2,506万9,848円の主なものは、1節報酬から4節共済費までの管理者1名、副管理者4名と、職員7名の人件費のほか、10節需用費2,146万6,830円で、消耗品費、光熱水費及び修繕料、決算書10ページ、11ページ、12節委託料3,550万9,913円で、清掃、空調設備点検委託料、斎場施設長寿命化計画策定業務委託料などでございます。不用額815万6,152円の主なものは、10節需用費における電気料におきまして、国の電気・ガス価格激変緩和対策事業により、料金が割引されたことによるものでございます。
また、決算書10ページ、11ページ、12節委託料におけるホームページ管理委託料におきまして、ホームページの更新回数が想定より少なく済んだこと、除雪委託料におきまして、除雪回数が想定より少なく済んだことによるものでございます。
2款総務費、1項総務管理費、2目施設整備基金費、支出済額9,367万2,000円は、毎年度の計画的な積立てのほか、前年度の繰越金や契約差金などの余剰金を積み立てるものでございます。
決算書15ページを御覧ください。基金残高につきましては、財産に関する調書の3、基金の表にありますとおり、令和5年度末残高は1億9,063万2,679円でございます。また、年度別の基金積立額などの状況につきましては、参考資料2のとおりでございます。
恐れ入りますが、決算書12ページ、13ページにお戻りいただければと思います。2款総務費、2項委員費、1目委員費、支出済額13万9,000円の主なものは、1節報酬13万9,000円で、監査委員2名、公平委員3名への報酬でございます。不用額15万5,000円につきましては、公務災害補償等認定委員会、公務災害補償等審査会、個人情報保護審査会が開催されなかったことによるものでございます。
3款事業費、1項事業管理費、1目事業管理費、支出済額1億6,585万7,154円の主なものは、10節需用費8,721万454円で、火葬炉用燃料の燃料費や火葬炉設備修繕などの修繕料、12節委託料7,854万円で、火葬業務委託料などでございます。不用額1,116万7,846円の主なものは、10節需用費における燃料費におきまして、国の電気・ガス価格激変緩和対策事業により、都市ガスの料金が割引されたことによるものでございます。
歳出合計でございますが、予算現額4億1,522万1,000円、支出済額3億8,572万6,530円で、執行率といたしましては92.90%でございます。
実質収支につきましては、決算書14ページを御覧ください。歳入歳出差引残額につきましては3,438万6,640円となり、翌年度へ繰り越すべき財源はございませんので、実質収支額は3,438万6,640円でございます。
以上、令和5年度埼葛斎場組合一般会計決算認定の提案説明といたします。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
金子 進議長 続きまして、監査委員から決算審査の報告をお願いします。
水井代表監査委員。
水井隆治代表監査委員 代表監査委員の水井です。毎月、加藤委員と例月出納検査を実施しているところでございますが、これより決算審査のご報告を申し上げます。
詳細につきましては、お手元に配付いたしました令和5年度埼葛斎場組合一般会計決算審査意見書のとおりでございますが、去る6月25日に当斎場会議室におきまして、地方自治法第233条第2項の規定によりまして、決算審査を実施いたしました。
審査の対象は、令和5年度埼葛斎場組合一般会計歳入歳出決算並びに決算附属書類といたしまして、埼葛斎場組合一般会計歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書と財産に関する調書でございます。
審査の方法につきましては、決算書及び決算附属書類が関係法令に準拠して作成されているかどうか、また予算が適正かつ効率的に執行されているか、決算書の計数が正確であるかといったことにつきまして、関係諸帳簿及び証拠書類との照合等を確認するとともに、関係職員から説明を聴取することなどによりまして審査を実施したところでございます。
その結果、審査に付されました決算書及び決算附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成され、かつその計数も関係諸帳簿及び証拠書類と符合しておりまして、予算執行は適切であると認めるところでございます。
決算の総額につきましては、歳入が4億2,011万3,170円、歳出が3億8,572万6,530円であり、歳入歳出差引残高及び実質収支ともに3,438万6,640円でございます。
また、令和6年3月末の基金残高につきましては、1億9,063万2,679円となっております。
結びといたしまして、全国的に財政状況が厳しい中でございますが、各構成市町におかれましても、さらなるコスト削減が求められているかと思います。本組合におきましても、職員が一丸となって一層効率化を図るとともに、限られた財源を有効活用し、令和5年度に作成されました、お手元にあると思いますけれども、埼葛斎場組合斎場施設長寿命化計画に基づきまして、計画的に修繕等を実施するなど、健全な財政運営が図られますよう要望いたしまして、決算審査報告とさせていただきます。
以上でございます。
金子 進議長 ありがとうございました。
それでは、本案についての質疑を求めます。
8番、江口議員。
8番江口栄子議員 8ページと9ページのところで質問します。総務費の中の一般管理費の需用費、電気料について1,530万107円とのことですが、予算との差異は、電気代高騰の影響はあったのか質疑いたします。
金子 進議長 1問でよろしいですか。
8番江口栄子議員 いや、3問あるのですけれども、全部言ってしまったほうがいいですか。
金子 進議長 いや、では一問一答。では、答弁願います。
中島事務局長。
中島 拓事務局長 議案第10号 令和5年度埼葛斎場組合一般会計決算認定についてのご質疑に答弁申し上げます。
決算書8、9ページ、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、10節需用費における電気料について、予算との差異でございますが、令和5年度電気料の予算額は3,005万5,000円、決算額は1,530万107円で、差額は1,475万5,893円でございます。
次に、電気代高騰の影響についてでございますが、令和5年度予算編成時は原油価格の高騰が続き、電気料も高騰していた時期であったことから、価格変動の予測が難しい状況にございました。また、国の電気・ガス価格激変緩和対策事業につきましても決定がされていなかったため、予算編成ではその時点での所要額を計上せざるを得ず、結果といたしまして不用額が生じたところでございます。
以上でございます。
金子 進議長 ほかにございますか。
8番、江口栄子議員。
8番江口栄子議員 12ページ、13ページのところで質疑します。事業費の中の需用費のうち燃料費2,736万8,882円について、予算との差異は、燃料費高騰の影響はこの年度でどうでしたか。よろしくお願いします。
金子 進議長 答弁願います。
中島事務局長。
中島 拓事務局長 決算書12、13ページ、3款事業費、1項1目事業管理費、10節需用費における燃料費について予算との差異でございますが、令和5年度燃料費の予算額は4,873万8,000円、決算額は2,736万8,862円で、差額は2,136万9,118円でございます。
次に、燃料費高騰の影響についてでございますが、先ほど答弁いたしました電気料と同じように、価格変動の予測が難しい状況にあり、その時点での所要額を計上いたしましたが、結果として不用額が生じたところでございます。
以上でございます。
金子 進議長 ほかにございますか。
8番、江口栄子議員。
8番江口栄子議員 委託料についてなのですけれども、委託料、火葬業務委託について、この間の契約額の推移はどうでしたか。お願いします。
金子 進議長 中島事務局長。
中島 拓事務局長 決算書12、13ページ、火葬業務委託の契約額の推移についてのご質疑に答弁申し上げます。
平成29年度から令和元年度までの3年契約での契約額は1億4,061万6,000円でございます。委託の内容につきましては火葬業務及び待合室湯茶サービス業務でございます。令和2年度から令和4年度までの3年契約の契約額は、2億3,020万8,000円でございます。増額となった理由につきましては、火葬業務及び待合室湯茶サービス業務に新たに通夜管理業務を追加し、さらにそれまで別契約としておりました火葬炉設備保守点検業務と熱交換器清掃業務を火葬業務委託に含めたことによるほか、消費税が8%から10%になったことによるものでございます。
令和5年度から令和7年度までの3年契約の契約額は、2億3,172万6,000円でございます。増額となった理由につきましては、火葬業務、通夜管理業務、待合室湯茶サービス業務、火葬炉設備保守点検業務及び熱交換器清掃業務に、それまで別の業務委託としていた残灰処理委託を火葬業務委託に加えたことによるものでございます。
以上でございます。
金子 進議長 ほかに質疑ございますか。
2番、今尾安徳議員。
2番今尾安徳議員 何点かお聞きをします。議案第10号 令和5年埼葛斎場組合一般会計決算認定について、決算書6、7ページ、分担金及び負担金の負担金1億8,794万2,000円について、主要な施策の成果に関する説明書の3ページには、市、町別の人口割、世帯割の割合と一般負担金の額が表として示されております。人口割と世帯割では微妙に市町村の負担割合の違いが見られますが、この2種類の負担金の割合がこうなっている理由です。また、参考資料1では、前年度比較で4,962万6,000円の増額となっていますが、この理由についてお示しをいただきたいと思います。
同じページですけれども、使用料及び手数料について、収入済額として1億4,193万7,790円、参考資料1を見ると内訳は書いてありますけれども、全てにおいて増額となっているということで、先ほど火葬件数の増加などもあったようですけれども、この増額の理由、また今後の見通しはどうなっているのか。
主要な施策の成果に関する説明書では、4、6ページに墓地埋葬法9条の減免が記されておりますが、これについて説明をお願いします。
次に、10、11ページ、委託料について、主要な施策の成果に関する説明書の12、13ページにそれぞれの委託業者や契約方法が掲載されております。組合内の受注が春日部市、蓮田市、杉戸町はありますが、この年度の実績として組合内事業者の入札参加状況がどうなっていたのか、お願いします。
同じページの施設整備基金費9,367万2,000円、参考資料2によると、取崩し額が5,577万円、令和6年度の見込みも示されておりますが、今年も取崩しもあるものの積立額が1億近くなっています。この理由についてお願いをします。
金子 進議長 答弁願います。
中島事務局長。
中島 拓事務局長 議案第10号 令和5年度埼葛斎場組合一般会計決算認定についてのご質疑に答弁申し上げます。
初めに、決算書6、7ページ、負担金の算出方法を人口割と世帯数割、2つの計算方法にしている理由についてでございますが、その経緯や理由につきましては現在記録が残っておらず詳細は分かりませんが、組合設立当初からこの算出方法を用いており、設立当時の協議により決められたものと認識をしてございます。
次に、前年度比較で4,962万6,000円の増額となった理由でございますが、主に燃料費の高騰や、斎場施設長寿命化計画策定業務委託の実施といった令和5年度特有の事務執行の費用に充てるため増額となったものでございます。
続きまして、決算書6、7ページ、使用料の増額の理由と今後の見通しについての質疑に答弁申し上げます。増額の理由につきましては、高齢化を背景に火葬件数が増加し、待合室の利用件数も増加したことによるものでございます。今後の見通しにつきましては、人口の多い世代、いわゆる団塊の世代の高齢化に伴い、2040年頃に火葬件数のピークを迎えるものと想定しているところでございます。
続きまして、主要な施策の成果に関する説明書の4及び6ページ、墓地埋葬法第9条の減免についてのご質疑に答弁を申し上げます。墓地埋葬法第9条第1項では、死体の埋葬または火葬を行うものがないとき、または判明しないときは、死亡地の市町村長がこれを行わなければならないと規定されております。例えば組合内の市町内で発見されたご遺体で、ご遺体や火葬後のお骨を引き取る方がいない場合には、構成市町の市長または町長が火葬の申請者となるところでございます。そのような場合につきましては、火葬料を徴収せず、免除としているところでございます。
続きまして、決算書10、11ページ、組合内事業者の入札参加状況についてのご質疑に答弁申し上げます。制限付一般競争入札を実施したのは6件の業務委託でございます。初めに、清掃委託でございますが、6者の応札があり、春日部市内業者5者、杉戸町内業者1者でございます。
次に、植栽管理委託でございますが、8者の応札があり、春日部市内業者7者、蓮田市内業者1者でございます。
次に、空調設備点検委託でございますが、5者の応札があり、春日部市内業者4者、杉戸町内業者1者でございます。
次に、消防設備点検委託でございますが、2者の応札があり、春日部市内業者1者、杉戸町内業者1者でございます。
次に、埼葛斎場組合斎場施設長寿命化計画策定業務委託でございますが、6者の応札があり、組合外事業者6者でございます。
次に、分析委託でございますが、5者の応札があり、組合外事業者5者でございます。
続きまして、決算書10、11ページ、施設整備基金費におきまして、積立額が1億円近くになっている理由についてのご質疑に答弁申し上げます。積立金には、毎年度計画的な積立てのほか、前年度の繰越金や契約差金などの余剰金が含まれているところでございます。令和5年度は、国の電気・ガス価格激変緩和対策事業により料金が割引されたことなどから多くの不用額を生じ、それを基金に積み立てたことにより結果として例年より多くなったものでございます。
以上です。
金子 進議長 2番、今尾安徳議員。
2番今尾安徳議員 ありがとうございました。まず、負担金についてなのですけれども、算出方法2種類って、これは協議によって決まったと、形式は特に決まっているわけではないということでしたけれども、県内の斎場組合の負担金の算出方法の現状はどうなっているのか、これについてちょっと教えていただければと思います。あと、埼葛斎場と同じところがあるのか、これについてお願いをします。
使用料及び手数料については、高齢化の中で待合室の利用も増えていると、また2040年をピークに今後も増えていくだろうということで、使用料収入は今後も増加というか、件数が増えていくと、しばらくの間は増えていくということが分かりました。
また、墓地埋葬法9条について減免の理由については分かりました。こちらは、無縁遺骨というか、引き取り手がいないという方などは、市町村が法令に基づいて行うということで、これについては分かりました。
委託料についてなのですけれども、今、ご答弁の中で春日部市や杉戸町、蓮田市などがそれぞれ組合内でできることに関しては、応札がそれなりに件数があるということは分かりました。引き続きホームページなどでも告知をしていっていると思いますけれども、よろしくお願いします。
組合内で受注できるものは何でも組合内でということで、この間もお話をしてきていると思いますし、組合としてもそういう方向でやっていることと思いますけれども、実際これ以上増やすことはなかなか難しいのか、また状況が変われば組合内でも受注できる業務が増える可能性があるような業務とかはあるのかどうかということです。また、周知方法についてはホームページなどでも周知していることと思いますけれども、どうなっているのか、これについてお願いをします。
施設整備基金費については、契約差金など、特に電気代とかガス代が予算上、先ほどの質疑の中でもあったように、予算上では所要額、当初の値段に見積もったけれども、国からの補助が下りてきたので、その分余ったということで、それが1億近くになっているということで分かりました。では、今後のこの基金費の見通しはどうなっているのか、これについてお願いします。
金子 進議長 中島事務局長。
中島 拓事務局長 決算書6、7ページ、県内の斎場組合における負担金の算出方法の現状と、埼葛斎場組合と同じところがあるのかとのご質疑に答弁申し上げます。
県内の公営斎場のうち火葬場のみを共同処理している一部事務組合は、埼葛斎場を含めて4組合あり、それぞれ経費の負担方法は全て異なっております。越生町、毛呂山町、鶴ヶ島市、鳩山町及び坂戸市で構成をしております広域静苑組合では、平等割100分の10、人口割100分の90となっております。
加須市、久喜市、幸手市及び宮代町で構成する広域利根斎場組合では、定率割、加須市100分の8、久喜市100分の8、幸手市100分の2、宮代町100分の2、人口割100分の40、利用件数割100分の40となっております。
飯能市、狭山市及び日高市で構成する広域飯能斎場組合では、均等割100分の5、人口割100分の95となっているところでございます。
続きまして、決算書10、11ページ、業務委託契約について、組合内事業者を増やすことができないかとのご質疑に答弁申し上げます。現在発注しております業務につきましては、組合内事業者で履行可能なものは、組合内に本店を有する業者などの制限をつけ入札を行っております。そのほかの専門性が高い業務などにつきましては、業務を確実に履行できることや業務の品質の確保などを優先し、設備やシステムなどを設置導入した事業者と契約を締結しているところでございます。
こうしたことから現時点では、組合内事業者を増やすことは難しいものと考えておりますが、今後新しい業務委託が増えることがございましたら、その際には組合内事業者で履行可能かどうか十分に検討していきたいと考えてございます。
また、制限付一般競争入札の周知方法につきましては、埼葛斎場組合の公式ホームページで公開しているほか、構成市町のホームページにも埼葛斎場組合のホームページのリンクを貼っていただくなどのご協力をいただきまして、周知に努めているところでございます。
続きまして、決算書10、11ページ、基金積立金の今後の見通しについてのご質疑に答弁申し上げます。これまでと同様に火葬炉修繕、ワンサイクル約12年、3億円を確保するために必要な2,500万円を使用料から積み立て、その他に基金利子、契約差金及び繰越金などを積み立てていくことになるものと考えてございます。
以上でございます。
金子 進議長 2番、今尾安徳議員。
2番今尾安徳議員 ありがとうございました。
それでは、最後1点だけについてお聞きをしますけれども、まず2種類の負担金の割合で、ほかの県内の4組合の中で定率だとか平等割だとかというのがあるというのを、私も改めて確認をしました。ここの埼葛斎場は、世帯割と人口割ということでいうと、人口割合とか世帯割合という中に比較的平等な設定になっているのかなということをちょっと改めて確認できましたので、分かりました。
また、各組合内の受注に関して、今の時点で増やすことは難しいけれども、今後そういった事業者が組合内に出てきたりとか、条件が整ったときにはということで、ぜひそこはその際には進めていっていただければということでお願いいたします。
最後の質疑なのですけども、今の状況でいうと、その負担金については、この年度が予算上増えて、決算的には余った額が多くて、積立金が1億近くになっていると、これは燃料費だとかの高騰分を予算としてあらかじめ計上していたことが余ったから非常に増えたということは分かりました。ただ、今の使用料の状況を見ても、2040年までは今後も増えていくだろうと、火葬件数についても増えていくだろうということでいうと、先ほども、前回値上げの際のときに言っていた年間2,500万円という額でいったときに、使用料も増えていくけれども、今後負担金としては予算上必要な措置がなければ、これまでもずっと減ってきたと思うのです。この間、公債費などはもうなくなっていますし、減ってきていると思うのですけれども、そういった意味でいうと、改めて確認ですけれども、やはり今のこの物価高騰の状況の中で、せめて値上げ前に引き下げるということは、しばらくの間は可能ではないかなというふうに私は思うのですけれども、引下げの検討はできないのか、これを伺って質疑を終わります。
金子 進議長 答弁願います。
中島事務局長。
中島 拓事務局長 決算書10、11ページ、使用料の引下げの検討についてのご質疑に答弁申し上げます。
この斎場施設につきましては、施設利用者の使用料、各構成市町からの負担金により運営をされており、その負担金の財源が一般財源であることからすれば、使用料、負担金いずれも基本的には構成市町の住民の皆様にご負担をいただいているものと捉えております。使用料を引き下げるとなると、その減額分は各構成市町からの負担金を増額いただいて対応する必要があり、各構成市町の住民の皆様の実質的な負担軽減にはつながらないものと考えております。
一方、斎場施設の運営は高齢化を背景に今後も火葬件数の増加が予想され、それに伴い施設の老朽化は加速度的に進行し、運営経費の増大が懸念されるところでございます。
そうしたことから斎場組合といたしましては、将来の運営経費の増大を見据えた基金への計画的な積立てのほか、令和5年度に策定した斎場施設長寿命化計画に基づき、今後の施設整備、更新を計画的、効率的に実施することで経費削減につなげる取組を進めているところでございます。こうした取組が運営経費の圧縮を実現し、ひいては構成市町の住民の皆様の負担軽減につながるものと考えております。
令和5年度決算では、国の電気・ガス価格激変緩和対策事業の実施により生じた不用額を施設整備基金へ積み立てたことにより、例年より大きな積立額となりましたが、将来、その基金を有効に活用することで、各構成市町からの負担金を抑え、住民の皆様の実質的な負担軽減につなげていきたいと考えております。こうした考えは、埼葛斎場組合規約第13条、組合の経費は組合事業により生じる使用料及びその他収入を充て、なお不足が認められるときは組合市町が負担するという規定に沿うもので、施設の適切な運営及び受益者負担の観点から、利用者の皆様から一定の使用料をいただくことは必要なことであると考えており、使用料の引下げの検討は行っていないところでございます。
以上でございます。
金子 進議長 ほかに質疑ございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
金子 進議長 質疑はないようですので、議案第10号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論を求めます。
12番、諸根善昭議員。
12番諸根善昭議員 12番、諸根善昭です。議案第10号 令和5年度埼葛斎場組合一般会計決算認定について、日本共産党を代表して、反対の立場から討論します。
火葬炉使用料は、12歳以上で7,000円だったものが、2016年から1万円に引き上げました。令和5年度決算でもこれはしてあると思います。その際の理由は、10年間で約3億円の火葬炉修繕費用がかかり、年間で2,500万円の収入増が必要であるということでありました。しかし、現在は公債費の返済もなくなりました。施設整備基金の年度末積立額は、答弁にありました特殊な事情があったとはいえ1億9,063万2,679円と、前年度より3,790万2,000円と大幅に増えております。かつては条例上の使用料規定があったにもかかわらず、使用者が組合市町民である場合には、市、町が肩代わりするなど温かい配慮をしたという時期もあったと伺っております。
令和5年度の組合市町民の火葬実績は、資料に基づいて計算いたしますと、減免を除けば4,277体であります。仮に引上げ前の7,000円に戻すとしても、それに必要な費用は1,283万1,000円であります。決して組合財政の安定を損なうような額ではありません。
異常円高による物価高騰で国民の生活が苦しくなっており、国としても特別な様々な対策を行っております。こういう時期こそむしろ無料化、そこまでいかなくとも、引下げを図られる、このように考えております。
以上を指摘して、この議案に反対いたします。
金子 進議長 ほかに討論ございますか。
〔「なし」と言う人あり〕
金子 進議長 ないようですので、以上で討論を終結し、採決をいたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
金子 進議長 起立多数であります。
よって、議案第10号は認定されました。
ここで、水井代表監査委員には所用のため退席いたしますので、お願いいたします。
◎議案第11号 令和6年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)につ
いて
金子 進議長 日程第7、議案第11号 令和6年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。
本案について説明を求めます。
中島事務局長。
中島 拓事務局長 議案第11号 令和6年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)につきまして説明申し上げます。
補正予算書1ページを御覧ください。歳入歳出予算の補正につきましては、第1条第1項のとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,438万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億4,150万7,000円とするものでございます。
続きまして、歳出の補正内容につきまして説明申し上げます。8、9ページを御覧ください。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費125万2,000円の増につきましては、職員手当等を増額するものでございます。
2款総務費、1項総務管理費、1目施設整備基金費2,313万4,000円の増につきましては、令和5年度繰越金が確定したことにより、一般管理費の補正分を除いた額を施設整備基金に積み立てるものでございます。
続きまして、歳入の補正内容につきまして説明申し上げます。恐れ入ります、6、7ページにお戻り願います。5款1項繰越金、1目繰越金2,438万6,000円の増につきましては、令和5年度繰越金が確定したことによるものでございます。
以上で、令和6年度埼葛斎場組合一般会計補正予算(第1号)の提案説明といたします。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
金子 進議長 本案について質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
金子 進議長 質疑がないようですので、以上で議案第11号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
金子 進議長 討論がないようですので、以上討論を終結し、採決いたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
金子 進議長 起立全員であります。
よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
◎議案第12号 埼葛斎場組合監査委員の選任につき同意を求めるについて
金子 進議長 日程第8、議案第12号 埼葛斎場組合監査委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。
本案についての説明を求めます。
岩谷管理者。
岩谷一弘管理者 議案第12号 埼葛斎場組合監査委員の選任につき同意を求めるについて、提案理由及びその内容につきまして説明申し上げます。
埼葛斎場組合監査委員のうち、識見を有する監査委員、水井隆治氏は、令和6年7月28日をもって任期満了となりますので、引き続き埼葛斎場組合監査委員に選任いたしたく、地方自治法第196条第1項及び埼葛斎場組合規約第12条第2項の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。
水井氏の略歴につきましては、参考資料3にお示しのとおりでございます。よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。
金子 進議長 本案についての質疑を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
金子 進議長 質疑がないようですので、議案第12号についての質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
金子 進議長 討論がないようですので、討論を終結し、採決をいたします。
本案について賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
金子 進議長 起立全員であります。
よって、議案第12号は同意することに決しました。
◎管理者の挨拶
金子 進議長 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。
管理者のご挨拶を願います。
岩谷管理者。
岩谷一弘管理者 本日の定例会にご提案申し上げた議案全てにつきまして、議員の皆様には慎重なるご審議をいただき、いずれも認定、可決、同意を賜り、厚く御礼を申し上げます。議員の皆様から賜りました貴重なご意見を十分尊重し、今後の斎場運営に当たってまいりますので、より一層のご指導、ご協力を心からお願い申し上げます。
暑さ厳しい折、議員の皆様におかれましては、健康に十分ご留意をいただき、ご活躍されますことを心から祈念申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
◎閉会の宣告
金子 進議長 以上で令和6年7月定例会を閉会いたします。
(午後 2時22分)
議 長 金 子 進
署 名 議 員 江 口 栄 子
署 名 議 員 野 々 口 眞 由 美